アーロと少年のレビュー・感想・評価
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良くも悪くも期待を裏切らない
ピクサーが乗り越えた「不気味の谷」の話をテレビで見て行ったので、今回の恐竜のキャラクター、親しみやすさをどれ程試行錯誤したのでしょうかね。
表情がコロコロ変わって非常に可愛いかったです。
本来ならば隕石が地球に激突し、恐竜は絶滅…するはずが、隕石が何故か地球をサラッと横切るスタートには笑えました^ ^笑
出てくる少年は、猿人や原人から人間になる途中なのでしょうね。
設定がいつも通りユニークです。
非現実的ながらも、とても心に響く、やはりディズニーの良いところです。
ストーリーは確かにありきたりですが、それは良い意味で期待を裏切りません。
テーマである「何かを守りたい」と言うことよりも、アーロの大きな成長。お父さんとの約束。それが大きかったかなぁと感じました。
がんばれ!がんばれ!と、常に思いながら見ていたら自然と涙が溢れました。
誰かの助け無しでは生きていけないんですよね。
そう言うことも教えてくれる作品です。
小さなお子様から大人まで楽しめると思います。
酷評のレビューをいくつか拝見しましたが、ディズニーのこういったアニメーションを楽しめないのは残念ですね。
子供向け映画としては良作
取りあえずこの映画の良い所、う~ん?な所を順々に挙げていこうじゃないの。
【ここが良い!】
●風景の描写がキレイ!
これ、実写か?となるシーンの連続。特に水の描写は目を見張るものがある。終盤の見どころの一つでもあるアーロが川に流されていくスポットを救出するシーンにグッとくるのもCGアニメの大御所であるピクサー、さすがの描写力としか言いようがない。
●少年、スポットがかわいい!
この世界はどうやら恐竜だけしか喋れんようでスポットも当然、喋らない。スタッフは彼の感情を表情だけで伝えようと頑張ったことだろうと思う。彼の無垢な表情に母性をくすぐられる人も多いのでは…?
●悪役のワルさが光る
道中、スポットを狙おうとするプテラノドン集団。最初会った時には道に迷ったアーロ達を助けてくれるのか、と思いきやの強襲シーン。ワルはワルでも怖いワルだ。食い殺しちまうぞ!ってオーラが最高。中々キャラも立っていたし、一度は別の恐竜に追い払われたのにラストで再び襲ってくるとは思わなかった。
【うーん?】
●語れらなさ過ぎなストーリー
物語が進むにはある程度の「理由づけ」が必要だ。桃太郎が鬼退治に行くのは「鬼が悪さをしている」という理由があるからであってそれもなしに「よし、鬼退治に行くぞ!」って言う桃太郎はただの鬼畜ではないか?
…それはさておいてこの映画ではそんな「理由づけ」なしに物語が進んでしまう。どうしてスポットはアーロを助けようとしたのか?どうして1度は同じ種族の元へ行こうとするスポットを引きとめたアーロが数十分後には感動的なシーンと共に別の家族の元に預けてしまうのか?
前者ではエピソード0である程度の推理は付いた(スポットはアーロの姿に1人ぼっちになりたてだった過去の自分を重ね合わせたのだろう)が劇場に行く人が全員あれを見て来るわけではない(自分もエピソード0の存在なんか知らなかったぞ)別にもったいぶらずに本編に組み込んでも良かった話と思うのだが…
後者では数々の困難に一緒に立ち向かい、一緒に帰ろうとも言っていたアーロがノコギリ山を越え、やっと家が見えた!って所で脈絡もなく現れた、しかもスポットとは明らかに初対面の別の家族(髪の色と服が違うんだよなぁ)にスポットを預けてしまう。
家族というものは大切な物なんだよ、ってのは分かるが…いやでも「別の」家族だぜ?友情<初対面の同族っていうのが腑に落ちない。その決断をしたのにはもっと深い理由があるんだろう?アーロ?…だから喋れって!!まだ実は死んでたと思われてたスポットの家族が生きていて再会…の方がよっぽどスッキリする。ベタだけど。
●薄い登場人物
アーロには兄と姉がいるのだが、兄はドジなアーロをからかったりなどちょっとは主人公との絡みがあるが姉はない、一切ない。
全く姉の存在意義が分からなかったぞ。姉はすばしっこく、兄はいたずら好きとかいうキャラがあるのにその姉のキャラが全く生かされていない。
また、名前の無かったスポットに名前を付けるシーンだけで1キャラ必要だっただろうか?見た目的にもキャラが立っていたのに…もっとストーリーにも絡んで欲しかったなぁ…とも思った。
●ディズニーの伝統芸?ぶっ飛びシーン
古くからはダンボから始まるディズニーの伝統芸?とも言えるサイケシーン。あのピンクの象に恐怖を抱いた人は多いと思う。
別に本編の流れとは脈絡もなく始まるぶっ飛びシーンがこの映画にも存在する。「超美麗3Dアニメ」でだ。
えー、もしも子供にトラウマを残したくない親御さん方。彼らが腐った桃を食べるシーンになったら構わない。子供の目を塞いでよし。リアルを追及した作画でアレをやられるのは恐怖しかない。俺が6歳児ならちびってたぞ。別にピクサーは子会社になったからと言って親会社の伝統受け継がんでよし。テレビ放映の時にはあのシーンを流すのはテロ行為なので放送局の皆々様におかれましてはバカな真似を慎むようお願いいたします。
あっ、そういうサイケなシーンが大好きな人!この1分にも満たないシーンだけで映画代金払える価値はあるぞ。俺が保証する。
【総評】
この映画は親子向けの王道だと思う。自然の雄大さをアニメ映画で体感するとは思わなかった。今のアニメ映画は草の一本一本、小さな虫たち、水面に輝く日光…ここまで魅せることができるんだぞ!という制作陣のこだわりがよく分かる。また無邪気な表情を見せるスポット、旅の途中で成長し、物おじしない心強い恐竜になっていくアーロ。登場人物に感情移入すればシーンの一つ一つで泣いてしまう。
色々ストーリーで無茶苦茶は言っているが、それは自分が中途半端に年取って理屈くさくなっただけかもしれない。複雑なストーリーの苦手な子供にちょうどいい。確かにストーリーには粗がある。凡庸だ。それはそうだが、やはり美麗な映像から紡ぎだされる感動に心を温かくして観てほしい。細かなことは考えずに、ね。
でもそう思っちゃうとあのぶっ飛びシーンがしこりのように心に残ってしまう。幸い、中盤に存在するのでさっさと忘れてしまった方が吉ですな。ウン アノシーンハ ナカッタ(棒読み)
わんぱく少年
楽しそうな雰囲気の予告が気になって観てきました。
ピクサーは冒頭のショートムービーを楽しみにしているのですが、今回の作品は日本アニメの影響を受けたような戦うシーンが多くカッコいい!って感じでした。
さて本編ですが、まずCGが凄かった。
背景は実写じゃないかと見紛うほどにリアルでした。
しゃべるアーロと言葉は話さないが身振り手振り、表情で会話しようとする少年。
少年はまるでアーロのペットの様で、この普通とは逆な世界観が私は好きでした。
木を家族に見立てて話をするアーロの話がスポットに伝わって、スポットが家族が亡くなった事をアーロに伝えた時は、そのコミュニケーションに物悲しくも小さな感動がありました。
終わりは唐突にやってきた感じがしましたが、アーロとスポットの別れるシーンはうるっとなりました。
酔っ払ったシーンでは子供向けにしてはエグい描写だなと思うところもありましたが全体的にアーロとスポットの掛け合いが楽しく感動できる作品だったと思います。
絆に感動
弱虫の恐竜アーロが出会った人間の少年と一緒にいるうちにお互いを助け合い、絆が深まっていくストーリー。最初は家族の中で誰よりもあまえんぼで怖がりのアーロが少しじれったくもありますが大嵐で川が反乱し父親が亡くなってしまい、住む場所も食べ物もない中、人間の少年スポットと共に自然にまみれ困難を乗り越え強くなる。お互い離れられない存在になりやっと自分の家にアーロが帰れた時には人間の家族の姿、悲しみながらも少年とアーロはそれぞれに家族の元へ。だがこの少年スポットにも悲しい出来事が・・・
映画ではここまでしか描かれていませんがふと振り返り最後に一緒になった家族がどこか違和感がある!髪型も違うし確か劇中でスポットの家族はいないと言っていたな?と。家に帰り調べるとエピソード0なるものが!ナレーションがスピードワゴンの小沢で聞きにくいけど話はとても感動します、やはり映画で最後に一緒になった家族はスポットの本当の家族ではなかった。本当の家族はなくなっていて1人ぼっちだった、それでも生きるために考えて行動し勇敢に大地を駆け巡る中で弱虫のアーロと出会った。話が繋がりました。
今年最初のディズニーからの感動の贈り物でした。土、川、葉っぱなど自然の風景が素材がそのまま描かれているのには驚きながら見てました。ご家族で見るにはオススメです。
駄作
毎度毎度新たな世界観でアニメーションでありながら大人も子供も楽しめる映画を提供してきているディズニー・ピクサー。
恐竜が絶滅せずに今でも生きていたらという世界観の今作。観ながら、製作陣は舞台設定を決めたはいいもののストーリーに相当困ったんだろうということを感じた。ストーリーは古典的な流れで、ありきたり。展開は全て読めた。
登場人物も少なめで、それぞれのサブキャラが相互作用を起こすわけでもなく、ただただ登場し消えてゆくだけ。
さらには子供もみるという配慮からティラノサウルスなのに食べないし、サバイバルな世界なのに誰も殺さない。
世界観にも魅力を感じなく、どこにも惹かれない映画であった。
ボルトやホームオンザレンジのようにもう誰も思い出さない、ディズニーの失敗作としての存在。
恐竜と少年の友情、そして感動冒険ストーリー。
「アーロと少年」吹き替え版で鑑賞。
公開初日だけあって、親子がたくさん来てました。子供の声がちょっとうるさかったな~(^^; でも、集中して観ることができました。
感想を一言で言うと、素晴らしかった! いや、本当に。
観る前はそこまで期待はしてなかったんですけど、もう、、さすがピクサーですね!
映像がとにかく素晴らしいです。蛍が綺麗だし、もう文章で書きたいんですが、うまく説明できないぐらい本当に素晴らしかった。(^^)v
臆病で気弱な恐竜・アーロと少年スポットの奇妙な友情関係を描くこの作品。
最初、アーロは、スポットのことを毛嫌いしていたのですが、アーロは、道中、何度もピンチに襲われるのですが、少年・スポットの助けがあって何度も救われ、お互いに打ち解け、次第に友情関係へと繋がります。
あと、友情だけでなく、アーロ自身も成長していきます。
亡き父から「怖さを乗り越えることで、初めて見ることのできる世界がある」という教えに従い、アーロも徐々に成長する。その成長するまでの描き方が本当に素晴らしかった。
ラストのスポットとの別れのシーンで、グッときちゃいました。。まだ涙は出ませんが、スポットが泣きながらアーロに抱きつく場面で、堪えていた涙が流れてしまいました。。。
まとめますと、感動しましたし、素晴らしかったです。草原や背景、蛍の描写が非常にリアルでした。
数々の苦難に見舞われながら、離ればなれになってしまった親の元へ帰る為、アーロ、そして少年スポットが冒険します。
「友情」「冒険」「感動」
この3つが全て詰まった映画です!
久々に感動しました。
ピクサーありがとう!\(^^)/
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