セデック・バレ 第一部 太陽旗のレビュー・感想・評価

セデック・バレ 第一部 太陽旗

劇場公開日 2013年4月20日
17件を表示 映画レビューを書く

長い・・・けど面白い

DVDにて。有名な映画ですが、今更鑑賞。霧社事件を描いたもの。
すげー面白いんだけど、これ色んな映画連想させる笑。
ブレイブハートとアポカリプトとランボーともののけ姫を足したよう感じ。
特にブレイブハートっぽいと思った。台湾版のブレイブハートと言っても過言ではないと思う。
首狩り族とか人間狩り映画というと、他にも色々な映画が連想されそうですが。。。

他の映画にはない点は、セデック族の文化を描いてくれているところ。
「人殺し、自決、狩猟」とか怖いだの野蛮だの危険だの言ったら、人種の多様性なんて達成できねーぞ、ということがこの映画を観るとよくわかる。
だから、PTAの皆様もせめて映画の中でくらいは、そういう価値観を許していただきたい!

t
tさん / 2018年5月20日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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最高!

今は無き吉祥寺バウスシアターで鑑賞。
復活しないのかな?

うんこたれぞう
うんこたれぞうさん / 2016年11月17日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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どちらが善でどちらが悪じゃない

日本統治下の台湾で起きた台湾先住民族セデック族による坑日運動“霧社事件”を描いた2部作からなる歴史大作。
第一部では、山奥で狩猟など自由に生活していたセデック族が、日本軍の侵攻によって支配され35年、ある衝突で一触即発となり、遂に武装蜂起するまで。

何とも複雑な気持ちになった。
映画としては素晴らしい見応え。歴史背景や重たい題材など最初は鑑賞を躊躇するが、見始めたら最後までグイグイ引き込まれた。が、

日本人の描写がまあ酷い。
暴力的。血も涙も感情の欠片も無い。
権力を振りかざして偉そうにしているくせに、中身は弱く、情けない。
日本の悪行は事実にしろ、見ていてあまり気分いいものではない。

それと真逆のセデック族。
強く逞しく、どんなに虐げられても屈しない。
民族の誇りを懸けて立ち上がる姿は感動的ですらある。
その名の通りの“セデック・バレ(真の人)”。
(頭目モーナを演じた演技初挑戦のリン・チンタイの存在感は凄まじく、その息子役が佐藤浩市そっくりでびっくり!)

もしこの映画、セデック族を誇り高い英雄としてだけ描いていたら嫌悪していただろう。
そう感じなかったのは、クライマックスの武装蜂起シーン。
日本軍が集まった運動会の日、一斉に奇襲をかける。
この時セデック族は、日本人を誰彼構わずほぼ皆殺しにする。首を狩るなど残虐な方法で。女子供まで。

セデック族を虐げてきた日本軍の行いは愚か。
日本人を虐殺してセデック族が流した血の量はあまりに多い。

善悪を描いた映画ではない。
双方の哀しき歴史、罪に心揺さぶられた。

近大
近大さん / 2015年5月13日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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映像化の効果は圧倒的

霧社事件を扱った映画だが映像化の効果は圧倒的.あまり知らずに日本の台湾経営は比較的うまくいってたを思ってただけにちょっとショック.

ykono
ykonoさん / 2015年2月2日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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カメラワークに目が離せない ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 日本統治時代に台湾で起きた、山岳民族による蜂起の史実を基にした物語。植民地政策、民族の同化政策、これらを受ける側からの視点で、これらが人々の尊厳をどのようにして奪い、このことが人々の悲しみと怒りを生み出すことを描いている。
 日本の統治が始まる前から台湾には清国からの漢人がやって来ていた。彼らは物の流通を支配して、山岳民族たちとの交易をしていた。ここにどれほどの搾取があったのかも描かれていないわけではないが、漢人たちは山岳民族の狩猟採集の生活・生産様式から生み出されるものを交易品として必要としていた。
 日本の統治が始まると、彼らの狩猟採集生活は解体され、彼らは植民地建設のための労働力を求められる。今までの生産様式を貫こうにも、彼らの狩場からは建築資材として木々が運び出され、これに彼ら自身が使役されるのある。
 近代化の名のもとに言語、生活様式、教育の変更を迫られるなか、文化的な価値観の違いや、支配者と被支配者の感情的な対立によるいざこざは絶えない。霧社事件の発端になった、警官の殴打が、獣の鮮血に対する両者の価値観の違いから始まることがそれを象徴している。仕留めた獣の生き血を飲むことが、彼らセデック族にとって特権的な行為となるほどに、獣の血液は尊く貴重なものである。反対に、多くの日本人にとって獣を殺しその血に塗れることは穢れを意味する。この価値観の違いが生み出した悲劇が、一つの部族が地上から消えてなくなる契機となってしまうのだ。
 父祖より受け継いだ土地と生活を奪われること、それまでの価値観とは別のルールを押し付けられ、卑下されなければならないこと。共同体と個人の尊厳が奪われている様子を、映画は丹念に描いていく。
 そして、追い詰められた者たちの怒りの爆発。尊厳を奪われた形で個人が生き残ることしか選択肢がなく、自分たちの共同体がいずれ解体され消えていくことが分かった時、彼らは負けると分かっている戦いに挑むのだ。
 この間の彼らの言説はしかし、対米戦の敗北を自覚した日本人と共通してはいないだろうか。奇しくも、霧社でセデック族に追い詰められた木村祐一が「俺だって武士の末裔なんだ。」と勇猛に反撃するではないか。追い詰められた者は皆、自らの死の意味を問う。そしてその場合、個人の死の意味と共同体の死の意味が重なり合わなければならないのだ。
 追いつめられたセデック族と、彼らに急襲された日本人たちの、二重の意味での、敗者の死の意味を問いかけながら第一部は幕を閉じる。
 霧社を制圧した部族の頭目が国旗の掲揚台に腰を掛けるシーンをはじめ、大胆で躍動的なカメラワークに、本来なら目を背けたくなるような残忍な殺戮の光景から目を離せなくなる。素晴らしい技法の連続だ。

よしただ
よしたださん / 2014年11月1日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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我々(観客)の誇り、って何だろう。

昨年吉祥寺バウス以来、二度目の鑑賞。

出草(首狩り)の疾走感に、心躍る。

ただただ生きながらえるよりも大事なコト、誇りのために死を賭して闘いに挑む男たち。それをサポートする女の力。

天皇の赤子か、セデック・バレか。日本の教育を受け、日本の統治機構の一端を担う、若き秀才の苦悩に唸る。

Nori
Noriさん / 2014年8月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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史実とは多少違います。が、首狩り族が台湾にいたことに驚愕

日本統治下にあった台湾で起きた大量虐殺事件がベースになっている本作。
まず、お話しのベースとなった霧社事件と本作とでは、史実、特に数字の面で大きく異なります。なので、あくまで娯楽作品として見る方が適当だと思いました。
霧社事件でセデック族が実際に手をかけた日本人の数は、帝国軍人と警官をあわせてもたったの28人です。
もちろん、最初の霧社での運動会では女や子供を含め140人近くが犠牲になったそうですが、、劇中、掃討作戦時に描かれているような帝国軍人をばったばったと斬り倒し、撃ち殺すなんていうのはなかったのです。あくまで映画的な脚色、つまりフィクションです。
ただ、史実と違うからといってダメだとか駄作だとは思いません。台湾の首狩り族の存在や、殺戮描写は驚愕ですし一見の価値アリ。
また、台湾は極東地域で唯一といっていい親日国家ですしね。そこが作っているだけに、いわゆる韓国や中国のつくる反日・抗日プロパガンダ一辺倒の作品とは一線を画すものです。が、これを見て気分が良くなる日本人がいるかと言えば少ないでしょうね(左巻きな人や売国奴を除けば)。
日本統治下の50年で犠牲になった台湾人(原住民含む)がいなかったわけじゃありません。犠牲者は数千人に上るそうです。でも、終戦後に蒋介石率いる外省人(中国人)が入植し、そこで粛清された台湾人の数は一桁違う数万人ですよ。描くならそっちのほうを、と思ってしまうのは自分だけなんでしょうか。。
現在、台湾は親日ですが、主要メディアの多くが中国資本におさえられており本作同様、ちょっとづつ反日傾向にあります。台湾の歴史教科書は日本統治下を肯定的に50頁に渡り紹介していますが、来年以降は縮小並びに否定的になるそうです。台湾の学生達はこうした中国化を嫌って大規模なデモで頑張ってはいますが、、本作を見ると中国の影が気になって仕方ありません。。

BQGMAN
BQGMANさん / 2014年5月27日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  興奮 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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台湾セデック

てっきりフィリピンか何処かの先住民かと思っていたら、台湾先住民セデック族の抗日ものだった。なので台湾映画ということになる。ただ台湾らしさは殆ど感じられず。台湾らしさって何って話もあるが。台湾には結構な数の先住民がいて、蜂の羽音を指す単語を持つ民族もいて、彼らの歌はECM系の人とやったサイケCDで聞いたことがあったけれど、セデックは首狩り系の武闘派。歌も男らしい感じ。民間人もバンバン首狩る。聖なる狩場を侵されて、民族のプライドを傷つけられたからという理由で。なので主人公も人徳がある抗日ヒーローな感じではなく、相当なバーバリアン。優しさが微塵もない戦闘派で、同部族間で縄張り争いもバンバンする。終盤の殴り込みで、セデックの子供が、日本人教師を殺し、女子供を殺す。殺したのではなく、血の儀式だって言い切る野蛮さが素晴らしい。一歩間違うとカルトになってしまうのだけれど、できればもっとちゃんと殺し、首を狩るシーンを見せるべき。セデックにとって命を奪い奪われるのは自然なことであって、全く別の倫理観で動いており、それは実はバーバルじゃなくて、90年前の台湾の森の掟だったわけで。監督は多分所謂漢人だからか、白人マイケルマンが、ディルイスにモヒカン役をやらせたラストオブモヒカンを思いだす。熱いけど、そもそも何のために描いているのかよく分からない印象というか、単に面白い話が身近な歴史に転がっていた感が。あの白人達はもっと反抗するにたる圧倒的に悪い力強い奴らとして描かれていたけれど。まぁとにかく長い。

ssspkk
ssspkkさん / 2014年5月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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誇り高き獣たち

不勉強でなかなか世界に入っていけなかった。価値感が違うし、命や魂の重さ、血の繋がりなど今の僕らには理解しがたいけど侍なんかは意外とセデックに近いのかもしれない。日本人だけど、先住民が立ち上がる後半はグッと来た。命を投げ出してと見えたけど、その感覚も違う気がする。とにかく不勉強を恥じる。

奥嶋ひろまさ
奥嶋ひろまささん / 2014年5月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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本物感、緊迫感がすごい

霧社や村のセット及び出演者達の実在感がすごい。そして主演のリン・チンタイ氏の圧倒的なオーラたるや。威厳っていうんですかね。完全な説得力がありました。

特徴的な歌や舞のシーンはみてる時はなんだこれと思ってましたが、セデック族の文化を表す要素の一つと考えれば許せます。

セデック族の文化を丁寧に描いた上で、チクチクと日本軍に対するフラストレーションが溜まっていく過程は緊迫感があり、145分があっという間でした。

今更書くまでもないと思いますが、首チョンパとかあるので苦手な人は見ない方が良いです。

えら
えらさん / 2014年3月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:-
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野蛮人はどっちだ?

1930年、日本軍統治下の台湾で起きた霧社事件の話。戦時中だったとはいえ、あまりにも無惨な日本では語られる事のない史実。衝撃的だった。よくもこんな映画を作ることができたものだ!

サケビオース
サケビオースさん / 2014年2月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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重い活劇映画か? 歴史教科書か? ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

本映画は大日本帝国が台湾を統治していた時代の原住民による抗日反乱事件を描いたものである。この映画によって、「霧社事件」と呼ばれる悲劇の反乱事件がかってあったことを知らされた。日本の支配に不満を抱いた誇り高き原住民の男たちが勇敢に戦って、その家族らも巻き添えにされて無惨に敗れる姿がダイナミックなアクション場面を多く使って、描かれている。台湾映画であるため、原住民側の力強さを強調する狙いで、戦闘場面では多数の日本兵や警官などが殺されていたが、実際には、「700人ほどの原住民が死亡もしくは自殺、500人ほどが投降した。一方、鎮圧側の戦死者は日本軍兵士22人、警察官6人など」と記録されているらしい。第一部と第二部の合わせて約5時間の大作であったが、今問題となっている東アジアの近代史を知る参考になり、また、アメリカの西部劇映画でインディアンへの対応が変化していった歴史を知るものとして、色々と考えさせられる映画でありました。

chakurobee
chakurobeeさん / 2013年9月4日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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非常に中立

日本が悪役、というのもいいですね。
軍服カッコいい。

文化を侵略しようとすると、うらまれる。
それが当然です。
たとえ、首狩りなどという野蛮な習慣を持つ原住民に対してでも、彼らの生活を文明化させたとしても、感謝はされない。
それは日本からすると野蛮であるだけで、そこに住んでいるひとは野蛮だと思っていないのですから。
子供が育ち、世代が交代すれば、一定の理解は得られる。
しかし、世代交代する前に反乱が起れば……

『先祖代々受け継いできたもの』は理屈抜きに非常に重要視されるので
勝手に来たよそ者を追い出せ!という気運が高まるのも当然。

一方的に悪役かと言えば、そうでもなく
やはり『現代人の視点』から見ると日本のいうことも分かる、と言う風に描かれています。
酒を断るシーンも単に「蕃族の酒など飲めん!」と言わせてしまえばいいのに
「唾で作った酒など」と付け加えていて、現代人からすると納得できる理由。そうだね、唾の酒は嫌だねー。
これって、やっぱり、好意的に、いや、中立的に描こうとした努力だと思います。

いずる
いずるさん / 2013年5月22日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 興奮
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圧倒的すごい映画 ネタバレ

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 日本が悪者で韓国の『グッド・バッド・ウィアード』みたいな描かれ方だったら嫌だなと思って見ていたら、決してそのような一面的な描かれ方じゃなくて安心した。首狩り族は非常に残虐で、命がそもそもそれほど重要視されていない常識で生きているかのような描写だった。しかし、自然とともに生きるというのはそういうものだと言わんばかりの圧倒的な自然と、特に主人公モーナの圧倒的な躍動感だった。血の気が多すぎ、血潮が熱すぎてすぐ他の部族を敵視するのも大自然のど真ん中で生きていく、野生の人間としては当然なのだろう。

 そういった描写一つ一つが現代とはまったく違う常識で、それを自然としてフェアな目線で描いているのが素晴らしい。現代目線のバイアスを細心の注意を払って排除しようという試みが感じられた。歌がやたらと長いのも、歴史資料としての価値を高めていると思った。

 ただしかし、首狩り族を相手に横柄な態度をとるとは、当時の日本人の中には精神の弱い人間もいたことだろうが、あまりにうかつすぎる。

 蜂起した際は、てっきり女子供は殺すなという命令が下るのかと思ったら、まるで無差別に大量殺戮が行われたのも驚いた。

 モーナが若者時代も超苦手なタイプで、一緒にいたらオレはすぐパシリにされるし、おじさんになってからのモーナも威厳と威圧感がありすぎで、怖い。変な事を言ったらすぐ怒鳴られたりフルボッコにされそうで、息子も大変そうだった。しかし、あんな絵になる男もそうおらず、遠くから双眼鏡で観察していたいタイプだった。

 さらに悲惨な展開が予想される第2部も楽しみだ。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2013年5月17日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  興奮 知的
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「歴史」に関心あれば、絶対見なさい!

5月14日、吉祥寺で鑑賞。
朝10時半開映、2部が終わったのが午後3時50分。
途中、25分の休憩はあったけれど、この長時間をまったく飽きさせないすばらしく緊張感があり、中身の濃い映画だった。

映画を見ることで、自分が体験できないこと、知らない価値観、歴史を記いことは重要なこと。

この作品を残酷だとか、日本の暗黒史を描いている、と批判、否定するのはまったく自由だが、「作品を(日本で)上映するな」などという意見が出てくるのにはまったく驚く。
そういう人は、「映画」というものを見る資格がない!

迫力あるアクション、なぜ台湾原住民がそういう行動に駆り立てられたか、ということがものすごくわかりやすく描かれている。

日本人の描き方も、かなりしっかりしているし、単なる悪者ではない姿も感じられる。

ぜひ見てほしい。

トコマトマト
トコマトマトさん / 2013年5月14日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 怖い 興奮
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残酷、陰惨、こんな映画、日本で公開するな!

スポーツ感覚で、首を狩る民族を主役に据えているので、残酷な描写が際立ってしまうのは、仕方ないのかもしれませんが、それとは別に、日本人が徹底的に愚かで無様に描かれていたのには、腹が立ちました。中国では抗日ドラマなるものが、盛んに制作され、中国人の反日感情を醸成するのに大いに寄与しているとのことですが、この映画が台湾人の反日感情を煽り立てしまうことを私は危惧します。観る者に考える余裕を与えずに残酷な描写(動物を屠殺する場面もあります。集団自決の場面もあります)を並べ立てただけの、この映画を私は心の底から嫌悪します。観終わった後、感動なんてものは全く、ありませんでした。後味の悪さと徒労感でもうグッタリでした。この映画を観て、台湾を嫌いになる日本人が、ある程度、増えてもそれは仕方ないと思います。私は疑問に思うのです。この種の映画を日本で公開することに何か意味はあるのでしょうか。民族同士の対立を煽るようなアジテーションじみた映画を公開することに何か意味はあるのでしょうか。南京事件を扱ったチャン・イ―モウの「flowers of war」は現在のところ日本で公開されていないじゃないですか・・・。

bashiba
bashibaさん / 2013年5月12日 / PCから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  怖い 難しい
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圧倒的な映像美、そして精密な時代考証、波乱に満ちた戦闘シーンが続き、あっという間にラストを迎えることができました ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 「台湾原住民」とは、17世紀頃の福建人移民前から居住していた、台湾の先住民族の正式な呼称。中国語で「先住民」と表記すると、「すでに滅んでしまった民族」という意味が生じるため、この表記は台湾では用いられていない。現在では憲法で「原住民族」と規定されている。

 4時間37分の超大作をものとしない歴史ドラマで、圧倒的な映像美、そして精密な時代考証、波乱に満ちた戦闘シーンが続き、あっという間にラストを迎えることができました。ラストのセディク族が日本軍に突撃を仕掛ける戦闘シーンは圧巻。映画的には、傑作でお勧めできます。
 台湾の歴史を知ると言うことは、近代日本の歴史を知ることと同じ意味を持ちます。戦前の日本が台湾で何をしたのか、史実に忠実な本作を通じて、自虐史観に囚われている戦後の日本人の考え方が少しでも変わってくれることを望みます。

 監督は長編デビュー作『海角七号/君想う、国境の南』で台湾映画史上歴代第1位の大ヒットを記録したウェイ・ダーション。「正論シネマサロン」で見た『海角七号』では、こんなにも台湾の人々が日本を敬愛し、日本の武士道精神を尊んでいるのかと驚かされました。そして、櫻井よしこさんの解説に胸を打たれたものでした。
 そんな親日家の監督がどうして戦前の抗日事件である霧社事件を扱ったのか疑問をもって鑑賞に臨みました。前半日本人の警官が蕃人たちを蔑視し、暴力を振るうシーンが目立つのは仕方ないとしても、中国で量産されている抗日映画と根本的に違うところは、描かれている視点が極めてニュートラルであることです。
 一方的に日本側の軍隊や警察を侵略者として描かれていないところにも好感が持てます。特に史実では、家族を霧社事件で家族を殺されて復讐の鬼となる小島巡査をセデック族を蔑視しない好人物で描いたり、首狩りなど野蛮な伝統に縛られていた彼等に蕃童教育所の設置による初等教育を施し、優秀な原住民の子弟を警察官などに登用するなど一族の近代化に尽力したところも描かれています。
 また冒頭では部族間の対立の激しさも描かれており、日本の介入がなければ、ずっと復讐の連鎖が続いていたことも想起させられる内容でした。
 ウェイ監督は、現在の親日のルーツとして、避けて通れない霧社事件を取り上げたのだと思います。それはラストの現地日本軍鎌田隊長の、「彼等の中にわれわれが失っていた真の武士道を見た」という台詞に繋がっていると思うのです。
 当初鎌田隊長もセデック族を蛮族として蔑視していました。しかし、そんな彼でも武人のひとりとして命を省みず、信仰と名誉のためだけに不屈の精神で立ち向かってくる戦士たちの勇敢さに感銘してしまうのですね。それがウェイ監督の本作に込められた日本へのメッセージであり、霧社事件という悲劇があったからこそ、その反省にたって、その後の理蕃政策が抜本的な見直されて、日本人と同等の民族として位置づけられていった結果、台湾原住民は「日本統治が台湾を発展させた」と考える人が多数を占める現状に繋がっていったものと思います。特に日本側が原住民の文化についての詳細な調査・記録や研究をおこなったことが、原住民が自らの伝統文化を継承するにあたって大きな助けになっていると評価されたことは大きな要因となったことでしょう。

 作品で描かれるセデック族の戦い方は、どこか太平洋戦争末期の旧日本軍のゲリラ戦を彷彿させます。数千人の日本軍に対して、僅か300人のセデック族が神出鬼没な戦い方で混乱させるシーンは痛快です(但し日本人としては微妙な心理になるけど)耳が良く、夜目が効き、素足で音も無く夜の密林を駆け巡ると言われる程の彼等の身体能力の高さは軍人の常識をも遙かに超えるものでした。
 彼等の戦法はやがて旧日本軍に志願した高砂義勇隊に受け告げられて、そこから拡がったものと考えられるでしょう。
 とうことで、本作で描かれる霧社事件は、その後の台湾と日本の絆を深めるための礎となった事件であり、そこに親日家のウェイ監督が着目したのだと思われます。

 但し、ウェイ監督がメインに据えたのは、そんな歴史上の事件の経緯よりも、セデックたちの先祖と自然を崇敬する強い信仰心でした。

 本作のタイトル『セデック・バレ』とは“真の人”を意味するセデック語。“真の人”になるためには、命を厭わず民族と先祖の名誉のために勇敢に戦うこと。“真の人”とならなければ、先祖の勇士の魂が暮らす永遠の魂の国への掛け橋となる“虹の橋”を渡ることができないとされ、彼等は“虹の橋”を渡るために、勝ち目のない日本軍と果敢に闘い散っていったのでした。それは戦士だけでなく、その妻や家族たちまでもが、足手まといにならないようにと自らいのちを断つ過酷な信念だったのです。そんな信念を現地の美しい自然の映像美と絶え間なく口ずさまれるセデック族の歌で、印象深く描かれるのです。
 過酷な決断といえば、花岡兄弟の場合はもっと悲惨でした。彼等は現地民ながら、高等教育を受けて、日本の警察官として採用されて、霧社駐在所に任官されていたのでした。 蜂起の直前に、頭目のモーナに呼び出された兄弟は、モーナから死ぬとき、おまえたちは靖国に奉られたいのか、それともわが祖先が暮らす虹の橋を渡りたいかと睨まれて、断腸の思いで蜂起に参加することを決断します。けれども、日本人として教育を受けてきた日本への愛着も捨てがたく、この兄弟の葛藤は中盤の名場面として、凄くよく絵が描けていました。この兄弟の末路は、ぜひ劇場で涙してください。

 頭目のモーナは、史実のように何度も対日蜂起しようと自ら行動したのでなく、本作では血気に逸る息子たち部族の若い戦士をなだめる役割に。それも納得で、実は日本政府の招きで、各部族長は日本観光に招待されて、日本の国情をつぶさに見聞していたのでした。その後のモーナは多くを語りませんでしたが、身内には「日本人は河原の石のように多い」とだけ答えていたというです。日本と闘ってもいかに勝ち目はないのか、実は頭目のモーナが一番良く知っていたのでした。
 ところで、本作のモーナ(壮年) 役を演じたリン・チンタイ(林慶台)は映画初出演で、俳優ではありません。彼の本職は、台湾原住民の暮らす部落の現職の部族長で、なんと牧師。先祖が残した民話や部族の精神の伝承に並々ならぬ情熱で活動しているとか。そんな情熱が、本職の俳優顔負けのカリスマにみちた頭目ぶりを演じきったのです。まるでモーナが乗り移っているかのような堂々としてものでした。

 日本人俳優陣としては、木村祐一のシリアスな演技に注目。芸人らしくない大立ち回りも見せて、俳優としての懐の深さを見せ付けてくれました。

流山の小地蔵
流山の小地蔵さん / 2013年4月7日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 興奮
  • 鑑賞方法:試写会
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