「今度は海鮮丼だ!」300 スリーハンドレッド 帝国の進撃 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
今度は海鮮丼だ!
前作『300』とは時代が前後している。オープニングではマラトンの戦いが描かれていて、本作の主人公であるテミストクレスがペルシア帝国の前帝王ダレイオスに弓を放ち奇跡的に勝利したマラトンの戦いだ。その後、王座はクセルクセスが継いだが前王の右腕となっていた女剣士アルテミシア(グリーン)がペルシア軍を率いてギリシアを襲撃する。前作での戦いはちょうど中間に入るエピソードだろうか・・・バトラーも過去映像として登場。
アルテミシアの軍艦1000隻に対するアテナイの船はほんのわずか。しかし海に詳しいという地の利を活かして初日、二日目は撃退するテミストクレスのアテナ軍。そしてアルテミシアが直接テミストクレスと直談判するも決裂・・・なんと色仕掛けに打って出てテミストクレスを誘ったのだ。元はギリシア生まれの彼女はギリシア人に凌辱されたという幼き経験もあり、ギリシアを全滅させるつもりだったのだ。そしてほぼ壊滅したアテナイ軍。しかし、残り少ないアテナイ軍は生き残ったテミストクレスの元、サラミスの海で再戦の準備を整えていた。その間にもアテナイの都市は破壊されていた・・・
テミストクレスはかねてよりスパルタと共に連合軍を作ろうと持ち掛けていたのだが、断られていた経緯がある。しかし、数度の海戦の間にもスパルタ軍が壊滅したという知らせがギリシア全土に流れ、サラミスの海戦ではスパルタをはじめとするギリシア全都市から援軍の戦艦が駆けつけてくるというクライマックス。
前作では目が疲れてしまうほどだったが、今回はWOWOW。ほどよいCG画像なのだが、血しぶきは前作を凌ぐ!(笑)こんなの3D版を劇場で見たら吐き気をもよおしそうになると思う。
エヴァ・グリーンの脱ぎっぷりの良さは圧巻!「ふぁっ区より上手ね」なんてことは、ちゃんとやってたんだな・・・テミストクレス。