春を背負ってのレビュー・感想・評価
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肝心な所で言い間違え…
ゴロウさんが倒れてトオル達が下山するシーン。
トオルが「トオルさん、僕は許さないよ、絶対許さない」って…
鬼気迫る緊迫シーンなんだからその言い間違えはないだろし編集で気づいてくれ!
景色が素晴らしく山に行ってみたくなる
景色が素晴らしい
予告にも出てきた、山小屋の屋根で蒼井優がカラフルな布団を干す絵は特に美しいです
ところどころBGMがわざとらしいなと思うところや、最後のくるくる回るところ等、古臭さも感じましたが、景色がとにかく素晴らしいので、引き込まれました
しっかり者で料理上手で働き者で明るくてかわいくて救助までテキパキこなしちゃう愛ちゃんて、優秀過ぎ
そりゃ惚れますわ
菫さんも美人で働き者で素敵な人ですよね
監督の理想ですかね
蒼井優さんいい女優ですね
ファンになりました
ヘリは資材は運ぶのに急病人は時間と戦いながら背負って下山する矛盾。...
ヘリは資材は運ぶのに急病人は時間と戦いながら背負って下山する矛盾。
そうなのかもしれないけど、であれば説明が無いのは不親切。
原作から小屋の場所を立山にしたのも疑問、ダイナミックな絵にはなったものの原作の小屋のイメージとはかけ離れてしまいストーリー全体に説得力がない。
結局、立山の四季を撮りたかっただけなのでは?と思ってしまう作品です。
蒼井優はとても良かった。
原作
撮影や時間の都合もあるだろうが、色々なところがちょっとずつ原作と違っていた。小説だと章ごとにストーリーが繋がっていなくとも気にならないが、映画だと違和感がある。とくに女の子の遭難はもっと主人公の成長を強調して示してほしい。それと椅子職人のくだりはなくてもよいので、もっと山の話しを増やしてほしいと感じた。
松山ケンイチの演技がいまいち。素朴な青年の役は合わないと思った。昭和テイスト強すぎ。。
舞台は山脈。ドラマは平地。
御年75歳のカメラマン、木村大作の監督作品2作目。
父の意志を継いで山小屋を営むことを決めた青年、
そして同じく山に魅せられた人々の1年間を描くドラマ。
ネタバレというか、
初めに言っておきますと、酷評レビューです。
本作を気に入っているという方は
「生意気書きやがってからに」くらいの
感じでテキトーに読み飛ばしてください。
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まずもって木村大作の撮影作品をそんなに観ていない
自分は(『八甲田山』『劔岳 点の記』『北のカナリア
たち』くらい)、この方に思い入れがある訳でもない。
というか、ニガテな方だと思う。
『劔岳~』は劇場で観たが、イマイチだった印象。
自然風景は確かに綺麗なのだけど、セット撮影と
思しい室内でのシーンは音響に違和感を覚えた上、
同じ人間が撮ったと思えないほど安っぽく見えたし、
何よりも書き割りみたいに平板なセリフやドラマに
白けてしまった記憶がある。
そういう向きからすると本作も、『劔岳~』から
あまり大きく変わった印象は無かった。
前述のセット撮影に関する点は気にならなかったものの、
印象付けたいのであろうセリフのしつこさや
役者の熱演が空回りする薄っぺらいドラマのために
淡々とした気持ちでの鑑賞に終始した。
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山小屋経営に関して素人の主人公が、
苦難を乗り越え、雄大な山の魅力に気付き、
自然の中で生きることに喜びを見出だす――
この映画は美しく移り行く四季の風景を通して
そんなドラマを描きたかったんだろう。
だが、大した苦悩も感じられずサクサク成長する主人公
や周囲の人々を応援したいという気持ちにならないし、
いくら風景が美しく見事に撮影されていても、
現実味を感じさせない平板なセリフや
(断っておくが作劇的なセリフの
言い回しや演技は問題視していない)
突拍子もない演出が画面から飛び出す度、
映画への没入感はもとより、登場人物達への
感情移入の念も断ち切られてしまう。
ラスト近く、「きっと帰ってくる」と話してる最中に
トヨエツが鼻歌混じりに戻ってきたシーンには
耳と目を疑ったし、その後の“ぐるぐる”シーン
には、はっきり言って失笑した。
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75歳にして監督2作目を作り上げた監督の
チャレンジ精神には敬意の念を覚えるし、
監督業の難しさを大して知らない人間のくせに
随分酷なことを書いていると自分でも思う。
何より、過酷な撮影に耐えて本作を作り上げた
スタッフ一同に対しては本当に申し訳ない。
だが、やっぱりこの映画は好きになれない。
むしろ、というよりも、だからこそ、「スタッフの
努力をムダにするような仕上げ方するなよ」
と言いたくなる。
雰囲気が古臭いかどうかは欠点とは思わない。
古臭かろうがピカピカの新作だろうが、優れた映画は
どんな時代の人の心も揺り動かす何かを有していると思う。
僕の場合は、この映画にはそれが殆ど感じられなかった。
山岳での撮影に尽力したスタッフを
労う意味を込めて、判定0.5プラス。
〈2014.06.24鑑賞〉
カメラを背負って。
日本映画を牽引してきた名カメラマンの監督第二作目。
前作同様、冒頭から広がる美しいパノラマ世界。
まるで木村大作写真展を観にきたかのような絵ではあるが、
今時CGに頼らない映像表現の素晴らしさには感動する。
木村大作はやはりカメラマンなんだと思う。監督としての力は
監督勢に及ばない。俳優の力で演技をさせて、それを見守る
ような演出に終始している。一作目同様、それは確かにある。
ただ、昔ながらの映画を観てきたクチにとっては、
映画ってこういうものだったよね。が満載で、ベタでラストが
まる分かりの話を最後の最後まできちんと作り込んでいるのが
例えばエンドロールの映像と歌のマッチングだけでよく分かる。
監督が絶対にこれ!と選びに選んだ山崎まさよしの「心の手紙」
大変失礼ながら(いつもすいません)
最後の最後であぁ~これは素晴らしい♪と思ってしまった。
最近観た一押しの時代劇で、唯一の難点がラストの選曲だった。
雰囲気をブチ壊す楽曲をわざわざ選ぶ大人の事情に呆れる。
観客が心地良く劇場を出られる作品が、以前は多かった。
謎が謎を呼びリピーター鑑賞で確認しないと把握できないとか、
このラストはご想像にお任せするとか、主人公はどうなったか
分かりませんとか、気持ち悪い終わり方をするのはホラーぐらい。
昭和後期の日本映画には最後だけ巧く纏まった作品も多かった。
テーマソングが売れ、出演したアイドルが売れ、一応監督名も
そこそこ売れ(爆)、みたいな感じの凡庸作品がかなりを占めた。
今や「名」がついている監督だって、あの頃はボロクソに言われて
いたのに、まさかそれが今頃名匠なんて呼ばれているのが面白い。
木村大作は数々の現場を体験してきて、映画がどう作られるべき
かを学び、今持ってそれを大切にしているのが分かる。
だから今作は今作で観ておいて決して損はしない作品だと思う。
本当の雪はあんなで、本当の空はあんなで、花はああいう色で、
そこで合宿(大変だったようですが)を経験して、演技に臨んだ
俳優たちが、素晴らしい演技を魅せてくれた。そういう作品である。
(しかし山に縁がない私はやっぱり怖い。高い所はどうにもダメだぁ)
久々に薦めたい映画
中高年が視られたら良いのでは思います。ストリーも単純です。私的には、最近の映画はどうもしっくりこないものが多い中、この映画しっくり来ました。実際、山に登り共同生活をしながらの撮影とのことで学生時代に登山を少しやっていたので実感が湧きます。豊悦が人力で救助れて、木材を運ぶ時にはヘリが来る。という批評もあるが。天候が悪くヘリが出せないなどのセリフが必要であったと思います。こうしないとドラマが盛り上がらないとも思いますが、非現実ではありません。筋書きもありふれたものです。でも初老を迎えた者には、最近の映画の中で久々に高評価の映画と思えます。
ちょっと古いかな
まず、配役がみごと。そこにその役者がいることで、キャラの説明が要らないくらいくらいに自然体だった。平凡なストーリーなので、そのほうが安心して観られていい。特にトヨエツ、うまいなあと思った。
映像も、言うだけあってとてもきれい。とりたい瞬間のために、どれだけ粘ったのだろうと想像すると、妥協しない職人気質がうかがえる。
ただ、どうも古臭い。煽るような効果音とかベタすぎ。押し付けがましく感じてしまった。まあ、TVで宣伝でまくりの監督の個性を思い浮かべれば、らしいな、という感じ。
「テラス」を見つけたクダリは、最後にとっておきの風景を見せるからというフラグだと期待したが、それがないのは不可解。
それと、トヨエツの救護でさえヘリを使わないのに、「テラス」の材木にはヘリを使うのか、ってとこがハテナ。
~
胸に響く言葉が数々と出てきました!
地に負けないように一歩ずつ普通に歩けばいいんだ!この言葉がすごく印象に残っています。人のつながり、家族をもっと大切にしていこうと改めて感じさせられました。
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