劇場公開日 2014年6月20日

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「【”正義の風、復讐の風”ギルシャVSペルシャの大スペクタクルは地上戦からアテネ海戦へ。エヴァ・グリーンの美しくも哀しき海軍司令官の姿が印象的な作品。】」300 スリーハンドレッド 帝国の進撃 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”正義の風、復讐の風”ギルシャVSペルシャの大スペクタクルは地上戦からアテネ海戦へ。エヴァ・グリーンの美しくも哀しき海軍司令官の姿が印象的な作品。】

2021年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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<Caution! 下記、内容に触れています。>

ー 今作の主役は、ギリシャ海軍を率いるテミストクレス(サリバン・ステイプルトン)であるが、観れば分かるがもう一人の主役はギリシャに生まれながら、幼き頃、家族を虐殺され、自らも奴隷の如く育てられ、復讐心のみで、ダレイオス王の右腕にまで上り詰めた、アルテミシア、ペルシャ海軍司令官(エヴァ・グリーン)である事は間違いない。彼女は、クセルクセスを生み出した魔女である事も描かれる・・。-

■感想
 ・飛び散る血潮、吹き飛ぶ腕・・、叩き割られる兜。迫力は映像効果の進歩もあり、前作に引けを取らない。

 ・大軍のペルシャ海軍を、真横から襲い(海戦の基本)、寄せ集めのギリシャ海軍が粉砕する序盤の面白さ及び迫力。

 ・テミストクレス(サリバン・ステイプルトン)を懐柔しようとするアルテミシア(エヴァ・グリーン)の姿・・。
 -ええっ、エヴァ・グリーン姉さん、そんなことまでしちゃうんですかい!-

 ・そして、二人の海上での一騎打ち。そこに駆け付けた夫レオニダス(ジェラルド・バトラー)を殺されたゴルゴ王妃が、スパルタ海軍を率いて現れるシーン。
 敵である、ギリシャに屈することなく、斃れるギリシャで生まれた、アルテミシア海軍司令官の姿。

<海戦を描いた、大迫力の映像と共に、エヴァ・グリーン演じるアルテミシア海軍司令官の哀しい過去に起こった事への復讐に燃えた、蠱惑的な眼に魅了される作品。>

NOBU