イントゥ・ザ・ストームのレビュー・感想・評価
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竜巻はこわい。
久しぶりの感があるデザスタームービーである。かつて「ツイスター」(ヤン・デ・ボン監督)という映画があったが、いろいろな意味でそれをしのぐ映画になっている。
高校の卒業式を撮影しようとする高校生、竜巻を撮影しようと各地をまわっているクルー、YouTubeに投稿して一獲千金を狙う冒険野郎、とみんなカメラを持っている設定で、主観映像が多用されている。
この主観映像の効果はてきめんである。竜巻の目のなかからの撮影、屋根が吹き飛ぶ瞬間など見るべき映像がたくさんあった。
スペクタクルなシーンだけではなく、人間ドラマもしっかりしていた。
息子を救出に向かう父親の焦燥が画面に充満し、これも主観映像の効果である。
この父親を演じたのがリチャード・アーミテージ。「ホビット」とはまったく違う外観で、不器用な父親がはまっていた。
スティーブン・クォーレ監督の今後にも期待したい。
時節柄何かと
奇しくも広島での土砂災害があったばかりでその惨状をTVで目の当たりにしてからのこの映画の人家の破壊、車がひっくり返るなど
身につまされる思いだった。上映時間もコンパクトでツイスターより映像技術等が格段とよくなった分楽しめた
リアリティー溢れる映画
POV視点のディザスターパニック映画はこういう風になるんですね。
なかなかリアルでした。
本作は竜巻と闘うのではなく、竜巻から逃げるということが描かれているんです。
一般市民目線なので、恐怖感もあって良かったです。
ストーリーにはそれほど目新しさは感じず、よくある災害映画という印象ですが、アイデアが良かったので飽きたりはしません。本編も89分と短いので気安く観れる一作ではないでしょうか。
ただ、予告篇でだいぶ凄いところを見せすぎなきがしました。ラストは笑えます。
イントゥザストーム
最近の日本の災害が多いことを思うと、リアルに怖いなと思って見ることになったよ。
最近の映画と比べると時間が短いが、疲れる映画であった。
竜巻のリアルなパニック映画を思うと、ちょうどいい長さであった。
お馬鹿キャラが、いい味出して、なんだかよかったな。
なかなか
なかなか面白かった!
見終わってみると予告編で見せ過ぎだったかな、とは思うし、人間ドラマはちょっとこじんまりし過ぎだけど。
しかし、広島での被害のことを考えると、いろんな災害のことをあらかじめ考えるのは良いのかも。
しかし竜巻前の雹のシーンなどは今年の府中や調布での現実の方が映画を超えてましたね…
退屈しない。楽しめた。
パニックムービー以上でも以下でも無いが、最後まで退屈しない。楽しめた。映画館で見て正解。なかなか迫力あります。
お馬鹿キャラの奴らが笑えてなかなか良い。
他人事ではない!
相次ぐ大型台風や集中豪雨の襲来する今夏の日本の事を考えると、この作品で描かれた天変地異のような巨大竜巻が絵空事にも、他人事でもなく思えてくる。
映画で登場するハンディカメラ等で撮影された竜巻や、その自然の脅威から逃げ惑う人々の姿を見ていると、いやがうえにも臨場感が増す。
この作品が過去の竜巻映画よりも斬新なのは、タイトルが示すとおり、モンスタークラスの竜巻の中に「イントゥ」してしまうところ。
「百聞は一見に如かず」ではないが、その「目」の中は「体感」してもらうしかないと思う。
ただ本作品は単なるデザスタームービーではなく、群像劇と呼べるような幾つかの人間ドラマも並行して描かれる。
主人公である高校の教頭一家の親子ドラマや、スクープ映像を狙って竜巻の渦中に突っ込んでいくストーム・チェイサーの姿、そして動画サイトでヒーローになる為に竜巻を追う野次馬たちのコミカルなドラマ。
これらのドラマが、アメリカ中西部シルバートンを舞台に、悪夢の一日の中で繰り広げられていく。
日本も今夏の様々な天災によって亡くなったり、傷付いたり、家をはじめ大切なものを失った人々が多数いる。
「天災は忘れた頃にやって来る」のではなく、いつ起こってもおかしくないこの頃、一日一日を大事に生きていきたいと思う。
最強最悪の竜巻の中で描かれる、親子の絆。
【賛否両論チェック】
賛:モキュメンタリーチックなので、竜巻が迫ってくる臨場感が半端ない。自然の驚異を目の前にした、人間の無力さが如実に表されていて、説得力がある。
否:冒頭は何も起こらず、ホームビデオのようで結構退屈。映像がかなりブレるので、酔いやすいかも。
モキュメンタリーなので、映像は頻繁にブレます。それがまた臨場感を生むわけなんですが、逆にいうとかなり酔います。乗り物酔いしやすい方なんかには、不向きかもしれません。
ストーリーは・・・まぁ主役達が当然ながら困難に見舞われるわけでして、割りとご都合主義な展開なのは、やむを得ないところですね。そんな中で目を引くのは、“親子の絆”という意外なテーマ。子供と上手く接してこられなかったゲイリーと、素直になれなかったドニーとトレイの複雑な想い。そこに上手く重ね合わさってくる、子供を自分の親元に預けてきたアンソンの心情。そういった親子関係が、最悪の災害という困難を前にしてどう変わっていくのか、注目です。
当然ながら竜巻のシーンは圧巻ですので、その辺も是非観てみて下さい。
この夏の伏兵。
「ツイスター」か…なんて思いながらの初日鑑賞。
然し乍ら、予想外の出来に満足の一本。
この話をPOVでやるの?!と驚かされる冒頭から、それが個々の人間ドラマを一層引き立てていることへの目から鱗。
極めて現代的に、目の前の現実を切り取り積み重ねた語りの妙。
そしてその動画投稿サイトをネタ取った、愛すべきキャラのスパイス!
重く沈鬱になりがちな災害作品に、バランスをもたらしているのが見事。
最後にスケールのデカ過ぎる竜巻に圧倒される、パニック映画の新基軸。
期待以上❗️
自然災害系ディザスタームービーは大好きなので、★サービスし勝ちです。
が、本作品は予想以上に面白く、後半は手を握り締めたままでした。
力んだので少々筋肉痛…っていうのは大袈裟にしても、余りの迫力にホラー意外の映画鑑賞で珍しく心臓ドキドキ。
リアル感あったせいでしょう。
あと、リチャード・アーミティッジ、くぁ〜っこいー!!!
『ホビット』も渋くてイイけど、ヒゲのせいでいい男度が隠れてしまってたかも。
なかなか面白かった
設定は何かむちゃくちゃで、学校なのか撮影なのか親子愛なのか…
ディズニーシーのストームライダーをちょっと想像させるけど結局なんだったんだ?的な…
パニック映画としては今ひとつかも知れないけど結構楽しめた感もあったし、何も考えずに観るにはいいかも知れない
ディザスタームービーの最高峰
いい!いいですよ!これはテンション高まるなあ!
近年のディザスタームービーの中でも最高峰の出来じゃないですかね?いや本当に本当に。良かったですよ。
自分、こういう作品に凝った物語性って求めてないんですけど(ヤン・デ・ボンの『ツイスター』然り)、それでも映画としての体裁は取らなきゃならんもんですから、やっぱ前半から飛ばすってワケにゃあいかんのでしょうね。だからどうしてもキャラクター紹介や舞台設定諸々の描写にフラストレーションを募らせてしまうんです。ワタクシ的には。
早く災厄を見せろと。こっちはトルネードを観に来とるんやと。
そして、そしてそして。待ってましたの主役登場となると!これがもう!一旦竜巻が起きると一切息を付かせないという!これだよ!これこれ!これが観たかったんだよ!ていう。
人が「わーっ」て吹き飛んじゃうのはもうデフォルトですから!
自動車が当たり前に宙を舞い!
火柱が天空まで立ち上り!
飛行機が独りでにテイクオフ!しかも燃料要らず!
んー!たまらん!アホほどスケールのでかい竜巻に人類は為す術なし!ひたすら逃げ惑う!逃げ惑え!
で、こういう映画にどうしても付いて回る「中身がない」「物語がチープ」て批判なんですけども。それも分かります。でも少しお待ちと。確かにそれも分かるんですけど、今回はこのストーリー展開で良かったんじゃないかなと思いますよ。思ってます。
多少、何だか人間模様を無意味にごちゃつかせてはいるんですけど、一回『竜巻無双モード』に突入すると、キャラクター達が適材適所で自分の役割を果たしてくれてるんですよ、しっかりと。
窮地に陥ってただただ救いを求める人、それを懸命に知恵を尽くして助けてあげる人、カメラをずーっと回す人、バカなDQN、飛ばされるだけのモブ……等々。そんで主役の巨大竜巻君は大大大活躍をするワケで。
ストーリーなんてこんなんで充分なんですよ。
いっやあ~。ね。マジで圧倒されました。是非とも劇場で体感すべし!です。
スッキリしない映画鑑賞
ぶっちゃけ直前になって観るのどうするか、迷ってしまった。
それは連日テレビから流れてくる広島での土砂災害の映像が頭に残っており、映画の方は竜巻ではあるものの、天災によって被害にあい、家族や友達、日常生活を失うといった状況は共通するものがあり、そんな中でこの竜巻災害パニック映画をエンターテイメントとして果たして楽しめるのだろうかというモヤモヤがあった。
そしてそんな気持ちはやはり映画鑑賞において妨げになってしまった。
CGや手持ちカメラによるリアルな映像は複雑な心境をあおり、本来なら本作のユーモア要素である竜巻オタクの2人組のやり取りも素直に楽しむ事は出来なかった。
個人的にはこの映画を観るタイミングを完璧に間違っていたと思う。
出来れば違う時期に観たかったかも。
その辺を割り切る事が出来れば災害パニック映画としてはそこそこ楽しめるとは思う。
作品としては「ツイスター」の方が好きかな。
即物的で無味乾燥
なんかこの感じ、「ポセイドン」に似てるかな。
期待を裏切らない=想定通りの展開です。
映像表現は当然進化しててリアルなんですが、
だから何が言いたいんでしょう?
途中から、誰に死亡フラグがどう立つのかを、
考えながら見てましたが、4人も外しました(苦笑)
ある意味この夏ピッタリ
竜巻を追う視点をPOV映像にしたのはナイスアイデア。臨場感たっぷり。『クローバーフィールド』の時のような映像酔いもしないで済む。
でも後半、この手の作品で必ずついてまわる「今観てるこの映像、誰が撮ってるんだ?」問題が出てきてしまうのが残念。
ただ、竜巻を観てるだけで涼しい気分になれるし、尺も短いのでちょっとした避暑間隔で観るとイイかも。
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