「自宅にて鑑賞。オーストラリア産、主役をT.ハーディに変更した30年...」マッドマックス 怒りのデス・ロード 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
自宅にて鑑賞。オーストラリア産、主役をT.ハーディに変更した30年...
自宅にて鑑賞。オーストラリア産、主役をT.ハーディに変更した30年振りのシリーズ第四作、原題"Mad Max: Fury Road"。全篇、かなりイカレているが、作りはしっかり定石を踏んでおり、愉しめた。逃げて、追われて、反撃して、最後は去ると、至ってシンプルな物語乍ら、カタルシスはしっかり得られた。“イモータル・ジョー”の死様が思いの外苦しまずあっさりしておりやや不満が残るが、後の展開の為かと云い聴かせ納得。シリーズ物として敷居が低く、取っ附き易く観易い反面、深みが無いのが難点か。75/100点。
・120分の尺はシリーズ('79・'81・'85・'15)最長の上、“マックス・ロカタンスキー”と初めてフルネームでクレジットされており、アカデミーノミネートもシリーズ初となる。
・シリーズに初めて参加した監督の妻M.シクセルは、約480時間あったフィルムを3箇月を掛けて編集したという。亦、視覚効果スーパーバイザーのA.ジャクソンによると、2000以上のVFXショットがあったと云う。
・撮影は本篇の時系列通り行われ、クレジットを除くと113分、撮影に120日掛かったので、1日が本篇1分に等しいとは監督の弁。亦、T.ハーディを使い少なくともあと二作はシリーズを続けるとアナウンスされている。
・鑑賞日:2016年1月25日(月)