「最強最悪の竜巻の中で描かれる、親子の絆。」イントゥ・ザ・ストーム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
最強最悪の竜巻の中で描かれる、親子の絆。
【賛否両論チェック】
賛:モキュメンタリーチックなので、竜巻が迫ってくる臨場感が半端ない。自然の驚異を目の前にした、人間の無力さが如実に表されていて、説得力がある。
否:冒頭は何も起こらず、ホームビデオのようで結構退屈。映像がかなりブレるので、酔いやすいかも。
モキュメンタリーなので、映像は頻繁にブレます。それがまた臨場感を生むわけなんですが、逆にいうとかなり酔います。乗り物酔いしやすい方なんかには、不向きかもしれません。
ストーリーは・・・まぁ主役達が当然ながら困難に見舞われるわけでして、割りとご都合主義な展開なのは、やむを得ないところですね。そんな中で目を引くのは、“親子の絆”という意外なテーマ。子供と上手く接してこられなかったゲイリーと、素直になれなかったドニーとトレイの複雑な想い。そこに上手く重ね合わさってくる、子供を自分の親元に預けてきたアンソンの心情。そういった親子関係が、最悪の災害という困難を前にしてどう変わっていくのか、注目です。
当然ながら竜巻のシーンは圧巻ですので、その辺も是非観てみて下さい。
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