劇場公開日 2013年11月23日

「まったく共感できない」かぐや姫の物語 ぽろろっかさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5まったく共感できない

2013年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

姫に現代的な考えを取り入れたことで
当時当たり前だったであろう考えを持った翁とのすれ違いを強調しており、
それに苦悩する姫にメインにおいた構成になってます。

その心理演出が過剰すぎてうるさいです。

わがまま→傷つく→大人になる→わがまま→傷つく→大人になる

ずっとこの繰り返し。
振り回される周りの人達の方がよっぽどかわいそうだし、人生も苦労してそう。

昔のままでいられないのは何も姫だけじゃない。
翁に従うと決めたからには過去の未練を捨て、新しい幸せの形を見出していけばよかったのでは?

終盤では「妻子を捨てて金持ち美人をとってもいいよね♪正当化ダンス」を長々と見ることができます。

この映画を見て残った感情は、落胆と気分の悪さだけ。

かぐや姫の思考や仕草の描写も
いかにもおっさんの考える「可憐な愛らしい女性(娘)」
という感じで引いてしまいました。

ぽろろっか