「フランス革命の頃のデンマーク」ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス革命の頃のデンマーク
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邦題からてっきり昼メロ的なものかと想像してたのだが、それも1/3程で終わる。そこからはデンマークの政治の舞台で、当時ヨーロッパを席巻していた啓蒙思想と貴族たちの対立へ図式は変わる。
啓蒙思想で王朝が倒れたフランスとは対照的に、デンマークは貴族の方が強かった。
変わるのはもう少しあとなのですね。
王が精神面で幼いとはいえ立場的に王妃を寝とるのはあかんじゃろとはおもうのだけど、ある意味純粋とも言える王はそれでも医師を好きな事には変わりがない。
その点が憎めないし可哀想なところでもある。
一方、貴族たちからすればアホな傀儡の王で好き勝手できたのに、横から思いもよらぬ邪魔が入ってしまったのだから、そりゃ何としても排除するに決まってる。
新たなムーブメントを動かしていくにはワキが甘かったのが命取りということか…。
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