春を背負ってのレビュー・感想・評価
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俺は山を撮るんだ!という強烈な意志を感じる
長年、カメラマンとして撮影されてきた木村監督ならではの
こだわりが終始ガツンと伝わってくる映画でした。
とにかく、この人の「こだわり」がスゴイ。
「俺はこう撮るんだ!」というガンコさがビシビシきます。
静かな展開が続く中で、骨太さを感じました。
CGに慣れているためか、山の描写では、その壮大さを感じ、山登りしたいなと素直に思える、ドキュメンタリーのような感じもしました。
登場人物は皆「何かを背負って」生きています。その過去を広げていく過程はしんみりしたり、感動したり。
周りはご年配の方が多かったですが、すすり泣きも聞こえてきました。
個人的には、主人公(松山ケンイチ)が金融業から山小屋で働くことになった上で、けっこうすんなりと受け入れられたような展開でした。
もっと葛藤があったと思うので、それを見られたら尚良かったと思います。
ただ、何故☆3つなのかというと、20代の自分からすると、セリフの言い回しとか、カメラワークとか、行動とかやっぱり水戸黄門的に感じたり、「そんな展開ある?」といった泣ける場面が逆に笑えたりする所ありました。素直な気持ちとして。
しかし、それも枝葉末節のことであり、ストーリーは古臭くないので、何かきっかけが欲しいときは観たいと思います。
今の時代にこういう映画を作っちゃう監督の強さがいいと思いますし、次回作も是非期待します。
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胸に響く言葉が数々と出てきました!
地に負けないように一歩ずつ普通に歩けばいいんだ!この言葉がすごく印象に残っています。人のつながり、家族をもっと大切にしていこうと改めて感じさせられました。
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