キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーのレビュー・感想・評価
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「世界には私たちが必要」というセリフにゾッとする
これが転機だったと思う。
今や大人気のMCUだが、特にキャプテンアメリカ国家や政治と向き合わなくてはならず、それでいて「アメリカ最高!」という価値観も背負わなくてはならなかったためか、第一作で変にコミカルな描き方をしたため、つまらないとは言わないが、なんだか映画としてぼんやりした作品になっていた。その評価もあってか、いかにも派手そうなアイアンマンや、ファンタジーなソーと比べて、自分の周りではスルーしている人も多かった。
個人的にはMCUのフェーズ3やフェーズ4の面白さは、製作陣がこの「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」で、自分たちらしい面白さを「掴んだから」ではないかと踏んでいる。なんならこの辺からMCU全体の映画としての本格度がグッと上がっているのである。それまでも設計はされているとは思うのだが、歯車が噛み合った感じがある。
正義……それこそテロのためだったら何らかの組織や国家が自分たちのデータを盗み見るのはしょうがない。正義……のためだったら、AIが将来危険な行動をすると判断したら「可能性」がある人に先制攻撃しても良い。でも、その正義って本当に正義なんでしたっけ?何を持って正義なんでしたっけ?という、私たちの生活の中で現実に起きていることをリアルタイムに扱って、スクリーンのこちら側にスリリングなメッセージを投げかけている。「世界には私たちが必要でしょ」というラストのセリフには、スーパーヒーローたちのいない現実の私たちはどうしたら良いの!?と、ゾッとさせられてしまうのだ。
私は「MCUどこから観て良いかわからなくて」という人には、「修行と思ってキャプテンアメリカを観て、それからウィンターソルジャーを観て、自分に合うか判断してみて」と勧めている。
石ノ森章太郎な苦悩。拾い物。
アクションに力が在るのは、盾が無いと実は弱い生身感ゆえだろう。
ウルトラセブンなエンドクレジットも良し。
敵の手による人造人間の石ノ森な苦悩の今後に期待しよう。
意外な拾い物。
が、これだけやっても尚コナン宮崎ギガントの方に軍配という。
もうビキニは着られない by ナターシャ
ヒドラはまだ残ってた!しかもSHIELDの中に浸透し、大がかりな組織を作っていた。序盤ではSHIELDの船がフランス人の海賊に乗っ取られて身代金を要求される・・・しかし、キャプテンたちによって呆気なく解決。しかし、ナターシャだけはフューリーから組織のデータを盗むという別任務を与えられていた。
巨大な空飛ぶ戦艦の次は巨大ヘリキャリア。SHIELDが世界を監視するに留まらず、世界征服するかのような軍事設備を持っていたのだ。これが平和組織なのか?恐怖によってテロを起こさせないことに疑問を持つキャプテン。やがてそれがヒドラの思惑だと気づく展開だ。
ニック・フューリーも殺されるし、キャプテンとブラック・ウィドウも狙われ、誰も信じられない状況下でファルコンことサム・ウィルソンが参加することに。
ロバート・レッドフォードが悪役というのも面白いし、強敵暗殺者のウィンター・ソルジャーがキャプテンの親友・戦友だったという展開も人間味のある設定。そして、ヒドラの科学者であったアーニム・ゾラ(トビー・ジョーンズ)がコンピュータとして登場するのもウケる。また、意外としつこいラムロウ(フランク・グリロ)やスキンヘッドのシットウェルといった敵キャラも印象深い。
その他、戦時中にデートの約束をしていたペギー・カーターとの再会を果たすキャプテンのシーン、隣人であるエージェント13=シャロン・カーターの登場も興味深いところだ。
注目すべき人物だけでも盛りだくさんだし、SHIELDの秘密や暴露など、奥深いテーマも潜んでいる今作。あまりにも内容が濃いので逆に印象が薄れてしまいそう。しかも、オマケ映像にはワンダも登場するし、ドイツの悪人役ならこの人!ってくらいのストラッカー役トーマス・クレッチマンも顔を見せる。また、ウィンター・ソルジャーのバッキー・バーンズも生きているし、もう盛り込み過ぎ!そしてブラック・ウィドウの過去も気になってしょうがない・・・
80点
映画評価:80点
(※この点数は単体評価ではなく継続評価です)
かなり面白かったです!
正直、キャプテンアメリカの続編という事で
不安でしたが杞憂でした。
というのも、
前作のキャプテンアメリカは物語が秀逸で、
《現代》にいたる!で完成それていました。
そんな完成された物語の続編って、
何の話しをするの?って思っていました。
アベンジャーズの中でもかなり地味。
能力も盾使ったり、改造されてタフになっているくらい。性格もクソ真面目
そんなキャプテンに焦点を当てた作品、
150分も耐えきれるの?
ただただ杞憂でした。
なるほど、なるほど、
単純にキャプテンのストーリーではなく
シールドの工作がメインだったんですね!
ある意味、
アベンジャーズの続編ですね。
しっかり考えられていますね。
フューリーやナターシャなんかが掘り下げられていたので、サイドキック側の好感度が上がりました。
これを観て、益々アベンジャーズが楽しみです。
エミリー・バンキャンプのファンだったので
登場してくれて個人的に超嬉しいです。
今後に関与してきそうで期待してます!
ps.ナターシャはいつの間にかブラック・ウィドウって呼ばれているの?聞いてないですけど……
【2021.5.7鑑賞】
ザ・アクション映画
他のマーベルヒーロー映画とはちょっと違いますよね。割とシリアスなアクション逃走劇でした。
そしてこの作品アクションが沢山あるしひとつひとつがとてつもなくかっこいいんですよ。カーチェイス、殴り合い、銃撃戦と見ていて飽きません。特にウィンターソルジャーとの戦闘シーンの迫力といえば....最高!
だいたいをアクションに全振りしてるような映画なのでアクション好きなら絶対楽しめると思います。
あーあブラックウィドウに「キスして」とか言われたいなー。くそうクリスエヴァンスめ!
キャプテンは好き!
アベンジャーズチームではキャプテンとアイアンマンが好きなので今作も割と楽しめました。
下に少し気になる点だけ書き出しました。
・どんなに高いところからでも水に落ちればセーフ理論
・退役したはずの軍人がロケット付きのロボット羽で空飛びまくってる。燃費悪そうだが、燃料はどこに積んでるのか?
『誰も信じるな』の一言が何より重い。
アクション映画に限って言えば、
自身のBEST5に入るくらい好きな作品。
久しぶりに再鑑賞。
キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、
そして今後の展開に関わる重要なタイトル。
【アベンジャーズ】の2年後が舞台。
MCU(マーベルシネマティックユニバース)の、
フェイズ1〜3までの23作品の中では、
群を抜いてバランスと完成度は高い。
適度なタイミングで入る(起こる)アクション。
海から始まり、カーチェイス、ビル、空中戦が、
これでもかと言うくらい贅沢に盛り込まれており、
息をつかせず全く飽きさせない。
序盤では全く分からないストーリー展開だが、
信頼、裏切り、画策、信念が入り混じり、
少しずつ過去と未来が明らかになっていく。
サスペンス要素が秀逸で緊張感が途切れない。
ウィンター・ソルジャーの素性、由来が、
ゆっくりと明かされていく流れもさすが。
苦しむキャプテン・アメリカの心の葛藤に、
素っ気なく、さりげなく、且つ優しく寄り添う、
ナターシャの好演と素晴らしいアクションが光る。
超人的キャプテン・アメリカを存分に楽しめる、
MERVELの中でも特に名作と呼べる作品。
ここからでも良いので興味を持って貰えれば。
観て絶対に損は無い、オススメの一本。
MERVELはお約束ですが、エンドロールの後まで、
しっかり鑑賞しましょう(笑)
真の”愛国者”とは何か。 懐かしい香りのするポリティカル・スリラー映画。
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU」シリーズの第9作目にして、超人兵士スティーブ・ロジャースの活躍を描く『キャプテン・アメリカ』シリーズの第2作。
NY襲撃事件の後もS.H.I.E.L.D.に所属し任務を果たしていたスティーブ。しかしある日突然仲間であるはずのS.H.I.E.L.D.から命を狙われる様になる。
彼らの背後に存在する陰謀に、スティーブとナターシャのコンビが挑む。
監督は、当時テレビドラマ業界で活躍していたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。本作の監督をきっかけに、MCUシリーズの中心人物となる。
○キャスト
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ…クリス・エヴァンス。
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー…セバスチャン・スタン。
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ…スカーレット・ヨハンソン。
ニック・フューリー…サミュエル・L・ジャクソン。
新たなキャストとして、キャップの協力者である退役軍人サム・ウィルソン/ファルコンを演じるのは『8 Mile』『ミリオンダラー・ベイビー』のアンソニー・マッキー。
S.H.I.E.L.D.の理事、アレクサンダー・ピアースを演じるのは『明日に向かって撃て!』『スティング』の、レジェンド俳優ロバート・レッドフォード。
エンドクレジットに登場する謎の双子の兄、ピエトロ・マキシモフを演じるのは『キック・アス』シリーズや『アンナ・カレーニナ』の、名優アーロン・テイラー=ジョンソン。
同じくエンドクレジットに登場する謎の双子の妹、ワンダ・マキシモフを演じるのは『キル・ユア・ダーリン』『オールド・ボーイ』のエリザベス・オルセン。
製作はケヴィン・ファイギ。
製作総指揮はスタン・リー。
MCUシリーズの中でも、『キャプテン・アメリカ』にハズレなし!今作も面白かった!!
スーパーヒーロー映画ではあるものの、その内容は主人公が政府の陰謀に巻き込まれ命を狙われるという、80〜90年代の香りがするポリティカル・スリラー映画。
またヒーロースーツを見に纏ってこそいるが、スーパーヒーロー映画というよりはトム・クルーズやキアヌ・リーヴスが出演するような、往年のアクションスター映画という印象を受けます。
クリス・エヴァンスの肉体美を活かしたアクションシーンがとにかく素晴らしい✨クリスには次世代アクションスターの素質が十分に備わっていると思うので、今後もどんどんアクション映画に出演して欲しい!
スカヨハ演じるブラック・ウィドウもこれまで以上に活躍の場が増えており、本作ではキャップと並び主役級の扱い。
キャップとナターシャという美男美女の逃避行を見ているだけで眼福といった感じ。この2人はやっぱり華がありますね!
そして、キャップの協力者として共に戦うことになるファルコンことサム・ウィルソン。このキャラクターがカッコいい!
損得抜きでキャプテン・アメリカに協力する漢気と、笑っちゃうくらいカッコいい飛行ガジェットに惚れた❤️
映画の内容はかなり政治的なもの。
国家の安全のためという題目で政府が国民のプライバシーを侵害するという「1984年」(1949)のような監視社会化が進む現代、この映画はその是非を問うています。
星条旗を身に纏うキャプテン・アメリカが、アメリカの掲げる自由主義の為に真の愛国心を見せるというのがこの映画の見所であります!
スティーブと元恋人カーターの再会はなんとも悲しい。老婆になったカーターを見つめるスティーブの心境を考えると…。
他のヒーローとは違う、影を背負った男だからこそ、キャプテン・アメリカというキャラクターは人気があるのでしょう。自分もアベンジャーズの中ではキャップが一番好きかもです😆
ただ、タイトルにもなっているウィンター・ソルジャーの影がいまいち薄かったような気がする。
最終決戦もなんか地味で盛り上がらなかった。
このキャラクターに関しては次回に期待かな?
この作品によって、MCUの物語は大きく動き出しました。今までで一番大きな変化が起こったと言っても過言ではないかも、
ますます盛り上がるMCU。今後の展開が楽しみになってきた!!
ピンチ訪れる(゚Д゚)
平和の為に働いていたキャプテン・アメリカですが、
仲間から裏切られ暗殺の対象になる。
誰が仲間なのか?疑心暗視となる。
そんな中死んだ筈の友人と予期せぬ再会を果たす。
今後どうなるのだろうか・・
話が
二転三転して先が読めなくて楽しいです。
先の作品を見てると結末は分かってますがそれでも楽しい。
前作で70年の月日が経って話が終わりましたがあの人の姪に会うのも感慨深い。
最後のキャップいい人すぎて最高でした。
コスチュームが・・・
面白く無いわけではないが、やや冗長かな。そもそも、わざわざアメリカっぽいコスチュームしている理由がわからん。もっと地味で良いのに。
ただロバート・レッドフォード登場にはびっくりした。
日本語吹き替え、英語字幕でも見て欲しい
私は通常は音声英語、日本語字幕で見る。
子供と見るときは、日本語吹き替えだ。
でも、日本語字幕で見た後は、日本語吹き替え、英語字幕でも見て欲しい。
本作の脚本の巧みさが分かると思う。
1 冒頭の台詞「on your left」
日本語訳は「左から失礼」だったかな。
このセリフは「エンドゲーム」でも出てくる。
その時の日本語訳は「左を見ろ」
とても感動するシーンだ。見るたびに号泣しちゃうぐらい。
2 サムが相棒を失った話をする中で、相棒を「ウイングマン(WINGMAN)」と言う。相棒を英語に訳すと、バディとかパートナーがパッと思いつくが、ウィングマンという言葉もそういう意味があるのだろうが、後でサムがウィングスーツで出てくることを考えると面白い。
キャプテンとサムとの間で「パイロットとは言ってないぜ」というやり取りがあるが、ここでウィングマン、って言ってるじゃん、ってことかも。
3 ラストで、ナターシャが自ら電撃を流し、レッドフォードの機械を無効化するシーンで、起き上がったナターシャの「しびれたわ」みたいなセリフの一部に「スティング(STING)」という単語が出てくる。
これは明らかにレッドフォードの代表作「STING」をかけたジョークだろう。
他にも、英語字幕とは関係ないが、
4 キャプテンのキスの話から、お互いの人生観につなげたり、
(このやりとりが、エンドゲームのラストにつながる)
5 ストライクチームがキャプテンたちを捕らえ、護送中に逃げられるシーンで、ラムロウが「(彼らを埋める)穴を掘れ」と命じた直後、
キャップたちに穴を掘って逃げられる、
などなど、脚本が秀逸だと思わせるシーンはいくつもある。
本筋とは関係ない部分でもね。
とにかく、アクションだけでなく、ストーリー、セリフ、キャラクターと色々な楽しみ方がある作品。
文句なし
今のところMCU作品の中で多分一番好きだし、よく出来てると思います。
MCUの全体的な世界観は好きなのにも関わらず、今まで単独主演の作品は悉く酷評してきましたが、これは文句なしに☆5です。
『ウィンター・ソルジャー』という副題からもわかる通り、これはアメリカ人にとって戦後(といっても二次戦ではなく朝鮮戦争やベトナム戦争)の苦い記憶を呼び覚ます名前以外の何物でもありません。
アメリカ史の知識があれば二度三度見てもかなり楽しめるメタファー満載の作品らしいのですが、アメリカ以外の国でも世界中で爆売れのMCUですから、当然アメリカの歴史なんぞ知らんという人や、ただのエンタメとして子供達も見るわけです。この作品が凄いのは、そういった「アメリカの歴史なんぞ露ほども興味ねーよ」という人達にも楽しめるように話が作られているところ。
アメリカの映画は、作品としてのメインテーマ以外に政治的な意図が隠されていることがほとんどだそうですが、ここまで直接的に政治的な雰囲気を出しているのに、ここまで何も知らなくても楽しめる作品を作るのはかなり難しいと思います。
自分は『キャプテン・アメリカ』の1作目『ファースト・アベンジャー』に関してはクソほど酷評しましたが(続編ありきの後続作品紹介動画にしか見えなかったので)、監督変わった?製作会社変わった??と思うくらい全然雰囲気が違って驚きました。映画として完璧な形なんじゃないかと思います。巷では『アベンジャーズ エンドゲーム』がめちゃくちゃ沸いてましたが、個人的には劇場で観た『エンドゲーム』よりDVD観賞の今作の方が相当良かったと感じてます。
…とはいえ、実を言うと今作は、自分がまだMCUの存在すら知らず、『キャプテン・アメリカ』の名前すら知らず、試写会のチケットを貰ったので「キャプテン・アメリカ?何それ?」「知らねー。ヒーローもの?」みたいな会話しながら観に行った覚えがあります。えぇ。だいぶ昔に劇場で観てました。で、驚きなのは、当時映画自体にも興味のなかった自分が、キャプテン・アメリカの名前すら知らなかった自分が、5年程経った今突然アベンジャーズシリーズの存在を知って、キャプテン・アメリカの存在を知って、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』のタイトルを見た瞬間「あ、これ観たやつ」とすぐにわかったこと。内容も(キャラを知らなかったので意味の分からない部分は曖昧だけど)多少なりともハッキリ覚えており、なんも知らずに見たあの頃の自分でさえ、強烈に記憶に残ってたんだなーと少しばかり感動しました。
上に朝鮮戦争の話をチラッと書きましたが、もう少し詳しく言うと、戦争に行っていたアメリカの兵士達が戦後、祖国に帰ってきますよね。そして、敵国の捕虜になっていた米軍もめでたく祖国に戻ってきたわけですが、解放された際、実は洗脳され既に敵国のスパイになっており、自国の情報を敵国に流していた、ということが多々あったそう。それから、戦争が終わるたび自国の人間・友人・家族であっても帰還兵を信用できず、国内での疑心暗鬼が広まった恐ろしい時代がありました。ソ連との冷戦中も、内部に共産党の人間がいつの間にか紛れ込んでいるということがありました。ありました、といっても、今もアメリカ人にとっては「過去の話」ではありません。
自分の周りにいる人間が、実は裏切り者だったら?正義の味方だと信じていた人が、実は人々を扇動して暴動が起こるよう仕向けている悪だったら…?
そういう不安があるからこうして今も、超大作にこういう設定をブチ込んでくる。
今作でのウィンター・ソルジャー(帰還兵の意)は、アメリカの代表的なヒーローキャプテン・アメリカの、大昔に死んだと思われていた幼馴染兼大親友のバッキーが洗脳されて戻ってくるという設定。なので、これはメタファーでも何でもなく、まんま上に書いた「恐ろしい時代」の話がメインテーマということ。
最初のだだっ広い公園をサムとスティーブが走ってるシーン(有名な「左から失礼」のシーン)、あの場所も、調べたら帰還兵の集会や反戦運動が行われた場所なのだそう。帰還兵を象徴する場所なんですね。わざわざリンカーン像やワシントン記念塔なんかをはっきりと映して、「この場所ですよ!」とアピールしていることからも、2人が長距離マラソンできれば場所はどこでも良かったのではなく、このシーンはこの場所、このナショナル・モールという場所でなければならなかったことは明らかです。
サムも帰還兵であり、また精神異常を抱えた帰還兵のケアをしている。その「帰還兵と深い関わりのある2人」が、「帰還兵を象徴する場所」で一緒に走っている。
そして、あのやたらと人気のある台詞「左から失礼」。今度オリンピックがあるので、最近はよくエネゴリ君がCMで50m走ってますが、あれを見てみましょう。そう、何か変だなーと思ったら、あの2人、コースを逆走してるんですよね。まぁ、正式なマラソンじゃないし、正式なコースでもないし、ただ走ってるだけなのでルールなんてないんですが、でも何故わざわざ逆回りなのか?
これは、今作でこれから話のベクトルが過去に向かうよ、というメタファーなのではないかと(見終わってから)感じました。皆未来に向かっている、しかもキャプテンも「(現代に)頑張って適応している」と言っています。それなのに、この2人は過去に向かって走っている。特にキャプテンなんかターミネーター走りのすげー速さで。笑
よくよく考えれば、帰還兵の精神的なケアや生活のサポートをしながら、サム自身も鬱屈とした思いを抱えていましたよね。だからキャプテンに助けを求められた時、迷わずファルコンに「戻る」わけです。
冒頭だけでこれだけ面白く作り込んでくれた本作ですが、風呂敷広げるだけ広げて締めは雑、というよくあるパターンにはまることもなく、もちろん続編ありきの作品ではありますが「気になることあるなら続編見ろ!あばよ!」と続編に全責任をブン投げるような終わり方ではなく、次作にバトンを渡しつつ本作自体はきちんと「見終えた感」のあるラストでした。
MCUに興味ない(つーかアイアンマンが好きでキャプテンに興味ない)家族も「映画見た感があった」と言っていた通り、起承転結のバランスが取れており、テーマがはっきりしており、かつ別の角度から見れば知識がある人はある人なりの楽しみ方ができる。映画として(売れるには)必要最低限の三拍子であり、しかしこの三拍子が揃っていることはなかなかないと思います。
MCU作品、好きですが、やはりヒーローものは大味というか、「主役(ヒーロー)がイケメンぽく見えりゃ良いだろ」という感じの作品が多い中(偏見か?)、盛り上がるところは最高に盛り上げてくれましたし、キャラクターの心情や人間関係を緻密に描くことで、きちんとキャラクターに感情移入できるようになっていました。
更に言うなら、自分はアベンジャーズ初期キャラの中でキャプテンが一番好きなので、キャプテンを最高に格好良く撮ってくれて感謝感謝。ただ「この人イケメンでしょ~ホラホラ~」っていう下らないイケメン自撮り自己満映画ではなく、動きが美しく、迫力があるように見せる撮り方で、多分シリーズの中で一番、安易にCGに逃げず違和感のない格好良さに仕上げてくれた作品ではないかと思います。
先程レビューを書くため『ウィンター・ソルジャー』を検索したら、ちょうど映画.comの記事も一緒に出てきてくれたのでついてに読んだんですが、もう首が吹き飛ぶくらい同意肯定の嵐だったので
https://eiga.com/movie/77787/critic/
コチラ。
「キャプテン・アメリカは他のヒーローにはない魅力がある」という話で、
>>普通の人間が本来持っている力から生じたヒーロー
>>人間性の肯定から生まれた
>>彼は天才でも超能力者でもなく、彼の力は宇宙や異世界から来た特殊なものではない。ただ速く走り、高く跳び、素早く動き、強く打つ。そして、友を、愛する人を、熱く思う。そんな人間の基本的な力が増幅されるだけで、どれだけ偉業が成し遂げられることか。本作は、このヒーローのそんな真髄だけを、冒頭から徹底して描く
そう、そう、それですよ!!!!!
アイアンマンやソーが好きな人が多いのはわかります。でも、「キャプテン地味じゃん」とか言ってる奴!お前!わかってねぇーなー!!(絡み酒)
生身の人間を強化しただけの、いわば自分らの延長線上にいる「人間」がここまでやるんすかー!って、それで初めて勇気をもらえたりするわけじゃん。もうほとんど心で戦ってんじゃん。血清だって、心で認められたようなもんじゃん。
機械つけて空飛べたら誰でも戦えるし、カミナリ操れたらそりゃ戦えるでしょ!人間より強いの当たり前でしょ!勝てる気するでしょ!ヒーローで、リーダーで、主人公やるようなキャラはカッコ良くて当然、人と違って当然、抜きん出てて当然。
でも、「なんもできない」一般人の気持ちに寄り添えるのは、努力じゃどうにもならない壁を身を持って体験してるのは、実はキャプテンだけ。しかも、周囲を護るために戦いたいと言っていたのに、戦える力を手に入れた途端、今度は護る対象を失ってしまう。常にアンバランスなのにも関わらず、常にまっすぐ。迷っても絶対に諦めない。そして何か、やたら前向き。笑
人を率いるのに、前向きじゃないリーダーなんて嫌だもんなー!
今後そのようなバックグラウンドが描かれるキャラもいるだろうけど、少なくとも今のところは、ここまで「ただカッコイイだけじゃない」ヒーローはキャプテンだけかなぁと。
日本人好みの「成長がわかりやすい」ヒーローだと思うんですが、日本人気は…どうなんでしょう、やっぱりアイアンマンなのかな?日本じゃアイアンマンは全然人気ないかと思ってたけど、意外と人気で驚いてます(失礼な)。
一番人気はやっぱりスパイダーマンかと思いますが(サム・ライミ監督強し)、二番手は…
う~ん、キャプテン人気もっと広まってほしいですね!
この作品好きすぎてもう4千字超えてるので、いい加減この辺でやめておきます。
どんな人にもお勧め!
キャラクター相関がある程度わかっている人じゃないと厳しいですが、それ以外はアクション、サスペンス、友情ものや感動もの、勿論ヒーローものが好きな人にも、あらゆる人にお勧めです。
サムが飲んだのはオレンジじゃなくてレッドブル
死んだと思われていた親友が悪役として復活するのはよくある話。
前作ではバッキーが雪山に落ちていったのに対し、今作ではキャプテンが湖に落ちる。
逆の立場になる演出は面白かった。
バッキーの今後や友人に戻れるかは今後の作品に期待している。
無事ペギーと再会できてよかったね。
あのナースの苗字はカーターなので親戚かな。キャプテンの恋路は今度彼女に向っていくだろう。
いつか現代の車もAI搭載ですごいことになりそう。
キャプテンだいぶ負傷してたのに傷綺麗に治るの早すぎだろって思ったけど一般の4倍のスピードで細胞分裂してるんだよね確か。サムはアベンジャーズシリーズにも出てくるぽいので2人の活躍が見れたら嬉しい。
崩壊
サスペンス色が強い作品。
シールドあっけなく崩壊。
ウインターソルジャーの正体。
アイアンマン2の議員やアベンジャーズに出てたシールドのメンバーもヒドラの一員。
・ファルコン初登場
・左から失礼
・誰も信用するな
・ダンスもまだだろ?
エンドロール後
ヒドラの施設でクイックシルバーとスカーレットウィッチ登場
キャプテンアメリカの博物館にウインターソルジャーが現れる
鳥人間、気持ち良さそー\(^o^)/
鳥人間、気持ち良さそー
2回目の視聴だった。肉弾戦主体のキャプテンのアクションは見ていて力強く楽しい。今回は更に普通の空挺部隊兵が特殊飛行装置を駆使して自在に宙を舞うのも魅力。見ていて気持ち良さげで爽快。
MCUの流れが急に変わった作品
監督のルッソ兄弟、すごいよ!ありがとう!と思わず声を上げたくなる作品。
MCUを順番に見ると、この作品で何かが一皮向けた衝撃を味わえると思います。(そしてそれがエンドゲームまで続きます)
とくかく、アクションシーンがカッコいい。
それぞれのヒーローの個性を生かしたアクションで、映像的にも大変魅力的です。
MCUは順番に見るのがお勧めですが、
未見の方は最低でも、キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャーを見てからこの作品を見てもらいたいです。
「アベンジャーズ以外、全員敵。」
原題
Captain America:The Winter Soldier
感想
マーベルシリーズ9作品目。キャプテン・アメリカシリーズの2作品目。
前作を超える迫力でした。面白かったです。
ナターシャもたくさん見れて満足です。
ウィンター・ソルジャーとファルコンが登場します。
スティーブがペギーおばあちゃんと交流しています。
ファルコンの声優は溝端淳平だったんですが合わなかったです。
インサイト計画にはトニー・スタークも関与していました。標的ロックシーンにはトニーの顔写真が映っていました。笑
シットウェルの脅威になる存在でバナー、ストレンジが語られていました。
最後のほうではヒルがスターク・インダストリーズの面接を受けてたり、ラムロウは死んでなかったり、スターンが捕まったり、シャロンがエージェントになってたりします。
エンディングでは超能力を得た双子が登場で今後どう関わってくるのでしょう。ウィンター・ソルジャーは博物館に行ってます。
次はガーデンズ・オブ・ギャラクシーを見ます。
※左から失礼
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