「狂っているけどそれがいい」マッドマックス 怒りのデス・ロード Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
狂っているけどそれがいい
U-NEXTで鑑賞。
ストーリーは過去作と比べてシンプルになっており、とても観やすい構成になっていました。バイオレンスも非常に強く、シリーズで一番と言ってもいいぐらい狂っていました(でもそれがいい!)。
登場する車やバイクはどれも個性的で、バリエーションに富んでいました。ハリネズミのような外観から、火炎放射を噴くギタリストがいるステージなど、一度見たら忘れられないぐらいのインパクトがありました。
登場人物も魅力的で、特にマックスとフュリオサの活躍に惹かれました。今作でマックス役を引き継いだトム・ハーディは正義感が強く、自由を求めて行動する姿勢がかっこよかったです。フュリオサは髪のない大胆な姿でありながらも、リーダーシップと力強さを兼ね備えた女性でした。
「女性は道具じゃない」とジョーに反抗し、美女たちと共に緑の地を目指しているところから、狂った社会の中でもわずかな希望を信じて進んでいこうとする彼女の信念を理解できました。
豪快なアクションだけでなく、不安定な世の中を生き抜いていく大切さも込められた奥深い映画になっていました。
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