「自作自演(被害者アリ)」アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)
自作自演(被害者アリ)
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』を鑑賞。
マーベルヒーロー達が集結して活躍するシリーズ第二弾。
序盤から何やら怪しいものを開発するアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)。それは人口知能を活用した平和維持システム「ウルトロン計画」。
案の定、人口知能は暴走し人類滅亡の危機に。
再びアベンジャーズが立ち上がり、絶体絶命の危機を救う。
何かおかしく感じた方も多いはず。
そう、全ての原因はアイアンマンにある。
映画において人口知能が暴走するのはもはやお約束。
まともに運用できては映画にならないのである。
そんな新鮮味の欠片もないテーマにおいて今作の見所はと言えば、残念ながら派手な破壊シーンくらい。
「愛する人を守りたい」とか、「愛を知る全人類に捧げる」などというキャッチコピーは作品を観た後では白けるばかりである。
先ほど示したとおり、元凶はアイアンマンであり、まとまりのない仲間かどうかも微妙な連中達が、庶民を巻き込みながら自作自演をしているだけ。
改めてポスターを見たらちゃんと書いてありました。
「世界を滅ぼすのはアイアンマン」‥‥。
少々残念な出来であった。
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