「エイジ・オブ・マーベル」アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
エイジ・オブ・マーベル
最強ヒーローチーム、再び!
まず単発で始まって集結して、また単発でやって二度目の集結…2008年の『アイアンマン』から続くMCUの勢いと広がりは本当に凄いものである。
大作ひしめく今夏…いや、2015年のラインナップの中でも1、2位を争う話題作だけあって、素直に面白かった。
でもまず、不満点から。
さすがに『1』と比べるとヒーロー集結の有り難みや新鮮味にちょっと欠けた。“再会”は勿論嬉しいが。
スケールは申し分ないが迫力面は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より見劣り、同じマーベル作品でも『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』が良すぎた。
今回の敵ウルトロンはアベンジャーズが再集結するに相応しい脅威ではある。
が、魅力薄。
宇宙規模だった『1』の時のような危機感は感じられず。
ロキ、カムバ~ック!
ウルトロン軍団一体一体が弱すぎなのは如何ともし難いが…。
それから、これは見た人それぞれ意見が分かれるかもしれないが、詰め込み過ぎ。
ボリューム満点、見所いっぱいの盛り沢山ではあるが、ウルトロンとの戦い、アベンジャーズ内の不和、それぞれの内面・葛藤、アベンジャーズは世界の脅威か否か、そして世界を救えるか。
これに双子の新キャラも加わり、追い付いていくのがやっと。
一つ一つのエピソードだけでも充分映画として成り立つ。
『1』ほどの分かり易さ見易さではないが、エンタメ性は言う事ナシ!
予告編でかっこいい~!と思っていたアベンジャーズ突入が何と何とオープニング。いきなりテンションアゲアゲで始まる。
ヒーローたちの説明は今さら必要無いので、ポンポン、テンポ良く進む。
個性有り過ぎのヒーローたちの掛け合いが楽しい。多分これが『アベンジャーズ』最大の醍醐味。
それにしても、実は妻子持ちだったホークアイや、ハルクとブラック・ウィドウの突然のロマンスには驚かされた。
フューリーやシールドの巨大飛行戦艦、各作品の仲間登場にはワクワク。
世界の危機に団結するアベンジャーズの姿にやっぱり興奮。
これぞハリウッド!超大作!マーベル!
お祭り!
楽しまなきゃ損!
毎回楽しみにしているエンディングのオマケ映像。
よし、次はいよいよサノスだ!
11・6追記
一ヶ月前に亡くなった母。
映画好きで度々親孝行のつもりで一緒に映画を観に行き、この『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』が母と最期に観に行った映画になりました。