言の葉の庭のレビュー・感想・評価
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「人間なんてきっとみんなどこか変」
高校に通いながら靴職人を目指す主人公が、周りと違う生き方をしていることに悩んでいるときに、公園で会った人からかけられた言葉。
他人と比べがちな世の中で、「普通」とは何かを考えさせられる。
全体を通して少し暗い印象。
1時間弱のストーリーなので無駄なくあっさり終わる。
話は可もなく不可もなく。
絵がキレイ
短編なのでサクッと見れます。
内容や設定については、ちょっと現実離れてしている気もしますが、
この二人が君の名は。にも出てると知ってちょっと嬉しくなりました。
新海誠監督は、音楽の使い方と映像を組み合わせることがとても上手ですね。
君の名は。の時もそうでしたが、良いタイミングで映画に合った音楽が流れてきて、そこでジーンときます。
秦基博さんのRainは、曲は知っていましたが、この映画に使われているとは知りませんでした。
映像と見たことで歌の良さがかなり際立って、映画が終わったあと何度も歌を聞きました。
年が離れていても…
偶然か必然かわからないけど
出会ったふたり
お互い気持ちが惹かれていく
描写がいい
何も起こらないけど
エンタメ性はないけど
……そこがいい
シンプルさ
音楽も…いい
水面に写る緑色の紅葉
雨に濡れた紅葉が美しい
自然より美しい眩しすぎる過度な描写力は圧巻。
内容は。雨の日に新宿御苑で会う15歳男子と27歳女子との恋愛模様を描いた作品。冒頭の水面に映る水滴の波紋が重なる言葉の様で水面の輝きそしてオフ台詞『こう云うことを二ヶ月前高校に入る迄俺は知らなかった』から始まる思い出話には文語調の小説の様で美しい。印象的な言葉は『10代の目標なんて…』引っ越しを手伝った後に兄が彼女に云う言葉。何だかそう言われている人をよく見ている様でありふれた抑圧的な台詞が耳に残りました。監督自身も一番言われてきた言葉なんだろうなぁ。『鳴神の少しとよみて差し曇り雨も降らんか君を留めん』からのアバンタイトルは芸術的で此処だけで観て良かった気さえしました。『鳴神の少しとよみて降らずとも我は止まらん意もし留めば』は本当に鳴神を呼び寄せてしまう演出はベタだけど良かった。二人の心の距離が縮まる瞬間。素直な感情を吐露した15歳男子に対して靴がなくても歩ける様になったから大丈夫からの27歳女子の内面の暴露と男子の逆ギレ合戦は、大人の階段登ってる感じがしました。それにも増して自然より眩しすぎる恐ろし表現と矛盾した人間を美しく見せる才能は自分には眩しすぎるました。エンディングで新宿御苑では飲酒は禁止してますには笑えた。未成年との異性交友も迷惑行為です。手ブレを活かした演出やカメラの引きからのパンアップやゾッとする様な手間の掛かる表現には脱帽です。やはり恋愛映画は別れこそ全て、最後に雪を見る互いの意識の繋がりで深い絆を感じ、別れた二人は2度と会わないからこそ最高の想い出を作れ其々の道を歩き始める事が出来たのでは無いかと思いました。いずれそれぞれの道が少しでも交わってる事を希望したいですね。
先生激ヤバ女すぎだろ
中高生の時に一度見てこういう歳の差恋愛いいかもなと淡い期待と憧れを抱いたのを覚えてる。
成人し、社会人になってちゃんと見たが、先生キモすぎる。
成人した女が高校生弄び、侍らせ、倫理的に問題がある。
フィクションだとしてもキツい。
挿入歌やBGMで感動に持っていこうとしてる感も併せてキツい。
映像美は流石。
美しい、素晴らしい
こんな映像が、アニメーションで作れるんだ
と目を見張ってしまう
何度見ても感動的な美しさだ
思わず一時停止して
撮影した映像じゃないのかと訝ってしまう程だ
揺れる木の枝と新緑、雨に濡れた橋の質感
鳥肌が立ってしまう
冒頭の水たまりと、橋を渡る足元、マジで凄い!!!
水に反射する感じ、もはや神
跳ねる雨粒なんて、ずっと見ていられる
新海誠作品では、最高の映像美ではないかと思う
主要2人の心の寄り添い方が好きだな
君の名は。で一躍有名になった感があるけど
秒速5センチメートルから
新海誠作品にはまり込んだ私としては
共にこの2作品は、君の名は。以上である
音の楽の奏‼️❓
テレビの録画
いろいろな対比
必然では無く偶然
日常と非日常
靴と万葉集
最後ではなく途中
都会と公園
先生と生徒
雨と曇り
苦しみと悲しみと愛
出逢いと別れ
良い音楽だ、余談ですが、大江千里は高校の先輩です
階段のアレと歌は反則技
絵になるアニメ
新海誠の原点を観た
新作が楽しみだ
ラストシーンまではいいんだけど階段で突然怒りだすのだけは何度観ても...
ラストシーンまではいいんだけど階段で突然怒りだすのだけは何度観ても意味不明
突拍子すぎておかしい
秦基博が最高のタイミングで歌い出す
新海誠の作品はこれが至高。(追記あり)
長編作品でないにも関わらず、長編並みの満足感。秦基博(&大江千里)の歌が彩る鮮烈なクライマックスが胸に突き刺さる。この作品以降のメジャーになった作品より、私はこれを推します。新海誠は、元々作家性が強く、ある意味でアクの強い作品を放ってきた(正直、観ていてうんざりする作品もあります)。これはまさにその極めつけの結晶と思います。
『君の名は。』でメジャーになった今こそ、もっとわがままに、自分が作りたいものを作っていただきたい。受けを狙う必要はないです。
(2024.9.27追記)
『天気の子』までは上記のような感想で揺るぎなかった。だが、『すずめの戸締まり』を観るに至っては、相当に感情を掻き乱されたが故に、新海誠は「大衆向けに作ること」と「わがままを通すこと」の間でバランスが取れるようになってきたとの印象を持った。良い傾向だ。
圧巻の映像美と短編ながらも引き込まれるストーリー
”たった45分”で極上の映像体験してみたくないですか?
この問いにYESと答えた人なら間違いなく視聴後に大大大満足していることでしょう。
そのぐらいこの作品には映像作品としての美しさとエンタメ性それぞれの魅力がぎゅっと詰まっているんです。
ネタバレしない程度に述べると、やはり特筆すべきは雨の表現。
アニメ作品を普段見る方なら容易に想像がつくと思いますが、アニメーションで雨を表現しようとすると、”なにやら黒い線が空から降ってくる”的な表現になってしまうことが多いんですよね。
しかしこの作品の表現の仕方は一線を越えています。
”雨”というカタマリで表現するのではなく、”雨粒”という最小単位で表現しているんですね。
”雨粒”が空から降ってきて...地面に落ちやがて水たまりになっていく...”
そんないかにも手間暇のかかりそうな描写をこの作品のあちらこちらで退官することが出来るんです。
ストーリーに関しても、良くまとまっていると思います。
ジャンルとしては、恋愛という区分になると思うのですがわたくしの体感としては
「”君の名は”よりは苦く、”秒速5センチメートル”よりは甘い」
という感じがしました。
この作品としての特徴はやはり、主人公の独白<モノローグ>で展開しているということがあげられますね。
モノローグに合わせて場面もパッパッと移り変わっていくので、なんだか詩的な短編小説を読んでいる気分にさせてくれますね。
長々と語ってきましたが、圧巻の映像美に惹かれ気づいたら登場人物に感情移入してしまうとんでもない作品だと私は思いますので、見ていない方はぜひご視聴をお勧めします。
ここまで読んでくださった方ならきっと楽しい時間を過ごすことが出来ると思いますよ~
映像美と音楽とストーリーの親和性が神
雨をモチーフにした作品だけあって、光や自然を交えて本当に美しい作品となっている。
駅の雑踏や改札の音、ホームの人混み。いつも煩わしいのに美しく見える。
水と光でここまで美しくできるのは新海誠だけ。
そして音楽もピアノメインの曲が心情や景色に色付けをしている。
雨の音も駅のアナウンスの声もすべてが音楽のように、その景色を支えてる。
高校生の主人公や謎の女性にもそれぞれ夢や過去、現実があって、そこからどう進んでいくのか葛藤があって…人物がとても魅力的で引き込まれる。この映画は独特で言い表せないほどの魅力がある。
映画自体40分なのに満足感がすごい
小説版では本筋に加えてほかの登場人物の過去も語られる。本編を見た方は小説も見てほしい。
舞台となった雨の日の新宿御苑の見事な美しさ
2013年公開。原作・監督・脚本・絵コンテ・撮影・編集が新海誠。
作画監督・キャラクターデザインが土屋賢一。
舞台となった雨の日の新宿御苑の見事な美しさに刺激され、思わず休日に訪問したのを覚えている。
そうあそこのベンチで、二人が出会ったんだ。
風景の深みある美しさに圧倒されたが、キャラクター設計が弱点に思えた。
逢瀬
雨の日に決まっていつもの場所に集まる男女二人。
仕事も歳も、抱えた悩みも、名前さえも。何一つ知らない相手なのに、どうしようもなく惹かれていく。
…そんな神秘的な恋愛を描いた短編映画です。
SNSのプロフィールを見れば、相手に何も聞かずとも、情報収集ができる時代。そんな中で、どこか掴みどころがない、知りたいと思わせる、"未知"な人の価値は高まっているのではないだろうか。今回のヒロインであるユキノの魅力も、同等のように思えた。
二人の吐息が感じられるよう
2013年5月劇場鑑賞
私は何だかんだと新海作品が好きで、新作が発表されてからずっと楽しみにしていました。
新海作品はその美しい風景描写で有名ですが、「言の葉」も期待を上回る絵を見せてくれます。本当に美しいんですね。
もともと光りの使い方がうまい人なのですが、今作は更に雨や波紋や水面など「水」の演出もとても印象に残りました。
あといつもの電車の描写。 踏切や改札やホーム、車内やそこから見る外の景色、大好きなんですよね。
これはあくまで個人的な感想なのですが、その時一番美しいアニメーションは「雲のむこう」以降、常に新海監督の新作だと私は思っています。 単純に好みの問題かも知れませんが、自分にはすごく響くんですよね。
今回は今迄と若干スタッフが入れ替わっていて、中でもずっと一緒だった天門さんが外れていたのには驚きました。
正直、音楽が天門じゃない新海作品には不安があり、とても残念でもありました。
それは他の方達も同様だったようで多くの問い合わせがあったのでしょう、後日オフィシャルHPで経緯説明があった位です。
そんな心持ちだったのですが、実際に耳にするととても気持ちの良い音楽で、作品にとてもフィットしていました。
メロディーが残るというより、それぞれの心情やシュチュエーションにうまく絡むような音でしたね。
物語は雨宿りから始まる恋の話で、50分弱とやや短めなのですがそんな事を感じさせない密度がありました。
切なくも前向きになれる、二人の吐息が感じられるような話です。
音楽や主題歌の入れ方もとてもうまく、何よりシナリオや演出に今までにない変化が見られ、新海作品として一歩前に進んだような感じでした。
私は雨の日は家の中で雨音を聞いてるのが好きで、外にはあまり出たく無いんです。
でもこの映画を観た後、何だか雨の日に出掛けたくなりました。
そんな、とても素敵な作品です。
絵が綺麗
30歳になってから観ると、先生側に共感する
タイトルが言の葉となっているが、古典にもっと重点を置いてもいいと思う
なぜ靴職人を目指すのかや先生の背景等々、もっと深掘りするかシンプルにするかしても良かった
いい映画だとは感じるけど、何かあと一歩物足りない
【”雨の日だけに四阿で会う貴方を想って・・”碧、緑、翠の色彩の鮮やかさ、驟雨、雷雨の描写も含めた自然描写の美しさとともに、作品構成の妙に魅入られた作品。】
ー 雷神の 少し響みて さし曇り 雨もふらぬか 君を留めむ ー
・ユキノは高校生のタカオと雨降る公園の、四阿で会った際にこの和歌を残して去る。
・タカオは雨の日には、一時限目をさぼり、この四阿で靴のデッサンをしていた・・。
・ユキノは、四阿で、チョコレートとビールを飲む。
―この不思議な取り合わせの哀しき理由は、劇中語られる。-
・二人は徐々に言葉を交わすようになり、タカオはユキノを”知らない年上の女性と思い”自分の秘めたる夢を語る・・。
◆梅雨が明け、二人は暫く出会わなくなる・・。
・そして、徐々にユキノがなぜ、雨の日に四阿に足を運んでいたのかが明かされる・・。
<返歌>
ー 雷神の 少し響みて ふらずとも 吾は留らむ 妹し留めば -
<新海誠監督の描く、自然描写に磨きがかかり、和歌を物語と絶妙に絡ませた物語構成にも驚いた作品。
今作から、本格的に新海監督の快進撃が始まった事は、万民が知る所である。>
<2016年 DVDにて鑑賞>
<2020年10月11日 別媒体にて再鑑賞>
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