「爽やかの一言」風立ちぬ mokalemonさんの映画レビュー(感想・評価)
爽やかの一言
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良くも悪くも・・「爽やかな映画」でした。
他のジブリ作品とは実在の人物を描いているという点からいってもちょっと毛色の違う内容になっています。
堀越二郎さんという人物--私は全く知らなかったのですがストイックな技術者だったのであろう部分が良く描かれています。
昔の人ってあんな感じなんだろうなと思ってみれば違和感も感じず。
奈緒子さんを病院に戻させない辺り等。。「死」を諦めているのではなく受け入れている所も現代人の私たちにはありえないあの時代特有の感じ方・・だったのでしょうか。私のイメージにあるゼロ戦は濃いグリーンに日の丸が描かれていて「これで、戦ったのか」と思う程古めかしく小さいものなのに二郎さんが設計していたゼロ戦は真っ白ですごく綺麗で新しく想像とは違うもので・・そう思うと切なくなりました。
1920年代は戦争に突入していく前の束の間の綺麗な時代だったのかなと思わせずにはいられません。奈緒子さんが最後に夢の中で「二郎さん、生きて」と言いすぐ笑顔で「はい」と答える所等、、「えー、そこはちょっと苦悩してから返事してよ」と思ってしまったのですが。。ま、いいか。
いつものジブリ作品を期待される方にはちょっと違うかもしれません。
良い映画ではありましたが、ちょっと退屈な所もあったかも。隣でやってた
「ワイルドスピード??」辺りの映画の「ドーン」ていう音響が聞こえてくる位静かな映画で、次は「ワイルドスピード」観たいなと思っちゃいました(笑
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