「ド派手にアメリカ本丸が陥落、そして奪還。」エンド・オブ・ホワイトハウス アルさんの映画レビュー(感想・評価)
ド派手にアメリカ本丸が陥落、そして奪還。
限りなく不可能に近いテロの設定ではあるが、9.11の例もありあながち不可能とも言えないかも。現実味と緊張感をラストまで維持していて良い。
ジェラルド・バトラー演じるマイクが強過ぎ、圧倒的な洞察力と判断力を持っているが、ここは割り切って、最大に楽しめる様に味付け。
下院議長役モーガン・フリーマン、好演が光る。上に立つ者の資質、その場の判断力が問われる。交渉の余地が無いテロから与えられた時間、犠牲を出すか出さないかは、一瞬の判断と過信。
途中、大統領の判断に疑問が残る場面もあったが、アーロン・エッカートのキャスティング良かった。人命という“天秤”に自身が何処まで耐えきれるか。“天秤”を鑑賞者に突きつける、拷問、見せしめ。
穏やかで緩やかな平和な日常の序盤から、綿密に練られたテロの作戦が一気に本丸を急襲。ジェットコースター級のスピーディな展開。突っ込み所はあるが、気付けば手に汗握っている。
【ジョン・ウィック】の様に圧倒的に倒しまくる、最後にきっちりと片を付ける気持ち良さを味わう。変に考えずに素直にアクションを楽しむ娯楽作品。PG12で表現が少しキツめなので鑑賞の際は注意。
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