「北斗の拳より北斗の拳、つまり超北斗の拳」マッドマックス 怒りのデス・ロード かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
北斗の拳より北斗の拳、つまり超北斗の拳
伝説のバイオレンスアクション・『マッドマックス』シリーズ最新作。
【ストーリー】
核戦争により荒廃した未来、科学文明は崩壊し暴力がすべてを支配する世界。
見わたすかぎりの砂漠を一人でさすらうマックス(トム・ハーディ)は、武装集団に捕縛される。
連れてゆかれたそこはシタデルとよばれた天然の強固な砦で、水源を押さえたイモータン・ジョーの一団の根拠地だった。
蔓延する免疫病患者への輸血用の血袋としてぶら下げられたマックス。
だが砦の大隊長フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が、ジョーの花嫁たちをそそのかし、巨大トラック"ウォータンク"に乗せて逃亡する。
主演をメル・ギブソンからトム・ハーディに交代し、数々の困難を乗り越えてようやく完成にこぎつけた、あのマッドマックスの新作です。
おみその回路超短絡なアナーキーヘアの劇場型悪党が銃火器、火炎放射器、釘バットを装備してわんさか登場し、意味不明にトゲトゲした部品いっぱいのネイキッドバイク、乗用車、バギー、重量トラックでヒャッハーしにくる恐るべきあのマッドマックスの続編です。
もうね、過去最凶。
そして最高のマッドマックスです。
暴力にはじまり暴力におわる、未来への種を撒いた美しきラストまで、誰もが望んでいた純度MAXの MADMAX。
その影響モロ被りした週刊少年ジャンプ連載の『北斗の拳』は、「マッドマックスよりもマッドマックス」とまで言われた、暴力マンガの世界的傑作となりました。
その北斗の拳の影響を逆輸入し、今作『怒りのデス・ロード』は「北斗の拳よりも北斗の拳」と言われた、シリーズ最高傑作となりました。
なにこのはじめの一歩のミックスアップ現象。超熱い。
この映画、本当にくりかえし製作中止にみまわれてます。
まず同時多発テロに、次にイラク戦争、このへんでメルギブの降板が決定し、CG使用やゲーム化の話題が出ては消え、キャストの度重なる変更の末、2015年にようやく公開にこぎつけました。
撮影地も当初はカリフォルニアだったのに、季節の関係でナミビアに変更。
そう、アフリカでは比較的治安のいいと言われた、近年の治安ランキングでは20位以内に必ず入るあのナミビア共和国です。ワーストの方で。
リアルマッドマックスの国で、危険なヒャッハーアクション、現場メンたち本当に大変な気持ちだっただろうなあ……。
俳優たちは動いてる車を飛び移らされるし、カメラも疾走する巨大トラックの狭い隙間から撮影させられるし、合成もありますが、それでもアナログ撮影部分がもうヤバい。
音楽のジャンキーXLも、荘厳かつワイルドな曲を提供してくれて、作品の北斗の拳純度を上げてくれてます。
監督のジョージ・ミラー、この時古希のおじいちゃんなのに、よくもこんな暴力的な映画作れるなあ。
こんな映画を好きな人間は、V8エンジン搭載のフォードを改造したインターセプターを走らせるソウドオフした2連装ショットガンを手にしたオーストラリア人を、心に飼っているにちがいない。
仲間よここに集え。
そう、次は『マッドマックス フュリオサ』ですよ!
フォロー、コメントありがとうございます😊
監督ジョージ•ミラーは最高です。
マッドマックスの世界観を表現した事は、後世に語り継がれるでしょう!マックス🟰ジョージ•ミラーですね。
かせさん、共感及びフォロー感謝です😆
マ王も「〜怒りのデス・ロード」は楽しんで鑑賞させてもらいました😁
正直、メル・ギブソン→トム・ハーディは英断だとマ王は考えてます🤔
メル・ギブソンにあのアクションは「インディー・ジョーンズと運命のダイヤル」での別の意味のハラハラになった例もあるし(老いとは恐ろしい)
今後とも宜しくお願いします🫡
てなワケで「マッド・マックス ヒュリオサ」でまた会いましょう🤣
かせさんさん、コメントありがとうございます。
確かに、あの爆走車両は主役級でしたね。
永井豪の「バイオレンスジャック」という漫画が「マッド・マックス」シリーズにも「北斗の拳」にも影響を与えているのは間違いないと、私は思っています。
こんにちは~。コメントありがとうございます。
いまいち、マッドマックスの世界観には馴染めないのですが、(北斗の拳も同じ)フュリオサはヘムクリさん目当てで期待します。
世界観と迫力とキャラが凄く良いので
『マッドマックス フュリオサ』への期待が抑えられません。
できるだけ大きいスクリーンを選んで、前のほうに座る予定です!