劇場公開日 2013年5月31日

「靴職人といえば貴乃花親方の息子」言の葉の庭 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0靴職人といえば貴乃花親方の息子

2020年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 仕事を休み、歩き方を忘れたと語る謎の女性。最初に会った時、万葉集の短歌を語るが、それが何か意味深だったりする。何度も逢瀬を続けるが、やがて梅雨が明け夏休みへとなり、会えなくなった孝雄。

 実は学校の古典の先生だったという衝撃(というほどでもない)。15歳と27歳という歳の差はあれど、年上の女性に憧れる気持ちがよく伝わってくる。女子生徒とのいざこざがあり、結局は学校を辞めて実家に帰ることになるのだが、恋は実らずとも未来を予感させる。切なさの点でいえば、『秒速5センチメートル』にはかなわない・・・

 映像的にはデジタル処理がなされ、実写ではないかと見間違うほど雨の風景がとても綺麗だ。

kossy