「安心して観ていられる。」エージェント:ライアン mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
安心して観ていられる。
ジャック・ライアン シリーズの新作である。
思えば、「レッド・オクトーバーを追え!」(ジョン・マクティアナン監督)の登場はインパクト大であった。
それから比べると落ち着いた雰囲気になってしまったのはなぜだろう。こちらの年齢のせいか。
9.11のテロから入る冒頭には、やはりなんらかの意味があるのだろう。それはライアンの揺るぎないアメリカへの忠誠心を培った土台かもしれない。
物語はロシアの実業家チェレヴィン(ケネス・ブラナー)に目をつけたライアン(クリス・パイン)の活躍を描く。
爆弾による実際のテロと、アメリカ経済を吹っ飛ばす株式上のテロと両面から攻めようとする敵に対して、経済にうとい僕には事態の把握はほとんどできなかった。
ライアンとつきあっているキャシー(キーラ・ナイトレイ)がうっとうしかったり、上官にあたるハーパー(ケビン・コスナー)が相当かっこよかったり。
結局、そういう楽しみ方になる。ミッションは必ず成功するし、テロリストは滅びるし。
ケネス・ブラナー監督も心得た演出で、十分に楽しませてくれた。
パイン、コスナー、ナイトレイ続投でシリーズ化してほしい。
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