「展開知ってるのに、気がつけば虜👀」かぐや姫の物語 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
展開知ってるのに、気がつけば虜👀
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数日前から、今日(2025/09/11)までの数日間を掛けて観ました。
言わずと知れた『かぐや姫』ですが、ジブリ高畑効果で素晴らしい映画に昇華しています。水墨画の様な絵のタッチに、滑らかなアニメーションが違和感なく広がります。驚いたのは媼の授乳シーン。決して官能的な場面ではないのですが、思わず息を呑んでしまいました(笑)
まさか『かぐや姫』が、120分を超える上映時間とは思いませんでしたが、フタを開けてみれば長ったるさも感じず、楽しく観られました。アプリダウンロードで、スマホでしか観られなかったのが悔やまれます。
里での暮らしと都での暮らし。天啓を受けたと考え、都での暮らしを決意した翁。里で暮らしたいヒメ。翁に共感しつつもヒメを憂う媼の姿は辛かったです。
5人の大臣の献上品探しの旅、かぐや姫の心境の変化、帝のセクハラ行為など、観所が思いのほか多く、個性的なキャラクターと豊かな表情の変化や、動きに、飽きることなく楽しく観られました。
かぐや姫が月へ立つ日、かぐや姫と捨丸がピーターパンみたいに空を飛ぶシーンはちょっと笑ってしまいましたが、月の使者が大挙を成してやってきた場面にとても感動しました。
価値ある作品です!
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