世界にひとつのプレイブックのレビュー・感想・評価
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ジェニファー・ローレンスを鑑賞する映画
とにかくジェニファー・ローレンスの強く複雑な表情に惹きつけられます。
やたらとコケティッシュで繊細で痛くてどうあろうとプライドは捨てない。
デニーロが父親役だとそれだけで無駄にかまえてしまう。。。
脆く危うい息子を恐る恐るただ見守ろうとする母親がとても良い。
ラスト、ブラッドリー・クーパーの瞳が澄んでくる感じも素敵でした。
浅く緩く稚拙。
乗れず。
大味アメリカンアイテム(アメフト、セラピー、スポーツ賭博、近接禁止令)のせいか。
米製でも「恋愛小説家」は男女の繊細な機微が匂い立ったのに。
湧き上がる感情の積重ねが「浅く緩く拙速」と私は感じた。
評価は高いが
評価が高かったので期待してみましたが、期待しすぎたのか内容的には並に思えました。
ジェニファー・ローレンスは、とてもいい表情をしてると感じました。
前半と中盤が、なんかグダグダしてたかんが否めなく、退屈でした。
最後に来て、ロバート・デニーロもいい味をだしてました。
最後は、好きな展開でしたがそれまでが、もう一工夫あればよかった。
過去を受け入れ、乗り越えていく
よくある恋愛映画だろうと思いつつ、よく見かけるのでなんとなく観た映画だったが、思いのほか良かった。
序盤の主人公は物凄く嫌な奴だと思った。
病気のせいであるかもしれないが、傍若無人な態度に周りの親しい人は辟易していただろう。
けれどヒロインの彼女は違った。私は彼女が主人公のどこを愛したのか今でも分からない。なぜ、そんなにも執着するのだろうと思った一方で、どんなに酷い過去があろうともそれを受け入れ、むしろそれが今の自分を作ってくれていると誇らしいとさえ思う考えに私は惹かれた。
もしかしたら、そんな考えを持っていたから彼女は主人公に何かを見出したのかもしれない。
世界にひとつのプレイブック
場面場面によって流れる音楽が印象的。
2人の早口のかけ合いが映画全体を通して心地よい。見ていて飽きない。
ダンスの時にはじめて見せたティファニーの笑顔が良い。
最後の賭け事はあの歓喜のラストのためにあった。身内だけで喜んでるのがすごく良い。
最後の方までティファニーの恋心がはっきり明示されない構成に脱帽。過去を受け入れてその次に繋げたパットを描写する良いラストにスムーズにいけた。
見終わった後の幸福感がすごい。
excelsior より高く!
あっという間に終わる
あっという間に終わった。
というか、いったい何が行われてるのかついていけず。
すんごい早口のすんごいやり合う、すんごいセリフ量の会話をひたすら見せつけられた。
で、結局オチはそこかい!
と、あっちゅーまにエンディング。
アカデミー賞主要部門でノミネートされまくった作品だそうですが、味わえる時間がないのが残念。
ダンスシーンは素敵でした
最大の衝撃は
デニーロが普通の父親役だったこと。
まぁ、完全に普通ではないけど、彼が演じる役としては家庭的すぎてビックリ。
そもそも、あらすじも読まずに見に行き、バイオレントかつシリアスな話だと思い込んでいたので、ハートウォーミングで笑える家族&恋愛物語だったことにも驚いた。
最後が平凡すぎてちょっと残念だったけど、笑い満載でなかなかでした。
ぶっ飛びラブコメディ
パートナーを失って心のバランスを失った2人の
ぶっ飛びラブロマンス。
ちょっとしたきっかけでぶちギレてののしり
合ったり、物を壊したりする場面があるので
ビックリしたけど、まぁ感情がコントロール出来ないから仕方ない。
ペアダンスが2人にとってのセラピーとなっていき、少しずつ心の傷が癒えて感情が安定していく。
ダンスコンテストの時にティファニーがコニャックをあおり出した時にはちゃんと踊れるか
心配になったけど。ちゃんと踊れて良かった。
どん底だった2人がまた希望を見出だせて良かった。最後はちょっと出来すぎ感もあったけど
ハッピーエンドで良かった。感動しました。
ゴミ袋着て走りたい
ジェニファーローレンスには素が感じられない。
じぶんを演出しちゃうタイプで顕示欲が強そう。
貞淑でなくスラッティー。
芯が太く、気が強く、上昇志向がある。
優柔不断ではないが、素直さに欠ける。
オスカーを獲ったのは、おそらくティファニーがジェニファーローレンスそのもの、だったからだろう。
パットを好きになっているのに、ニッキーとの復縁に協力する勝気さ。
ローレンスは、のびのびと自分自身を演じている──ように見えた。
男からすると、面倒くさそう。
でもラブリーな女性。
フェロモンを押し出してくるタイプ。
使えるものは使う。
NY州の標語は自身のモットーのようだ。
若くしてオスカー女優となった重圧が想像されるが、流出やワインスタインを乗り越え、うまく泳いでいる。賢いひとでもある。オスカーの階段でコケたのも打算かもしれない──なんて思った。
まったくもってティファニーはジェニファーローレンスそのものだった。
クライマックスを盛り上げるのがパーレイ法(連勝を前提にした倍賭け)。
ダンスコンテストでスコア半分なのに大絶叫するのがやたら痛快。
ラストはティファニーをパットが追いかけ、めでたく大団円。
邦題も珍しくナイスだと思う。
見どころが盛り沢山で、スター競演が楽しくて、かっちりハッピーエンドの脚本。
ハリウッドの浩々たる懐が見える、かなわない系の映画。
デニーロも素敵だったけれど、いろんな映画で見るJacki Weaver(母親役)がすごく上手だった。さらに、個人的にはティファニー姉の旦那ロニー役のJohn Ortizに男優賞。The Dropの刑事役同様、とても光るバイプレーヤーだと思う。
激しくも弱い女性…そりゃ惹かれるでしょ?
ジェニファー・ローレンスの魅力を堪能する映画です^_^;
原作がそうなんだろうけど、心の病の描写は不要では?なくても普通に良い脚本だと思うけどなぁ…
デ・ニーロ父さんも流石です。
【”過去を受け入れ、より高く!”そして、”サインを読め!” 多幸感溢れる恋愛映画の良作。】
”翼の折れた”、パット(ブラッドリー・クーパー)と、ティファニー(ジェニファー・ローレンス)。
過去の哀しきトラウマにより、躁うつ病と診断され、カウンセリングを受けるパットの言う”抗うつ剤”問題(太る、眠くなる・・)は、今思うと現代的だなあ。
(鑑賞当時は良く分からなかったが、最近70歳以上の方が常用していると、認知症リスクが高くなるとか・・。)
脱線した。
兎に角二人は、色々と問題児。
けれど、二人は出会った時から(素振りも見せなかったが)・・。
ティファニーがパットの父を論理的事実に基づき言い負かすシーン(言い負かされた時のロバート・デ・ニーロの顔ったら・・。けれど流石父親、見抜いていたな・・。)や、
ダンス大会に出場する条件でティファニーがパットに元妻に”手紙”を渡す約束をするシーン。
そして、
パットの父が”バーレイ”を受け、二人がプレッシャーを撥ね退け見事に賭けに勝利するシーン。(と、5点台なのに大喜びする彼らを、不思議そうな顔で見るダンス大会出場選手や審査員達の顔も面白い。)
会場に来ていたパットの元妻(そもそも、この人が浮気したのがいけないんじゃないの?、と当時憤慨しながら観ましたよ。)に気付いたティファニーの行動。
唖然とするパットに”デ・ニーロ父”が息子に的確なアドバイス!(ナイスである。)
ラストもとても爽やかで、多幸感が溢れる作品。
<小品かと思いながら観に行ったら心に深く刺さった作品。ティファニーを演じたジェニファー・ローレンスの陰りの有る瞳にやられた作品でもある。>
<2013年5月18日 劇場にて鑑賞 当地ではセカンド上映であった。>
想像よりずっとクレイジーで、それが優しかった
心に傷を負った男女が出会い再生する物語。その通りではあるんだけど、そんな言葉では言い尽くせない素晴らしい映画でした。
深い傷は人と出逢えば癒されるか?家族と分かち合えば癒されるか?
傷を癒すことは簡単ではなく、とても難しい。
そのことに真摯に向き合ってくれている映画です。
人生に自信をなくしてしまった人へ贈られた映画だと思います。
不器用に人生と向き合う人の姿を、誇張なしに表現していると思います。
観終わったあと心が軽くなったように感じました。
この映画に出会えてよかった。
デニーロ様
話として意外とスケールが小さくて、
アメリカ以外には分かりにくい事柄が多い。
例えば、親父がアメフトのノミ屋(賭博)やってることや、
刑務所での知り合いにやたらと会ったり、
何でダンスの大会に出ようとしてるのとか、
寛容に見てたが共感は出来なかった。
価値観の違いと言えばそれまで。
タイトルの意味もよく分からなかった。
しかし、デニーロが良かった。彼に泣かされた。
彼は序盤中盤とダメ親父なんだが、
こーゆー人が後半で一発かましてくれると、かなり影響大。
「親父の説教なんか聞きたくもないだろうが・・・」これでやられた。
BクーパーやJローレンスも良かったが、
デニーロは偉大だ。
ジェニファー・ローレンス好き。
2回目。
1度目は映画館で、2度目の今回は自宅で。
映画館で見た時は、途中で帰ろうかと思うくらい、
前半戦で不快感を覚えた。
それが後半戦、オセロ返しで感動に繋がる。
今回は知っていただけに、そんなに不快に思わなかった。
アメリカのハードでタフな社会を思い知らされる。
ジェニファー・ローレンス、可愛いなあ。
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