「感動しました。」終戦のエンペラー あずてっくさんの映画レビュー(感想・評価)
感動しました。
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この夏観た映画の3つ目。
風立ちぬ、真夏の方程式、終戦のエンペラーと観ました。
ジャンルが全然違うので比べようがないですが、私は「終戦のエンペラー」に一番感動しました。
日本人として、必ず観てほしい作品です。
米国映画なので、恋愛要素が入るのはしょうがないのですが、
その他の当時の日本の描き方が全く異色なく描かれているので
素晴らしいと感じました。
感動したのは、
8月9日の御前会議で天皇陛下が聖断を下したシーンと、マッカーサーとの会話のシーンです。昭和天皇は最後の最後まで平和を望まれていたこと、国民と国家のことを考えていたこと。それがしっかり描かれていて感動しました。
日本の学校教育では、戦争がなぜ起こったのか、戦争はどうして終わったのか教えられません。
教えられることといえば
日本は侵略に侵略を重ね、真珠湾を攻撃し、アメリカの反撃にあい、原発をおとされて降伏した。戦争は悲惨だ、戦争は二度としてはいけない。
くらいでしょう。
歴史認識は人によって大きく異なるので、学校教育の中では、事実のみを扱わざるを得ないのは分かりますが、本当に日本人として知らなければいけないのは、この作品に描かれている昭和の時代の人物史であり、西洋の人間が理解しきれなかった、そして壊すことのできなかった、日本人独特の価値観だと思います。
とにかく、この夏一人でも多くの日本人がこれを観て、過去の日本人が命がけで守ったこの日本のことを思い、終戦の日に「二度と戦争はしない」と感じてほしいと思います。
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