「宮崎映画史上一番内容が薄い」風立ちぬ KOJIさんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎映画史上一番内容が薄い
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正直なんでこの映画が絶賛されているかわからない。
自伝映画で一番やっちゃいけない事をやってしまってる気がする。
自伝映画が一番つまらなくなるパターンは、その人がした事の情報を伝えるのに集中しすぎて、キャラクター自身の心理描写や葛藤が蔑ろにされてしまう事。
まさにそれをやってしまった。
ひたすら2時間、主人公が飛行機を試行錯誤しているのを延々と見せられる。
ラブストーリーの要素もあるのだが、その要素をメインのストーリーにすれば良かったと思う。もったいない。。
主人公の心理描写、葛藤が薄過ぎて、正直最後はどうでもよくなってくる。
「生きにくい時代に生きた人の話」って言われているが、エリートの設計士が試行錯誤しているのをずっと見るわけで、別に貧乏人で苦労するわけでもないし、山奥の別荘に行ったりとか、結構裕福な生活してる人だし。
この時代もっと遥かに大変な思いした人がいっぱい中で、彼を題材にしても、ちょっとねぇ。。。
ちょっと設定ミスというか、そもそもこの人を題材に映画を作る事自体がダメだった気がする。
これが宮崎駿の最後の作品になると思うと、ものすごく残念。
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