「家で視聴したけれど、これは映画館で見ておくべきだったと後悔した。 ...」マッドマックス 怒りのデス・ロード ばひんぽさんの映画レビュー(感想・評価)
家で視聴したけれど、これは映画館で見ておくべきだったと後悔した。 ...
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家で視聴したけれど、これは映画館で見ておくべきだったと後悔した。
生半可なストーリーなど盛り込まず、ひたすら狂気の暴走、マッドマックスらしさが全編にわたって凝縮されたすごい作品だと感じた。
個々のキャラクターが完全にずば抜けていて、ある種漫画でじっくりと戦っていくようなキャラや要素がわんさか次々と現れていくから度肝を抜かれた。呪怨の少年が成長したようなウォー・ボーイ、ドワーフ俳優、母乳係、乳首丸出しスーツ、戦闘意欲の鼓舞のエレキ、数々の戦闘改造車、棒でぴょんぴょんする輩…もうあげきれない。
何かのインタビューで「サイレント映画のよう」と言っていたが、ひたすら爆走する様や、時折入る早回し映像などがそれを思い起こさせた。
敵の下っ端かと思っていたウォー・ボーイがただのヒャッハーで終わらず、誉の死ができず悔やむ所や、赤毛の娘との接触でみせる人間らしさなどとてもいい味を出していた。
ここまで独自の路線を突っ切る映画もなかなか見られないので、好み云々以前に出会えてよかった作品だと思った。
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