エージェント:ライアンのレビュー・感想・評価
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駆け出しエージェント、大手柄
なんと失敗、キーラ・ナイトレイが出てきた時点で公開当時に観ていたことに気づきました。どうも、スパイものでロマンスが絡むと雑味に思えてしまうのだが、彼女もそれなりの活躍でしたね。ジャックも駆け出しのエージェントだしフィアンセ迄巻き込んだスパイものも悪くはなかったが、トゥルー・ライズの夫婦で活躍するコメディ仕立ての方が面白くて印象に残っています。
一応、分析官といえど元海兵隊で文武両道だからアクションシーンも多彩、ラストの爆弾パトカーを追うシーンはドキドキしました、もっとも10年前だから、ところどころは忘れていたのかも・・。初めて観たら面白さ倍増でしょう。
俺、CIAなんだ!
『アメリカ人は自分達が率直だと言う。だが、それは無礼なだけだ。』
『ロシア人は詩を好むが神経質なだけた』
『歩み寄りましょう』
『俺、CIAなんだ!』
『良かった♥浮気じゃないのね』
これこれ、アクションで揺れるカメラ。でも、カットを入れて俳優にみえをきらせる。歌舞伎のみえだねぇ。
カッコいい。
脚本も矛盾点が少なく、緊張感を持続させている。後『一秒』て言うと今までは時計を撮っていたが、それをアクションに入れ替えている。抜群の演出力。望まれるスパイ映画だと思う。
原題 Jack Ryan: Shadow Recruit
製作年 2013年
製作国 アメリカ
配給 パラマウント
劇場公開日 2014年2月15日
上映時間 106分
映倫区分 G
配信で「エージェント
主人公を活躍させようとし過ぎです。
新人CIA分析官が、ロシアによるテロ攻撃を防ぐために奮闘する物語。
ケヴィン・コスナーが脇を固めるスパイアクション。「レッドオクトーバーを追え」等のジャック・ライアンシリーズの一作です。
作中の時系列的には、一番最初の作品になるのではないでしょうか?
物語は3部構成。ヘリ撃墜の大怪我から、インターンを勤めていた最愛の妻との出会い、そしてCIAからのスカウト迄を描いたイントロダクション。
続いて、経済テロの可能性に気付き、ロシアへ調査に赴いた中盤。
そして最後は、アメリカへ戻ってのクライマックス。
とても整理されていて、観やすい構成になっていたと思います。
ただ、映画としてみると、面白みを感じません。
理由は二つ。
一つ目は、3部構成のバランスの悪さ。中盤のロシア編に重きがおかれ過ぎていて、肝心のクライマックスが尺のうえでも、質のうえでも軽くなってしまっています。
用意周到に練られたテロ攻撃とはいえ、相手は一人。大人数の警官隊の相手としては、余程の工夫がないとバランスが取れないように感じます。
二つ目は、ロシア編のリアリティのなさ。
雪解け時とはいえ、元々仮想敵国のアメリカとロシア。そしてアメリカにテロ攻撃を仕掛けようとしているロシア。そのロシア国内で、CIAが自由自在に動き回るのは、現実的とは思えません。
大規模テロを仕掛けようとする前日に、人妻に入れ込むラスボスも、流石にありえません。
ビルに忍び込む役目をジャックが担うのも無理があり過ぎます。ジャックはラスボスと会食しているのですから、ケヴィン・コスナーが演じる中佐がその役回りを担う方が物語として違和感がありません。会食中のジャックを動かそうとするから、「人妻」の下りも付け足さざるを得ず、物語が破綻するのです。
ジャック・ライアンシリーズは私好みの作品が多いのですが、本作の私的評価はやや厳しめです。
正直言うと、イマイチ
初めての鑑賞
ロシア側が米国債や米通貨の売りを仕掛けて
米国経済に打撃を与えようとする設定は面白いと思う
基本的にはよくあるアクション映画で
ハラハラドキドキするのだがなぜか中途半端な感じを受けた
この手の映画によくあるけど、彼女の設定がイマイチ
忠告を無視して勝手にモスクワまで来て、拉致されて危険な目に合うという展開はもう飽きた
粗い
CIAとして働くことになった割には秘密裡に仲間に映画館で会うことになった証拠の映画の半券をポケットに残したままとか、いくら海軍にいたからと言って百戦錬磨の殺し屋を逆に自分はほとんど無傷で倒すなんてありえねーと。ロシアに渡ってからも上司は目くらましに犬を連れて他人の振りでベンチに座ってるのに次第に互いに顔を見合ったり、果ては歩きながら話したり、完全に知り合いですがな。さらに突然乗り込んできた医者の婚約者(訓練もしてない一般人)が敵と一緒に夕食を取っている間に情報を抜き取る作戦に参戦するというのも????べっぴんさんで頭が良ければあり??人手不足??果ては大量の爆弾を積み込んだ車を地下に持ち込んだ現場に単身乗り込み、ものすごい水量の地下から爆弾を積んだ車ごとあっさり抜け出し、しかもその後部席には爆弾と敵のロシア人がちょこんと乗り込んでいて一生懸命爆発させようとしているというまるで漫画としか思えない構図が展開していて思わず笑ってしまった。
敵との食事中、ライアンが抜け出し、情報を取り出すところだけちょっぴりスリルがあった。しかし、この主人公、顔があまり魅力的でないのと、あと、何と言っても歩く姿がかっこよくない。そういうのも大事だと思った。
ヒロインが…
話もアクションも個人的に面白かった。
ハラハラもさせられました。
ヒロインを助けるシーンも緊張感があってよかつた。
しかし、近年まれに見るヒロインのうざさを感じた。言い争いがうるさいし、キスしてないではやく現場に行けよ!と思うシーンがあった。そこだけが難点でした。
ジャックライアンの入門編として楽しんだ!
ジャックライアンシリーズは全く見た事なくて初めましての状態だったんだけど、それが良かったのか純粋に単体作品として楽しんだ。
序盤は状況に流されるままって印象だったけど、中盤からは元々持っていた明晰な頭脳とリハビリしてたとは思えない程の行動力を発揮していって飽きずに最後まで見れた。
正直、ハリソンフォードってだけで今までエアフォースワンもジャックライアンシリーズだと思ってた…。
この機会にジャックライアンシリーズおさらいしようかな…。
思ったよりは…。
結構楽しみにしてたんですが、ありきたりな展開とアクションも少なめでがっかりしました。
でも、冒頭のヘリコプターが爆撃されるところは、ドキドキしながら見てたんだけど、そこだっけだったなぁ(>_<)
2作目に期待!
ケビンコスナーはやっぱりいいっすね(^_^)v
素晴らしい❗️
この映画はスパイアクションのNO1だと思います。
ミッションインポッシブルや007と違い、主人公(ジャック)が、凄すぎないんです。
アクション映画では主人公は誰かに殺されかけても動じません。しかし本来、人間であれば絶対に怯えるはずです。
この映画ではクリスパイン演じるジャックライアンが殺されかけたときに手が震えていたり、冷静さを失ったりと本来の人間の姿を忠実に表しています。
このような細かいところにも重点を置いてこの作品を見ていただければ、より一層エージェントライアンを楽しんで頂けると思います❗️
ジャックを付けて。
なんで邦題って、こういう紛らわしいタイトルにするんでしょう。
「ライアン」の前にちゃんと「ジャック」を付けておけばいいものを。
ただの「ライアン」だと、どうしてもこの場合「プライベート」が…
アチラの記憶が生々しいだけに、ついついチケットを買う時や、
誰かに話す時「プライベート・ライアン」って言っちゃいますよねぇ。
あ~紛らわしい!(私だけですか)
でも内容はもちろん、J・ライアンシリーズなので、ご安心を。
K・ブラナー、ライアンに変な衣装を着せたりしないよね?と少し
心配したけれど(舞台劇のとか)そんなこともなく、ご本人も重要な
役回りでしっかりと出演&演出。調味料でいうと(例えが変ですが)
とても配合が巧いというか、甘辛酸味の程良いさじ加減というか。
テーマが経済テロなだけに、初めからバンバン肉弾戦とはならず、
静か~で、ロマンチック~で、冒頭から30分くらいがリハビリと恋。
ライアンがスカウトされる(これ思いつきじゃないよね?)辺りなど
エ、こんな簡単に選ばれちゃったの!?といった驚きも満載。
上司を演じるK・コスナーが、いい感じにシブくてカッコいい。
彼には最近やっといい役どころが回ってきている感じ。クリスは
ついこないだカーク船長やったばかりという、イメージが強し。
何を演じても童顔でアニメキャラに近い顔立ちのクリス坊っちゃん、
エ、大丈夫なの!?J・ライアンだよ?と驚いたけど、まだ新米の
駆け出しの頃のライアンということで、またしてもピッタリv
(カーク船長といい、この人駆け出し専門俳優になりそうな予感)
彼女役には出たよ!K・ナイトレイ。と思ったけど、今作の彼女は
出過ぎず引っ込み過ぎずいい感じの役回り。だって彼氏がCIAじゃ、
怖いわ、心配だわ、好きだから別れられないわ、で挙句に協力まで
させられて、あーお気の毒!というくらい今回は大迷惑&大活躍。
地味な導入部のため、イマイチな展開になるのかと思いきや、
スローとアップの切り替えが巧く、非常に観やすい。何かとテロ映像
というと、怖い場面ばかり見せられてきたせいか(これも怖いですけど)
安心して観ていられるという久々の快作。
(タイトルにJ・ライアンって付けて○○篇とかにしてくれないかしら)
退屈するほどではなかったが....
欠点としてはカットが多すぎて
いろんなシーンを点々としていること
また主人公の危機感をあまり感じないことそのせいでアメリカが危機に瀕しているっていう感が伝わってこなかった
私的には予告編で経済アナリストがエージェントへという売りなのだから
もう少しそれを活かした設定が必要だなあと思いました。
エンタメとしての二つの欠点
冒頭の10分でライアンの高潔で知的で勇敢で不屈である人物であることが描写されるが、それが一つ目の欠点。
こんな完璧な人間に共感できるわけがない。エンタメは共感あってこそ観客は観続けることができるのに…… かろうじてあるのは恋人にCIAであるのが知られてしまうぐらいしかない、それも普通の作りならクライマックス直前で明かされるが、それが今回は途中で明かされるから観つづける気がそれてしまう。
陰謀がわかりにくいが二つ目の欠点。「9・11とリーマンショックが同時に来たら」というアイディアなのはわかるが、前者は派手な場面を盛り込めばなんとなくわかるが、後者は場面が作りにくいだけに全世界の危機がピンとこない。何か説明が必要だった。
それでも、かろうじてエンタメとして観れたのは監督の腕が良いからだ。
格闘シーン
際立っているのが格闘シーンであり、こらは近年稀にみるリアルさがある。
主人公がロシア入国後に黒人の暗殺者と対峙する格闘シーンは秀逸であり、転んで頭で便器を割ったり蛇口にぶつかったりと、最期はバスタブの中で窒息させる訳だが、彼処はもう少し時間を掛けて沈め無ければいけないが、それは映画趣旨から完全にズレるのでご愛嬌としてみても、よく出来ている。
云うなら、この格闘シーンだけ観て席を立っても納得出来るぐらいでもある。
映画的には間伸びを作ら無いで作ろうとする反面、それを抑制してバランスを取る為に奥さんを絡ませるのは評価できるが其れが正解だったのかは不明ではある。
ただ云えるのは、其処にはチープなハリウッドを感じされる。
足が治ったらデートしてあげる、迄の奥さんとの台詞のやり取りや、私も協力する、などの下りなどは、どう見てもハリウッドのパターンの踏襲でしか無く、奥さん関係の下りは総て先を予測出来てしまう。
なぜかトゥルーライズを思い出した、、
ただ、冒頭で云った通り、格闘シーンは秀逸であり其処は称賛に値する。
頭脳戦
頭脳戦がとても良く描かれていてた。
展開も良くぐいぐい見入ることができた。
終盤のカーチェイスが迫力満点からの、最後の大爆発は圧巻。
さすがハリウッドのサスペンスアクションでした。
これからの続編も楽しみ。
帰ってきたライアンシリーズ。だけど・・・
残念な感じの突っ込みどころがいくつか。
・映画の半券がポケットに
行動を悟られるって、エージェント失格じゃないの?
・普通に尾行されて、彼女を拉致
アジトが簡単にばれて襲撃されてってどんなに間抜けなエージェント達なんですか。
・POLICEの塗り方が雑って(笑)
ロシア側のエージェントも間抜け。
それ以外良かったので、残念。
大掛かりなアクションと核爆弾が目玉のいまどきのスパイ映画なんて、もう成り立たなくなってきているのだ!
トム・クランシー原作の人気スパイ小説の主人公ジャック・ライアンが活躍する作品は、これまでアレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックが演じてきました。記憶に残るのは「今そこにある危機」のハリソン・フォードです。でも、ベン・アフレックもとても役に合っていると思います。
しかし、ケネス・ブラナー監督が今回狙ったのは、ジャック・ライアンが CIAに入りまえの原作より設定を若返らせた前日譚でした。今回はキャラクターを生かした映画オリジナルのストーリーです。そんな新生ジャック・ライアンに白羽矢が立ったのは、クリス・パイン。パインが、若さゆえの熱情と、婚約者を思う苦悩をにじませて好演しています。当初、「スター・トレック」のカーク役との差別化が懸念されましたが、今作では初心者のスパイ1年生をなんなくこなし、“新生ジャック・ライアン”にふさわしい活躍を見せたのではないでしょうか。
冒頭の任務ロシアに入った途端から始まる濃密なアクションシーンとスピード感に富んだ、とても楽しめる作品でした。
大掛かりなアクションと核爆弾が目玉のいまどきのスパイ映画なんて、もう成り立たなくなってきていると思いませんか?本作の魅力は、情報戦や世界経済の破綻を狙ったテロ行為といった、時宜にかなった内容が盛り込まれているところにあると思います。例えば007シリーズは、米ソ冷戦が終わった時点で、テロやスパイ活動の同期設定にリアルティをなくしてしまいました。そして、最新作ではスパイ活動機関の存在自体がやり玉に挙がっている始末です。
経済テロの阻止を目的としたのは、スパイ映画として斬新だし、説得力を強く感じました。そのためのジャック・ライアンというキャラクターは非常に独特で、ジェームス・ボンドをはじめとするほかのアクションヒーローとは大きく異なるキャラだと思います。非常に知的で、いろんな情報を処理する能力にたけていて、問題を解決し、ほかの人ができないことをやってのける処理能力に長けているのです。他の作品なら、脇役のサポートスタッフがこなしている業務を、さっと一人で分析し、解決しうる能力を持っているばかりでなく、さらに海兵隊出身であることから、接近戦でも負けないという点で、スパイ映画最強のエージェントというべきでしょう。
加えて、経済や情報戦といった知的なネタが仕込まれていわりに、専門用語が次々と出てきて分かりづらくなることはありませんでした。ジャーナリストの池上彰さんが字幕を監修したことで、複雑な世界情勢が分かりやすく“解説”されていることの効果も大き駆ったと思います。
伏線のストーリーで興味深いのは、ジャックと恋人のキャシーの関係です。患者と看護をする医者のタマゴという関係で知り合って恋に落ちたものの、ふたりはずっと同棲生活を送りながらも、なかなか結婚に踏み切れないでいました。ジャックがCIAの仕事をしていていて秘守義務のため、本当のことをキャッシーに知らせるわけにはいかないという負い目がそうさせているのかも知れません。そんなのどから出かかった言葉を言えない気持ちをジャックはいだいていたのでした。
ところが、スパイの現場まで何も知らない恋人が、のこのこやってくることは、スパイ映画でよくある話。そして、お決まり通りキャッシーは、ロシアまで訪ねてきたところを、チェレヴィンに誘拐されて、激しいカーチェイスの上で奪還されるというのもお決まりの話ですね。
ところが本作は、スパイ映画の掟破りをしたのでした。なんとキャッシーに本当のことを打ち明けて、情報活動に協力させてしまったのです。スパイ経験ゼロのキャッシーは、女好きのチェレヴィンを誘惑し、その間に彼のオフィスに潜入したジャックはまんまとチェレヴィンの経済テロ攻撃の全容を記録したデータを盗み出すことに成功するのです。
まぁそのあとで、チェレヴィンはキャッシーを誘拐してデータの奪還を図るわけですから、敵も然る者ではあります。でもスパイ初心者のジャックと初めてスパイ活動に関わることになったキャッシーはカップルで、立派なエージェントになってしまったのです。
スパイ映画で、こんな展開は今までなかったのではないでしょうか。
ブラナー監督は、チェレビン役もこなしていて、世界恐慌を企てるロシアの悪人を貫禄たっぷりに演じていました。単なるステレオタイプな悪役でなく、女に弱く、また不治の病を抱えていて哀愁を滲ませるという憎めないキャラでしたね。
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