劇場公開日 2013年5月11日

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「美しい靴は大好き」私が靴を愛するワケ いずるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5美しい靴は大好き

2013年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ファッションドキュメンタリー映画。

いわゆる『娼婦の靴』と呼ばれる靴がある。
それを一目見るだけで女性を(買物的)興奮に突き落とし、履いて歩けば男性の性的興奮を呼び覚ます。

靴のヒールが高ければ高いほど、セクシーとされ挑発的になる。たかが靴で、と思いますが面白いですね。

靴の歴史、特にヒール靴の歴史が語られています。
ヒールの起源は貴族が肖像画に描かれる時、身長を調整するために履いたものらしいです。このころは男性の靴として登場しました。それがどうなって、そうなって女性のセックスアピールになったのか。
女性の社会的解放時代に自然と流行りはじめ、『これはセクシーだ』とみんなが履いたらしいです。時代の流れと共にヒールの高さは変わりますが、必ず女性はヒールを履いてきた。
街で女性のヒールの高さ細さや靴の色を見れば経済が分かるらしい。
よりヒールが高くて細くて派手な色ほど、自分にお金を使おう、という気になっていて経済は良い。靴に金をかけている場合ではない、という気分の時は色は黒くてヒールは低くて太い。

何となく納得しました。

何百足も靴を持っている人、ファッション関係者へのインタビュー。靴博物館の専門員へのインタビューなど。
ここでもヴォーグ誌関係者が登場。
少し会社が斜陽ぎみ、といってもまだヴォーグは絶大な影響力を持っているんだなあ、と思いました。
やっぱり歴史の重みが違うのか。

いずる