劇場公開日 2015年6月20日

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「この映画、世界観全てがMAD!」マッドマックス 怒りのデス・ロード だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この映画、世界観全てがMAD!

2024年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

世界観、カーアクション、迫力、何をとっても"MAD"です!!!
冒頭からラストまでずーっとクライマックスシーンを観ているような感覚の120分は、息つく暇はありません。

子供時代に観たマッドマックス3部作から30年たっての続編!パート1からはストーリーを継ぎ、パート2はカーアクションを継ぎ、パート3は世界観を継いだと個人的には感じており、過去作全てを無駄にせず生かしたパーフェクトな続編であります。アクションは現代技術を駆使しつつも、CGは使わず生スタントにとことんこだわった、傑作としか言いようがない出来栄えでした。

昔の3部作を知っている身としては、観る前に一番心配していたところとして、当然ながら主人公マックス=メル・ギブソンという印象を強く持っていました。本作は、『ダークナイト ライジング』のベイン役であったトム・ハーリーが演じましたが、心配は何のその、豪快かつ強いマックスとして名前負けせず見事に演じ切っていました。正直、主役の役者が変わった違和感全くありません。

この作品を評論しようという、ヤボなことはしてはいけないですね!なぜなら、99%アクションを楽しむ映画だからです。もー、悪役たちの容姿といい、改造車といい、攻撃といいなんて楽しいのでしょう。

そして、みーーーんな狂ってます。"MAD"です!
ボスの容姿も"MAD"
改造車も"MAD"
ギター弾きながら炎なんてびっくりキャラも登場!
(監督いわく、この映画はロックだ!を表現したかったとのこと)

とにもかくにも、この映画を27年ぶりに製作した、ジョージ・ミラー監督が一番"MAD"なことは間違いありません!撮影話では何度も何度も、悪条件が重なり延期に延期を重ねたというエピソードもあるようですが、よく完成させてくれました。監督のこだわりやマッドマックスにたいする強い愛情がひしひしと伝わってきました。

だいふく