ウォルト・ディズニーの約束のレビュー・感想・評価
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ディズニーを知れる!
ある映画を作るための裏側が描かれていてウォルトのディズニーにかける思いや、映画制作にあたって、また、もう一人の主人公の人生が描写されており、いつもと違うディズニー映画を楽しめました。
ここのレビューを見て
メリーポピンズを見たことがある人は復習なしで、見たことがない人は予習ありで見たほうが面白いだろうなと個人的には思いました。
私は見たことがなくて予習なしでしたが、メリーポピンズ自体がどんなお話でどんな登場人物がいるのか、全体的に把握したほうが物語にもっと入り込めただろうなぁと思います。
でも他の方々も言っているとおり、原作のお話を読んでみたい、ディズニー版を見てみたいと思う作品です。
"Mary Poppins"を事前に観て下さい!!!
Disney90周年記念作品は、『アナと雪の女王』ですが、
1965年の50周年記念作品が、『メリー・ポピンズ』で
その作成秘話が、当該作品となります。
その為、"Mary Poppins"を、ご覧になっていない方は、
事前にDVD等で、観られる事をお勧めします。
ちなみに、私が過去に観た映画の中で、"Mary Poppins"は、No.1です。
しかしながら、
「見方を変えると、今まで見えなかった所に焦点が当たり、違った感想を抱いた」
事に、私自身、驚愕でした。
最後は、涙が止まらず、困ってしまうほどでした。
私の大好きな両親が永眠している静岡に、
墓参りに行きたくなりました。。。
MK
[追伸]
昨今の映画の日本語表題が気に入りません。
含蓄のある言葉が、軽薄になっています。
「ウォルト・ディズニーの約束」 <== "Save Mr.BANKS"
「アナと雪の王女」<== "FROZEN"
「それでも夜は明ける」 <== "12 Years a slave"
夢の裏側
トラヴァース夫人がシャーマン兄弟、ドン、ドリーとカイトの歌を唄うシーンで泣いた。
クリエイターが自分を反映したキャラクターにこだわる背景が描かれる様子が素晴らしい。
演説のフラッシュバックと共に流れるMr. Banksの歌のシーンでグッと引き込まれた。
普段0から1を作りあげる人達と接する事が多いので、これから少し考えてから話をしようと思った。
偏屈な人と、夢想家の物語。ウォルトが苦労させられるとはね(笑)
ディズニー映画『メリー・ポピンズ』制作の裏側を描いた作品。
いやぁ、このP・L・トラバース。自分の近くにいたら、嫌になりますね(苦笑)。でもそれは、自分の作品を愛しているからこそ。自分の作品を愛すると言えば、ウォルト・ディズニーも負けないはずですが、そのウォルト・ディズニーをして、負けそうになるくらいの人物としてP・L・トラバースの事は描かれていました。
舞台は1960年代のLAなんですが、当時の車や空港の雰囲気など、上手く再現出来たいたと思います。それと、ディズニー・ランドのシーンが有るんですが、これってどうやって撮影したんでしょう?ディズニーと言えば完璧と同義語なので、ディズニー・ランドで撮影したと思うべき?
『メリー・ポピンズ』製作時の時間軸と、P・L・トラバースの幼いころの時間軸の、二つの時間軸を行ったり来たりしながら物語は進んでいきます。実は最初、そのP・L・トラバースの幼いころの時間軸のことを、『メリー・ポピンズ』の事だと暫く誤解していました。はい、『メリー・ポピンズ』見たこと無いです。でも、物語の終盤になってやっと、その過去の時間軸は、P・L・トラバースの幼いころの話だということが判りました。
P・L・トラバースの幼いころの時間軸のギンティを演じたアニー・ローズ・バックリー。良いです!このギンティって、P・L・トラバースの事ですよね?
いやぁ、『メリー・ポピンズ』完成後のP・L・トラバース。いい味出しています。そう来ますか。
愛を感じる
作者から作品への愛、親から娘への愛、娘・息子から親への愛…色んな愛が色んな形でキレイに取り纏められた作品でした。
過去と現実のシーンの様々が、人を替えて重なりあい、物語を補完しあって不安を少しずつ除いていかれていくという救いのある表現がうまいなぁ、と。
主人公パメラの頑なになって作品を(ひいては彼女の愛を)守ろうとする姿勢を鑑みれば、彼女のきっつい物言いにも少しだけ悲しげな気がします。
そんな彼女へウォルトが「ミスターバンクスは大丈夫。」と肩を叩くシーンで、恥ずかしながら私も救われたような気分になって号泣してしまいました。
それから原題の意味を理解しました。
この作品は大人も子供も救われる、作者でさえも救われるのだ。
愛だね、愛!
原作を読みたくなる
午前10時の映画祭でメリーポピンズを見に行ったときに、この映画の予告が流れて興味を持っていました。ディズニーのメリーポピンズが大好きなので、原作者がこんなにも映画化反対だったのだと知って、ちょっと残念だったのですが、オリジナルタイトルの「saving Mr. Banks 」の意味がわかったとき、泣けてきました。映画をもう一度見たいし、原作本も読んでみたくなりました。邦題はこの映画のタイトルとしては間違っているのでは?と思いますが。
コリン ファレルが…
メリーポピンズの制作秘話の映画化
エマ トンプソンの、本当に面倒なおばさん役は、見ていて、気持ちがいい
また、コリン ファレルの子煩悩なのに、ダメダメ親父ぶりが、切ない
トム ハンクスのウォルト ディズニー役ばかりが、宣伝されているが、本当の主役は、この二人だと思う。
読みたくなりました!
『メリーポピンズ』買います!
是非とも読まなくては!!
その後でディズニー映画版も観ます!
世の中には色んな性格の人がいますが、気難しく扱いにくい人、頑固な天の邪鬼さんにも、そうなったそれなりの理由があるのだと年齢と共に理解し始めてきた今日この頃にドンピシャなストーリーでした。
これ以上は書けません。
が、皆愛すべき人達でした。
きっと世の中の人は皆そうなのでしょう。
エマ・トンプソンが魅力的☆
英語のタイトルを信じてみるべし!
日本語タイトルで、なんとなくディズニーよりの少し胡散臭い感じかな…と思ってる方には
ぜひ英語タイトルを信じてみてほしいです。
この映画で心鷲津がされるのは、ウォルト・ディズニーさんよりも、
父と娘の切ない…愛情とか成長の物語ではないかと思います。
想像を裏切られたからか、不覚にも心揺さぶられました。いい映画でした。
良い意味で期待を裏切ってくれました
前もって言っておくと私はディズニーファンではありませんし、きっとまたハッピーエンディングのチープなハリウッド映画かなぁくらいの軽い気持ちで観に行きましたが、見事に期待を裏切ってくれました。
脚本家とディズニーの間の映画製作完成/契約に至るまでのプロセスを、パメラの幼少期の空想と現実を行き来しながらストーリーが展開します。映画の間には少しながら英国人(実際パメラはオーストラリア人との設定ですが)と米国人という文化的なギャップを皮肉にしたジョークもたくさんちりばめられております。
またもちろん「メリーポピンズ」でおなじみの曲も沢山ミュージカル要素を兼ねて出てきますので、知っている方は楽しめると思います。
かの有名な"A Spoonful Sugar"の中のリズム感はやっぱりいつ聴いても忘れられません。貧しい階級で育ったとされるパメラにとって、本当の意味で勤勉であるという良心的な部分が投影されているなぁ、と思いました。
わたしはパメラの父親との間に築きあげられた信頼関係や愛情に関して、とても共感しました。特に父の最期を見届けるシーンは涙がとまりませんでした。またとくにパメラの父親が抱いていたプライドの狭間にあった「孤独」の部分に、いたたまれない気持ちになりました。
まずは是非原作もしくは映画で「メリーポピンズ」をご覧になってからこの映画を観ることをおすすめします★
娘にとっての父の存在感を泣きながら想う
映画館で泣いたのはいつ以来であろう。これほどまでに泣かされ
てしまうとは・・・・
本作は、ウォルト・ディズニーをメインキャストとし、ディズニ
ー社が製作する映画である。なので、劇中がウォルト礼賛、ディ
ズニー万歳のトーンで統一されていてもおかしくない。実際その
覚悟をもってスクリーンに臨んだ。
しかし、私の予想は見事に裏切られた。少しでも白けた気分にさ
せられていたら、これほどまでに感動しなかったであろう。
本作では、メリー・ポピンズの映画化にあたり、どうしても映画
化を実現したいウォルト・ディズニーと、それを激しく拒む原作
者とのやりとりを通して、原作者がメリー・ポピンズに込めた思
いが解き明かされていく。
頑固女として、ディズニー側の提案のことごとくをはねつける原
作者。彼女が言い募る難癖は、音楽、キャスト、色使いなど、映
画全般に及ぶ。それに対して苦悩する脚本家、音楽監督、そして
ウォルト・ディズニーと秘書のドリー。原作者の心をとかして、
映画化を実現するにはどうすればいいのか・・・。
本作の予告編やコピーでは、その謎はウォルト・ディズニーが解
き明かすかのように受け止められる。しかし、本作はそんなミス
テリー仕立ての安易な構成には流れない。むしろ、映画の冒頭か
らその謎の答えは我々観客に提示されている。それはつまり、原
作者の過去である。本作にとってキーとなる原作者の過去を辿る
にあたって。回想シーンはほんのちょっぴりどころではない。頻
繁に挿入される。現在の映画化作業の意見の応酬がが全体の6割
とすれば、過去の映像が4割ぐらいにはなろうか。
過去と現在の映像がひっきりなしにシンクロしあう中、圧巻なの
は過去、原作者の父が演説をする下りである。そのシーンと、現
在の映画化作業の中で、バンクス氏の銀行のシーンを作曲する過
程が混ざり合う。メリー・ポピンズに込めた原作者の想いが見事
に表現された演出は素晴らしいの一言である。
トム・ハンクス演ずるウォルト・ディズニーの演技も円熟の見事
なものだし、エマ・トンプソン扮する原作者トラヴァース夫人は
心の動きには涙をそそられた。しかし、演技力ではそれほど印象
には残らなかったとはいえ、コリン・ファレルの見せた父親像こ
そが、メリー・ポピンズ誕生にとって不可欠なピースだと思われ
る。
娘の中に占める父親への思慕。これこそがメリー・ポピンズに込
めた原作者の想いであり、本作が発するメッセージである。劇中
、ウォルトが語る。「たとえ何年かかろうとも、娘に対する父の
約束はなされなければならない」。これこそがメリー・ポピンズ
映画化へのウォルトの執念の源である。自らが抱えるその想いが
メリー・ポピンズに対する原作者の想いと一致することに気付い
た時、謎は解かれ、物語は大団円へと進む。
本作が発するメッセージは、父と娘の関係だけではない。それは
「人はみな、それぞれの事情を抱え、生きている」ということで
ある。そんな当たり前の事実を、人はつい忘れがちである。仕事
の失敗に怒り、性格の不一致をその人のせいにする。でも、人は
そんなに浅い存在ではない。栄華を極めているかに見えるウォル
ト自身にも身の上話はあり、実直なリムジン運転手のラルフにも
障害を患う娘がいる。そして愛する父を亡くした原作者の過去に
も。それを理解し合い、思いあえることの大切さ。リムジン運転
手のラルフも、本作のキーマンといっても過言ではない。
ウォルトに「金でハリウッドに君臨する王者」と言わせたり、冒
頭で原作者がアヒルや犬、クマやネズミをクローゼットに押し込
むシーンがあったりと、ウォルト礼賛で白けさせないような配慮
も随所にこめられている。アナハイムのディズニーランドを登場
させたり、ディズニーに思いを語らせる箇所など、斜めに構えて
みれば、批判はできよう。ウォルトとて色んな噂や誹謗のネタが
多数あることは承知の上。でも、それは本作の価値とは無関係で
ある。むしろ好悪が混ざり合ってこその、夢と魔法の王国ではな
いか。
その意味では、「夢と魔法だけでは作れない映画がある」という
本作のコピーは秀逸である。
'14/3/21 イオンシネマ 新百合ヶ丘
20年も待つほどだったとは…
ディズニー作品は見てきましたが実はまだメリーポピンズを見たことがないんす๛ก(ー̀ωー́ก) なのでメリーポピンズを見てからの方が絶対に良いんだろうな…と少し後悔orz
今作は子供向けの作品ではなく、なかなか重みのある大人向けの作品でした。ウォルトの幼少期の話もちょこっと出たり、ウォルトがいかにメリーポピンズを映画にしたかったのかが分かる作品でした✧\\ ٩( 'ω' )و //✧ただお金の為には作らずっていう信念は是非とも見習うべきだと思いましたね!お金の為には軽々しく思うのは作者に失礼ですしね…
感動もしたりしたので、この映画を見てメリーポピンズが見たくなりました!ウォルトの配役の方はそっくりでしたね(笑)
あらためてメリーポピンズを見たくなる。
あれだけの名作なのに、制作にはこんな裏話があったなんて。
メリーポピンズの名曲や名シーンがことごとく原作者からはNGが出され続け認められなかったとは。
それにもまして、原作者のみならずウォルトの父親までシンクロされたと父親の思い出。
この作品を見るとメリーポピンズの様々なシーンがこういう意味があったのかと気付かされるはず。
娘の父親へのとめどない家族愛と、メリーポピンズという作品の制作秘話まで見せられてナミダは溢れてくるのでした。
メリーポピンズ好きなら必ず見てください!
アメリカで公開初日の翌日に見ました。
メリーポピンズを映画化するにあたってのストーリー、そしてメリーポピンズの原作に隠された筆者PLトラヴァースの過去など、メリーポピンズの全米公開50周年を祝うとても素敵な作品です。
ディズニー映画ですが、どちらかというと大人向けかな?という気もしました。お子さんを連れて見にいくなら、この映画を見に行く前にメリーポピンズを一度見させてから行くことをオススメします。
大人の方でも、予習としてメリーポピンズを復習してから行かれるとこの映画をもっと深く理解できると思います。(実際私がメリーポピンズを復習してから、本編を見て、復習しといて良かったー!と思ったので)
こんなに泣くとは思わなかった
『メリー・ポピンズ』の制作秘話を描く話だとは知っていたが、物語の構成が素晴らしく、クライマックスだけでなく、劇中で何度も泣いてしまった。
物語は『メリー・ポピンズ』の生みの親であるP.L.トラバースが映画化をすることを止めさせるところから始まっている。最初から無駄のないストーリー展開で、見るものを惹きつける。また、そのストーリーと同時進行でトラバースの幼少時代が描かれていく。この物語の構成が美しく、ラストに大きな感動を呼ぶ。
皮肉の絶えない気難しいトラバースだが、彼女の幼少時代が描かれていくにつれ、なぜ彼女がそのような性格になっていったのか、そして彼女の『メリー・ポピンズ』に寄せる深い思いというものが垣間見えてくる。決して本人の口からは明かされない"過去"が、同時進行という形で観客に語りかけるのだ。
もちろん物語のだけではなく、音楽にもディズニーらしさが伺える。ディズニーならではの"ミッキーマウシング"の技法も作品内に散りばめられているのだ。そして有名な『メリー・ポピンズ』の曲も効果的に使用されている。
最後にキャラクターへの愛情のそそぎ方に涙をそそられる。出てくるキャラクターすべてに、それこそトラバース専属の運転手にまで愛情をもてるキャラクター作りをしている。
大人向けの作品ではあるが、やはり最後は夢と希望で幕を閉じる、ディズニー映画であることは間違いなかった。
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