神様のカルテ2のレビュー・感想・評価
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やっぱりおもろねー
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相変わらず眠いこと言ってる桜井と、旧友で現実主義者の藤原。
患者の柄本が死にかけて、夜景を見せようってことになる。
そのためには病院のネオンが邪魔で、宿直が意図的に電源OFF。
柄本は最後感動的なことだけ言って、ちょうどええタイミングで死亡。
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うーん、あまりにもズレてると思うわ。
儲け第一主義の病院の中で、患者と心を通わせるのはいい。
でもやってることが子供じみて無意味過ぎる。
夜景なんてどーでもええし、そんなんでネオン消すなよ。
大人の社会とは到底思えない、無理やり感動させようという意図に興ざめ。
相変わらずあおいの存在意義が全く無いし。
次作があっても絶対見ないと、嫁と誓い合いました(場)
特に進藤先生と貫田先生に心が動いた
【レビュー者】
下記の状態で観賞
◆原作未読
◆1話観賞済み
◆事前情報無し
当時は櫻井翔さん目当てで観賞。櫻井さんが思った以上に作品に馴染んでいて、ストーリーがスムーズに頭に入ってきました。宮崎あおいさんとの夫婦姿も素敵でした。
今回作品のテーマは『医師の家庭・働き方』かと思いますが、演じる役者さんがとても魅力的だったのでそこを軸に感想を伝えたいと思います。
また、恐らく今回お話の構成は、進藤先生、貫田先生がメインに描かれていたと思いますので、主にそのお二人について書きたいと思います。
「医師の家庭か。感情移入できるかな?」という気持ちを持ちつつ最初の方はボーッと見てました。しかし、藤原竜也さん演じる進藤先生のシーンが出るたびに、進藤先生の夫・父としての苦しみがどんどん伝わってきて、物語中何度も胸が締め付けられました。「『立派なお医者さまですね』ってほめるんだ。」「狂ってると思わないか?」「夫婦って何なんだ?」などの言葉の伝え方、問いかけが重く、本当に苦しそうで。こちらが泣きたくなるくらい、いつの間にかとても感情移入をしてました。
貫田先生ご夫婦のお話に対して、進藤先生ご夫婦が抱えるものは生命に関わる話ではなかったので、家庭持ちではない私はその苦しみがわからないかも...ということも最初は思っていたのですが、藤原さんの表現にて進藤先生の感情に引き込まれ、今回のテーマについて真剣に考えている自分がいました。
病院でお話されるところや、子どもに接するところが優しく穏やかで、最後奥さんとの電話での話し方も色々な想いが伝わるもので、しっかりとその役の魅力も表現されていてとっても素敵でした。
そして、柄本明さん演じる貫田先生が死へ向き合っていく姿は涙が止まりませんでした。特に病室で声を上げて泣く姿は見ているのが辛かったです。死への恐怖、悲しみがとても伝わってきました。残りの命を燃やしつつもカルテを書き上げる姿、背中に注射を打たれ痛そうにされてる姿、ベッドで次第に体力を失っていく姿。貫田先生の最期の時を側で見させて頂いてる感覚でした。そして、長年連れ添った奥様に伝える言葉と星空の下で市毛さんが涙を流すシーンは、本当に辛くて悲しくて。泣きに力が入って頭が痛くなりました。
今回、この映画では、それぞれの夫婦のあり方、それぞれの医師・家庭人としての生き方が丁寧に描かれてると思いました。現実はもっと違うものがあるとは思いますが、心温まる物語、綺麗な物語として、観て良かった。となる映画でした。
傍にいなくても、気持ちは寄り添える
映画「神様のカルテ2」(深川栄洋監督)から。
さすが、続編が製作されることだけあり、
ストーリーがしっかりしていて、安心して観れた。
今回は、医者とその奥さんという、3組それぞれの夫婦関係が、
とても爽やかに、私の心に残った。
たぶん作品の根底に、お互い忙しく仕事や生活に追われているが、
「傍にいなくても、気持ちは寄り添える」という考えが流れていて、
作品全体に、それを意識した、温かい夫婦愛が散りばめられていた。
特に、柄本明さんと市毛良枝さん演ずる夫婦の関係は、
ふたりにしかわからない距離感があり、程よく支えあっている。
その夫婦の歴史が支えになって、若い奥さん役の宮﨑あおいさんが呟く
「一番苦しい時に限って、私がいることを忘れてしまう」という
一方通行の想いを、熟年夫婦役の市毛良枝さんが、見事に
「傍にいなくても、気持ちは寄り添えるのよ」と双方向の想いに変え、
出産間際の若夫婦に、言葉のプレゼントをしたのではないだろうか。
じっくり考えてみると、それは、多忙の医者の夫婦に限らず、
どんな職業の夫婦でも、いや、遠距離恋愛の恋人たちにも通ずる
大切なフレーズとして、輝きを増してきた気がする。
もちろん、女性側だけでなく男性側も、こんな考え方を持てたら、
より素敵な夫婦生活が送れるに違いない。
私も愛用の手帳に、メモしておこうっと。
真の助け合いを。
シリーズ二作目。
原作は相変わらず読んでいないが、一作目を観ているので
すんなりと主人公夫婦の世界に入ることはできた。
好き嫌いの分かれそうな描き方ではあるけど、地域医療が
抱える問題というより、今回は共働き夫婦全体が抱える問題
になっているな、と感じた。
子供が生まれれば、生活が今までのようにはいかなくなる。
子供って、絶対今日は困るんだ!という時に限って熱を出す。
仕事仕事で隙のないスケジュールを生きる夫婦には、
どちらかが仕事を削って面倒をみなければならない時がある。
今作で登場する一止の同期・進藤の言葉に、それを思い出した。
進藤の妻は小児科医で忙しく働いている。たった一日の休みを
とったその日に亡くなった子供の遺族から不在を責め立てられ、
精神的に参ってしまい、以来子育てを夫に押し付けている状態。
業を煮やした進藤が子連れで一止の働く病院に赴任してきたの
だが、保育園の迎えや世話で、担当医本来の業務に没頭できない
状態が続く。そこで進藤の投げた疑問が「夫婦って、何なんだ?」
それに対する応えを出すのが一止の妻・榛名と恩師の貫田夫妻。
どちらも忙しく働く夫の傍で、妻が黙々と支えているのだが、
もちろん寂しくない訳ではないし、何の不満がない訳ではない。
お互いに夫の仕事が何であるかを理解し、応援し、協力するのみ。
逢える時に逢い、話し合い、支え合い、赦しあっているという
いわば夫婦の理想形。こんな奥さんだったら夫は嬉しいだろうね。
進藤家はその逆パターンになるのだが、もし子供が生まれたなら
当然そういう時期がくることを初めに予期していたはずである。
医師は患者が第一なのは致し方ないが、医師にだって家族はいる。
その協力をチーム全体で補ってあげるべきじゃないかと私は思う。
何でも一人で抱え込むと(特に子育てには)ろくなことがない。
最近は大型マンション内や企業内に保育施設が設けられている。
病院内にも働く医師のための保育施設が作られるべきだと思った。
そもそもこういった重労働で睡眠時間すら僅かだという医師達を
診てもらう患者側も、もっと知らなければいけないと思った。
彼らが倒れてしまったら、私達の救急要請に誰が応えてくれるの。
健康第一を謳う医師が、不健康第一では困る。
難しい問題ではあるけれど(どの企業・団体に於いても)せめてもの
改善を促す一項目にはならないものだろうかと、今作を観て思った。
タバコをやめましょう、身体によくない。といいながら、
ああやってタバコをふかす医師を見て、いかにストレス重篤かを
考えさせられてしまった。
(仕事も子育ても身体が資本。神様のカルテを遺すより長生きしてね)
よかった!
とても心温まる話だった。
内容は本を読んでからの方が良い気がした!
人生の話だから仕方ないのかもしれないが終わり方がもう一息!という感じだった。
風景、サラブライトマンの音楽が最高に素敵だった。
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