劇場公開日 2014年6月14日

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春を背負ってのレビュー・感想・評価

全63件中、21~40件目を表示

3.5丁寧に生きる

2015年4月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

待ち遠しかった桜の花が咲き始めた卯月の始まり。心の内にも春を呼び込んであげよう…❀そんな気持ちからこちらの作品を手に取りました。

立山は小学生の頃、家族で夏に旅行した場所。登山は無理でしたが、雄大な自然の景色に圧倒され、8月に冷んやり体が縮む体験は貴重だったと記憶に残りました。

タイトルになっている「背負って」は主人公が様々なものを受容して
成長していくところから付けられた様に感じました。
親のあとを継ぐというのは最初からそうであるものとして育った環境と、いきなり異世界から飛び込むのとでは雲泥の差があります。
彼の場合、良き師匠、良き仲間、それから凛として自分の役目を背負って生きる母の存在、そして何より亡き父の在りし日の勇姿であったり、人を大事に想う心根に触れてきたからこその決断だったのでしょう。

映画の中では その辺りの説得力が足りないように描かれていますが、連続ドラマのようにはいきませんね。

立山連峰の悠々とした大自然はやはり良かったです。
台詞等やや一昔前の作風ぽさが頭をかすめましたが、松山ケンイチさんと蒼井優さん そして、豪華な脇役の実力俳優さん方の持ち味を生かした正統派ストーリーには満足です。個人的には檀ふみさんの母親の楚々とした姿に憧憬を抱きました。

見終えてみれば 清涼剤のような今作は 日々混沌の中で頑張ってる人の肩の荷もひととき、背負ってくれたのではないかしらと 思いました(笑)
心の空気をほんの少し入れ替えたい方、おすすめできる一本です❀

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sonje

3.0美し映像

2015年1月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

面白かったです!
蒼井優さん、松山ケンイチさんなど、素晴らしい俳優さんばかりで、楽しめました。
映画館で観たらもっと良かったかな…。

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將

3.0牙が抜けた木村大作

2014年12月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

名カメラマン・木村大作による「剣岳 点の記」に続く監督2作目。
「剣岳〜」が非常に良かったので、今回も期待していた。

厳格な父に反発し東京で金融会社に勤める亨は、父の急死を知らされ帰省する。父が営んでいた山小屋を訪れ、父の仕事を継ぐ決意を固める…。

冒頭の金融会社勤務時のエピソードは驚くほどつまらない。主人公同様、心ここにあらず。
帰省してからが見所。

まず、立山連峰の美しく雄大な映像の数々。
これだけでも劇場で観たかった。
あの鶴の群れがエベレストを越えようとするシーンなんて本当にCGじゃないよね!?
木村大作のこだわりの映像美が堪能出来る。

馴れない山小屋の仕事に悪戦苦闘の日々。
そんな亨を支えるのは、愛やゴロさんら父と親しい人々。
大自然に抱かれた人と人の交流を温かく描く。

結果的に言えば悪くはない映画ではある。
こういうハートフルな作品は好きだし、松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司、小林薫、檀ふみら挙げたらキリがないほど多彩な顔触れの実力派俳優たちによるアンサンブルも注目。山崎まさよしの主題歌も余韻が残る。
だけど…
腑に落ちない点やパンチが足りないのもまた事実。

多くの方が指摘しているように、亨がエリートの道を捨ててまで父の仕事を継ぐに至った心情の描かれ方が浅いのだ。
山小屋を訪れ、父の山と山小屋に対する思いを知り心動かされ…というのは分かるのだが、あっさり過ぎる。それをこれまたあっさり承諾する会社の上司も…。
それから、あんな標高の高い所で携帯って使えるのかな…? トランシーバーならまだしも…。

そして一番違和感を感じたのは、これが木村大作の作風か?
映像的には間違いはない。
しかし、全体的に単調で大人し過ぎる。
例えば、「八甲田山」のような映像から伝わる凄み、「剣岳〜」のような苦行と言われた信念…それら野心的なインパクトは何処に行ったのか。
まるで山田洋次が山を舞台にした映画を撮ったような、さらに言えば「北の国から」を見ているようだ。良くも悪くも、古臭い単調な作風と演出が拍車をかけてしまっている。

何度も言うが、悪くはない。悪くはないが…
木村大作監督3作目は、圧倒されるような野心作を見たい。

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近大

4.0美しい

2014年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

見どころは映像の美しさ。
立山連峰の大自然をこれでもかと魅せつけてくれます。映画の内容もそんな美しさを引き出すためのもので、ストーリーなどに面白みがあるわけではないのですが、なぜかその大自然に引きこまれていきます。

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ガダボン

4.5原作

2014年8月13日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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tosisasa

2.5舞台は山脈。ドラマは平地。

2014年8月9日
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鑑賞方法:映画館

単純

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浮遊きびなご

2.5いい人ばっかり。

2014年8月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

雪山での撮影にこだわる木村大作監督作品である。
「八甲田山」(森谷司郎監督)や「復活の日」(深作欣二監督)のようなヒリヒリするようなパニックは起こらない。

高い山の上で山小屋を営んでいた父親が事故で亡くなった。息子の亨(松山ケンイチ)はトレーダーの仕事を辞めて山小屋を継ぐことにする。

確かにロケの効果は絶大である。雪の中を歩いているシーンをロングショットでとらえるところなどは観ていてすごいとは思う。
だがドラマとしては、まったく機能していないといってもいい。
葛藤がない。山小屋を継いで、愛ちゃん(蒼井優)や悟郎さん(豊川悦司)の協力もあってかなり順調にことは進む。
天候が荒れているのに引きとめられなかった大飯くん(池松壮亮)がケカをしても、すぐに立ち直る。

いい人しか出てこない映画は、観ていて気持ちはいいが、感動は小さい。
笹本稜平の原作はどうなっているのだろうか。

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mg599

1.5古臭い

2014年7月31日
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単純

寝られる

画の迫力、インパクトは感じられる。ただ、全体的に古臭い。そこに魅力があればいいのだか、ただただ古臭いだけ。セリフも聞いていて心地悪い。

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たくや

4.0山に登りたくなる

2014年7月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

安心して観ていられる映画でした。
景色は綺麗で、雪が降ってなければ山登りも良いなと思いました。

ゴローさんの存在感が大きくて、記憶に残る名台詞が次々出て来るので、この状況で次は何を言ってくれるのか、自分ならどういう言葉を言えるのか、考えていましたが、総じてゴローさんのボキャブラリーには勝てませんでした。
人生経験豊富じゃないと、出てこない台詞だなあと感じました。

演出が古いとかレビューにありますが、この監督はあえてそこを狙って突いているように思えました。
じゃないと、最後のグルグル回るのなんて、今じゃコントでしか見ないような演出ですからね。
突っ込んだら負けのような。

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みみなりぃ

5.0映像が素晴らしかった

2014年7月22日
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泣ける

楽しい

難しい

清々しい気分になりました!山の厳しさ!天候の変化!松山ケンイチさんの 亨 ・豊川悦司さんのゴロさんピッタリの役どころでした 又、観たい

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花 ちゃん

3.0自分の居場所の作り方。昭和の空気が漂う人間ドラマ。

2014年7月21日
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悲しい

知的

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:自然の厳しさの中で、それぞれの居場所を見つけていく登場人物達が清々しい。風景も壮観。
否:全体的に、ちょっと台詞が説教臭い。展開もややご都合主義か。

 山小屋という厳しい自然環境にあって、その中でもたくましく生きようとする主人公の、覚悟にも似た強い感情に心打たれます。同時に、自分の居場所をなくしながらも、それでも今自分がいる場所を、自分にとっての本当の居場所にしていこうと一生懸命になる登場人物達の姿に、すごく元気をもらえます。
 台詞は結構お説教臭くて、言い回しなんかも古い印象がしてしまうのが、難点といえば難点でしょうか。展開もやや昭和なイメージがしてしまうのがたまに傷です。
 どちらかといえば、かなり大人の方向けの人間ドラマです。

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映画コーディネーター・門倉カド

4.5清々しい気持ちになる映画です

2014年7月20日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

観て清々しくなる映画でした。

はじめ、他の方が書かれるとおり、ボケた映像や古臭さ、演技も軽く感じてしまい、どうかと思いました。

しかしこれは監督の思いを伝える為の演出なのかな?と思いました。
あまり細かな事に気にならなくなります。

ずっと記憶に残る素晴らしい映画です。

一人旅ができる方、自然が好きな方(そういうタイプの方の意)、子供より大人向けと思います。

実はキャスト陣もあまり好きでありませんでしたがレビューを読んで観てみようと思いました。お陰様で印象が変わりました。
素人っぽいカメラ、軽い演技、ぼけた古臭い映像…終わってみれば清々しい素晴らしい映画…監督さんの狙い通りかもしれませんね。

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ちとり

4.5見終わって爽やかな気持ち

2014年7月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

観てよかったなと思える映画。

山の厳しさ美しさが両方感じられる映画。
山を甘く見ると、人に迷惑がかかるし自分も大変な目にあうと思った。

安易な気持ちでは山登りは出来ないと思いました。

親しみのある不思議で頼りになるゴロさん(豊川悦司)が良かった。

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猫田シロ

4.5北アルプスに乾杯

2014年7月15日
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泣ける

幸せ

あまりの絶景に感涙しました。キャストもすごくマッチしていた。山登りにトライしたくなった。美しい風景を観ると、疲れが取れますね!

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モーリス

4.0泣きっぱなし

2014年7月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

一人で見たんですが、なぜか、泣きっぱなしでした。
人間模様が、ぐっときたんだと思います。
山小屋での3人の関係がよかったです。
昨年、富士山が文化遺産になって、軽装登山が後を絶たない社会問題に対しても、もの申していたのかな。
一段と山が好きになる作品でした。

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風

4.0春よー

2014年7月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

死んだ父の山小屋を継ぐ、家族の想いが伝わってくる。
そして、その山小屋を自分達の手で守り抜こう、という気持ちがどしどしと伝わってくる。

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映画好きの K

3.5自然のままに。

2014年7月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

そのままの山を撮ってて、
これといって物語の山があるわけじゃないけど
それがまた自然体でいい映画だと思った。

ただひとつだけ、
最後のくるくる回るシーンは要らなかったんじゃないかしら?

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momo

3.0物分りの良い主人公

2014年7月7日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

松山ケンイチの演技は置いといて、物分りの良い性格がストーリーを単調にしてしまっています。主人公なんだから、もう少しストーリーを引っかき回した方が良いと思いました。原作を重視したのかな?。立山の映像は素晴らしいのですが、それなら秘密の場所からの風景も見せて欲しかった・・いや、それは見せたらダメですね。

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はるっち

4.0古臭さが良かった

2014年7月7日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

幸せ

監督の暖かさがとても伝わってきました。
古臭い、ダサい、と言う方もいらっしゃいますが、わたしはこの日本映画の良い古臭さを現代で感じることができてとても嬉しいです。

景色の美しさ、豪華すぎるキャストさん素晴らしかったです。
映画館に見に行って良かった。

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前菜

4.0美しい風景は必見

2014年7月6日
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泣ける

興奮

幸せ

『春を背負って』を鑑賞。
名カメラマン木村大作の監督2作目となる作品。
山小屋を経営する父親から距離をおき、東京でトレーダーとして働く享(松山ケンイチ)は突然父の訃報を聞き、山小屋を引き継ぐ事を決意。山小屋で働く愛(蒼井優)と、父の友人であるゴロさん(豊川悦司)の3人の奮闘を描く。

まず、この映画の主役は松ケンでもトヨエツでもなく、紛れもなく「山」であろう。
自然が与える素晴らしい景色とそれに反する厳しさ。映画はそれのみで構成されている。それは作品に悪人を一切登場させない事によってより一層強調されている。
さらには映像においても引きでのカットが非常に多いにも関わらず空撮やCGを一切使用しないなど、撮影が困難であった事を想像させる。そしてその迫力は確かに活きており、物語に深みを与える事に成功している。

個人的にはエンディングテーマである山崎まさよしの「心の手紙」が非常に映画にマッチしているのも良かった。四季折々の美しい風景映像にこの曲が流れれば観客は席を立てないのではないだろうか。

とにかく日本の四季を抜群のセンスで実に美しく撮られた今作は是非劇場で体感して頂きたいと思う。

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えのきち