エージェント:ライアンのレビュー・感想・評価
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パイロット版として見れば納得
レッドオクトーバーを追え、から5作目。
僕の中では前作のトータル・フィアーズはハリウッドらしいスケール感がありながらも、自国の核爆弾が自国へ戻されることなどウィットやリアリティがあるのは原作者トム・クランシーの圧倒的でリアルな情報量から表現されたものであったからだろう。
(トータル・フィアーズのDVDは、監督とトム・クランシーの解説付きで見られる。)当時、核爆弾の爆風なとが問題視されたが、これもとても現実的に計算されたものであった。
実に奥深く、もちろんレッドオクトーバーから今そこにある危機までも言うことなし、という作品ばかりだ。
ジャック・ライアン シリーズの持ち味は情報戦だ。
前作・トータル・フィアーズではロシアの諜報機関のトップ(スピネカー)とジャックとの情報交換から、アメリカとロシアの大統領同士の勘違いから生まれた(ネオナチ・白人至上主義者により操作された)誤情報を正確な情報分析により世界を救った。
今回は原題(shadow recruit)というように、ジャックのスカウトから始まる。予告編で大きく言う割には、そこまで危機感のあるものではなく、パイロット版でジャックのCIA分析官としてのスタートとして見れば、今までの作品はそれ以降の話である。ゆえに情報戦のレベルも高いと仮定すれば、今回のジャックはまだ未熟で情報処理能力も天性のものもありつつも、まだまだであるように考えられているとすればわりとよく出来た作品だ。
しかし、いろいろ残念なところがある。
まず、ケビンコスナー演じるCIAの上官がアホすぎる。最後のシーンは上官としての動きが甘過ぎるだろう。
それと、キーラ・ナイトレイがミスキャストだったと僕は思う。なんだろう、老けたのか、整形をしたのか知らないが、とても若々しさはなく、また予告編で期待させるようなこともなく、これなら他にもいい適役がいるはずだ。
クリス・パインはしかし、今回ははまり役だったと思う。
スタートレックよりもあっていたような。
トータルとして、パイロット版として見つつ、素直にアクションを楽しみながら、分析官としてそしてエージェントとして道を歩んでいくジャックのRestartとしての評価は出来るかなと思う。
若返ったジャック・ライアン
昨年亡くなったアメリカの作家トム・クランシー原案と言うことですが、ジャックとキャシーの設定以外は、ほぼ作り直しに近い内容です。どうせならば、ケビンコスナーはハーバー役ではなく、ジョン・クラークという工作員役であって欲しかったです。CIAへのリクルート役とういうことから上司が必要ですものね。最後のテロを阻止するシーンは、まあ、あんな感じ?て言いますか、アクションは、ジャック・ライアンじゃないって気がしましたが、ミッション・インポッシブルなエージェント的なんですね。
久しぶりジャック・ライアン!
朝一番に観てきました。
思ったよりがらがらで中型シアターで半分も埋まってなかったかな?
映画の方は番宣ほどなぞはなかったし、裏切りもなかった。
番宣にはただの素人のように書かれていたけど主人公はアメリカ海兵部隊あがりで特殊訓練経験者。
とんとん拍子に進む物語と予定調和のアクション。
まさにクラシックハリウッド作品でした。
公式サイトを見てから映画を観るのをおすすめします
適度にアクション。適度に知的。
そして、「THEアメリカン」な映画です。
それにしても、ライアンは、頭良すぎで、強すぎ。
なんだか一昔前のハリウッド映画が戻ってきた感じです。
そう思って見ると、そこそこ面白い映画でした。
ロシアの大物がそんなに単純でいいのかと思わなくもないですが。
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