劇場公開日 2015年6月20日

「息をのむ、圧倒的破壊力の傑作!!」マッドマックス 怒りのデス・ロード Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0息をのむ、圧倒的破壊力の傑作!!

2024年6月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

2015年の劇場初公開以来、2回目の鑑賞

ホントに“行って帰って来るだけ”のストーリーなのに、すさまじい映像とグイグイ引き込まれる展開に釘付けとなり、2時間があっという間

本作、なんと言っても全編通してシャーリーズ・セロンさん演じる主人公フュリオサがメチャクチャかっこイイ!!
“重要なミッション”を背負い、タンカートレーラーの“ウォー・リグ”で砂漠をひた走る彼女がとにかくカッコイイ、トム・ハーディさん演じるマックスよりカッコよくて痺れまくり、こんか感覚は久しぶりに味わいました

一歩間違えたらCGやVFXの乱用で観るに耐えないB級アクション映画になりかねない所を徹底したライブアクションと練りに練って時間をかけて撮りきったこだわりの超一級ド迫力映像に終始圧倒されます
これ、どうやって撮ったの?と聞きたくなるシークエンスやアクションも多く、正に“度肝抜く”とはこのことだなと実感
これは近年の個人ベスト級作品「トップガン マーヴェリック」「デューン砂の惑星part two」に通じる、プロデューサーや監督のCGやVFXに頼らない徹底して拘った“本物志向”の賜物だと思います、こういう作品が無くならずにずっと作り続けられることを願います

劇場初公開時の2015年に観た時もそれなりの衝撃を受けましたが、今回の2回目の方がそれを遥かに上回る面白さを感じ、その完成度の高さをあらためて実感しました

荒涼・殺伐とした砂漠での逃避行とは対象的に露出度の高い白系の衣装をまとったセクシーなワイブスの面々も印象的
リーダー格の「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のロージー・ハンティントン=ホワイトリーさん、ライリー・キーオさん、「ザ・バットマン」のゾーイ・クラヴィッツさん、コートニー・イートンさん、そしてアビー・リーさん、皆さんスタイル抜群ですごく綺麗、そんな彼女たちの自由を求めた命がけのアドベンチャーも見応えたっぷりで見どころの1つです

と、一度見たら簡単には忘れらない、何度も観返したくなる、近年稀に見る大傑作の誕生です

Jett