「絵のタッチが個性的。 あえて月が物質であることを前提にし宇宙とボー...」かぐや姫の物語 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
絵のタッチが個性的。 あえて月が物質であることを前提にし宇宙とボー...
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絵のタッチが個性的。
あえて月が物質であることを前提にし宇宙とボールアース(地球)を描写している。
ファンタジー映画はメッセージ性が強い。高畑勲監督だからなおのこと。
老夫婦視点だと子供の成長は早く感じるだろう。
空を飛べば天へ登ると思うだろう。
竹やぶに赤子がいれば輝いて見えるかもしれない。
エンターテイメントは誇張や捏造が醍醐味だ。
時代が違えば言葉も価値観も異なる。物の測り方、時間の測り方は現代とは違う。
わかりやすくするために現代風にアレンジする。
絵ではどんな想像も創造出来てしまう。
本作の絵のタッチは、穢れた絵や書物を鵜呑みにするべからずというメッセージに説得力を持たせているように思う。
高畑勲監督は一貫して、穢れた世界に生きる儚き美しい命を丁寧に描写する。
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