「とても美しくて悲しい映画でした」風立ちぬ yytmlさんの映画レビュー(感想・評価)
とても美しくて悲しい映画でした
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関東大震災で自分たちを救ってくれた「白馬の王子様」をずっと思いつづけ、軽井沢で再びめぐり合えたときの菜穂子の嬉しさは、神にも仏にも泉にも感謝したくなるのもわかります。風が、帽子を飛ばして引き合わせた、運命で結ばれた二人ですね。
そこから菜穂子はわずか何年か数か月かの短い間、様々な葛藤と戦いながら、サナトリウムに入る決断をし、そこから抜け出す決断をし、最後は自分の死期を悟り最愛の人のもとを去ってゆく。
菜穂子の気持ちをしっかりと受け止めた二郎。名古屋での短い新婚生活は、二郎が妹に語るように「一日一日を大切に生きている」、二人にとって濃密で最高に幸せな時間だったはずです。
私も二郎と同じように、妻と出会い、恋して、濃密で最高に幸せな時間を過ごしてきたことを、思い出させてくれました。心から宮崎監督とジブリに感謝したいです。
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