劇場公開日 2013年6月22日

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さよなら渓谷のレビュー・感想・評価

全62件中、41~60件目を表示

1.0まほろが好きで

2014年11月20日
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悲しい

同監督と言う事で観たが共感出来ず、受け入れられなかった。私ならもう2度と見たくもない相手と生活をするなんて自分にも罰を与えてるようで辛すぎる。彼女の歌声はとても良かったが。

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がい

3.5女はなぜ、そうしたのか……

2014年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

『パレード』('10年)『悪人』('10年)『横道世之介』('13年)と、いま旬の監督達が積極的に映画化に挑戦する吉田修一の原作を、『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣監督が映画化。
幸せになれない女と、幸せになる事を許されない男。過去の事件を引きずり、その呪縛から解き放たれる事なく「一緒に不幸になろう」と誓った男女の、何とも不思議な関係を描く。

過去の事件の被害者である女は、加害者である男と同棲生活を始める。過去の事件の呪縛から解放されるためだろうか、女は男に激しいセックスを求め続ける。男は黙って女に従い優しく接する。その生活は、この映画の狂言回しである記者(大森南朋)の目から見ると「仲良くやっている」ように写る。
しかし、女は男に「何も文句を言ってくれない」とつぶやき、そして男の前から消える。男は「幸せになりそうだったから、彼女は出て行った」と捉える。
女は、自分が幸せになる事を拒んだのか。あるいは、男が幸せになる事を許せないと考えたのか……。

なかなか考えさせられるストーリーだ。
事件の被害者・加害者という側面でこの男女関係を捉えると、「被害者と加害者が同棲するなんて……」という思考に入ってしまうだろう。実際、そういう視点が狂言回しである記者から与えられる。しかし、本質は「被害者と加害者が同棲生活を送る是非」ではなく、そうしたシチュエーションはもちろん大事ではあるものの、単に「装置」であるだけで、この2人の男女の心の動きクローズアップするために用意させられただけだ。本作は、女の最後の行動=心の機微を、どうやって解釈するかって事にこそ、面白みがある。
もっとも、この記者は(あるいは後輩の女性記者も)、最初から最後までずっと野暮な視点を持ち続ける。それは、「野次馬」=観客の視点でもあるわけで、そもそも女と男の関係なんてものは、赤の他人には絶対に理解できるはずのないことを、原作者はいいたいのかもしれない。

作品に冒頭、この男女の隣家の主婦が起こす事件が描かれるのだが、そちらの事件については、うっかり見逃したのか、最終的にどうなったのか。ストーリー上、キッカケでしかない事件ではあるが、インパクトがあるだけにそこが気になった。

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CRAFT BOX

4.0真木よう子が好きで

2014年11月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

真木よう子が好きで観たのですが
重過ぎました。
愛、罰、怨。
キャスティングがとてもよかったので
最後まで見る事ができたと思います。

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タテスジコ

3.5おもろい!

2014年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

はなしはおもしろいです。
ちょっと重いですが¨
うらみと愛情って表と裏ですね。
って思わせる映画でした。
地方都市の描き方が秀逸!きれいな映像でした!
おとなな映画です。

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ニックウインクル

3.0内容はともかく

2014年10月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

俳優陣は素晴らしかった。終盤にいたってどこか「キレイなお話」になってしまっている気がして、腑に落ちない気分が残った。

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lylyco

3.0そこそこ

2014年8月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

真木よう子が好きで見てみたけど、
映画の内容自体はそこまでかなーて感じでした。
でも、ふつうにおもしろいと思います。

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たつや

1.0不幸

2014年6月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

加害者と被害者が一緒に暮らす。

共感できる部分が少なくて理解出来なかった。
あまりに淡々と物語が進んでいき、結局は当の本人たちにしか真実は分からないし、周りの人間がどうこう言うべきではない。

ふたりの関係を幸せと呼ぶことが、きっと不幸だ。

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おゆ

3.5幸せになってはいけない。

2014年6月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

まず、レイプ犯と被害者という設定が面白い。
幸せになってはいけない。だからこそ共に過ごしていたのだか、いつしかそんな生活に幸せを感じてしまうようになる。。

胸を締め付けられるような気持ちになった。

幸せを求めて生きる、たくさんの人に観てもらいたい作品。

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ゆん

4.0女の後ろを歩かせたら日本一

2014年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

いつもながら相手のことをすべて受け止める大西信満の懐の深さと言うか存在感が圧巻。
女の後ろを歩かせたら日本一だと誰かが言っていたが、「赤目四十八瀧心中未遂」をも超える正にその面目躍如の演技だった。
もちろん真木よう子も良い。
すばらしい映画を観た。

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marukunn

3.5余韻が残る

2014年4月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

淡々と進んでいきます。

途中から真木よう子さんの
正体に気がついてしまい
ました!

ラスト、すごい余韻が
残ります!

ラストの質問に
答えはどっちだった
んだろうか?

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asuna

3.5真木よう子の演技

2014年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

真木よう子の演技がすごいなぁと思った作品。
お互いに不幸になることを決めた男女の物語で、映画の終わり方も二人の関係を考えさせられるものだった。

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たかあき

3.5なんという想像力

2014年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

こんな人と一緒に暮らす…
信じられない、と感じる一方で、
この映画を観ていると、リアルに感じる…
勿論誰でもそういう風になれるということはなくて、この二人のキャラクターだからこういう風になったんだろうけど、そのリアリティのない設定を、キャラクターを丁寧描くことによって、リアリティのある世界、
「あるかも」
って思わせられる映画。
私は映画を観て考えるタイプではないので
考えさせられる映画とは言わないけど、観ながらそれぞれの登場人物が気になる映画でした。

万人に勧める映画ではないけど、
出演者や予告をで興味が沸く人には観て損はないと思う作品。
でも誰かと観るのはオススメしないので、一人で観てください(笑)

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とむ

3.5血の滲む心の傷は…

2013年10月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

しあわせ、ふしあわせは紙一重だし…
「失ったモノ」は、一生心の中に残り続けるんですな…

「あたしより不幸になって見せてよ! 目の前で!!」

見終えてドスンと心に圧し掛かる一本でございました。

加害者と被害者。男と女。共感と反感。そして償い。
そんなものものをごった煮にして、さわやかな夏の自然の中に流したような作品。
何処か居心地の悪いチグハグ感が、余計にストーリーを胸に沁みさせる…大森立嗣監督の腕の見事さでございました。

なお。
後ろから見える真木よう子氏のチチのデカさには目ん玉飛び出るほどビビりましたが。
一番素っ裸をさらけ出しているのは…
大森南朋氏だ!と御報告させて頂きます。
締まりのない中年の肉体好きは是非!!笑

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.0迫真の演技に圧倒された

2013年10月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

わたしには夫もいないし、いまは愛する人もいないから共感できる部分が少なくてあまり理解できなかったけど、2人の演技が迫真に迫っていて圧倒された。
圧倒的に真木ようこがエロい。

俊介役の人が滑舌悪いのか、大事なシーンの言葉が聞き取れなかった…

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930mitp

3.5憎しみと愛とは紙一重

2013年10月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

子殺しの容疑者を囲むマスコミが群がる部屋の隣で、静かに激しく体を貪り合う男女。あからさまな「今」から始まるこの作品。
物語は複雑に見えるけれど、一本一本の糸はとてもステレオタイプ。だから、複雑に見える物語も「複雑さのステレオタイプ」になっていたように感じる。もっと消化不良にさせるシーンがあったら、もっとリアリティーを感じられたはず。
人を愛することと憎み続けることはほんの紙一重。そんなことを考えさせられる一本。
人間存在の小ささと意外な深さ、人を拒絶する強さと拒絶した人の心の傷を探す弱さ。

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もんさん

3.0ラストの問いかけにギクリ

2013年7月19日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

夏、クーラーもないような部屋で暮らす男女。尾崎俊介とかなこ以外は、役名がはっきりしない。ここでは名前はどうでもよく、何者なのかが重要なのだ。その人物相関が明らかになるにつれ、男女のもつれた愛憎が紐解かれていく。

互いに愛情があるのか解らない男女。生活感を感じない部屋。互いに気遣っているようだが優しさは感じない。女が重そうに持つ買い物袋さえ男は持ってやらない。それでいながら、夜は獣のように交わる。
真木よう子と大西信満は、そうした雰囲気を漂わすにはグッド・キャスティングだと思う。

二人の過去に何があったのか、それを暴いていくきっかけに隣人による幼児虐待殺人事件を設定。一見、何の関係もない事件の解明に、かなこと俊介の過去を上手く絡めていく。しかも、事件の解明を単純に警察の捜査に任せるのではなく、多分に好奇心旺盛な週刊誌記者に委ねるところが巧い。この記者が物語の進行役となる。途中で二人の関係がなんとなく分かっても、大森南朋による記者が妻との関係や女性記者とのやり取りで間を持たせ、最後までテンポを変えることなく話を着地させる。彼の問いかけで終わるラストが作品を引き締める。

テーブルはホームセンターで安く買えるが、家庭は簡単には築けない。同じテーブルを挟んだとしても、男女の愛はそれぞれだ。
これで女優に甘さのない西川美和が「ゆれる」で見せたように、人の心の奥底にあるものを妥協なく引きずり出してくれたら、もっと見応えがあったことだろう。

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マスター@だんだん

4.5モスクワ受賞に恥じない傑作

2013年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

大森監督の客に媚びない観せ方は健在で、間違いなく氏の最高傑作だろう。
俳優の生々しい息遣いが印象深い。
真木よう子の矢のような鋭さと、血みどろになりながら真木を受け止める大西信満の毅然とした佇まいが秀逸。
両者の一歩も譲らない拮抗が、この作品に相応しい緊張感を生み出している。
鈍色の光を放つような大西の存在感、全身から零れ落ちる切なさに胸を締め付けられた。
語り部たる大森南朋と鈴木杏も良い。

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マリンゴールド

3.0いろいろ考えさせられる映画

2013年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

こういう男女の機微を描くのは映画よりも小説の方が向いていると思っていましたが、この映画はよく出来ていて、観る人がそれぞれに解釈でき、いろいろ感じ、考えさせられました。男女の間のことは結局当人達にしかわからないし、周りがどうこう言う話ではないということを強く感じました。いろいろ考えさせられて興味深かったですが、結局真木よう子という女優を観るための映画のような気がしました。

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ZEP

4.0夢や希望はないけど

2013年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

こんな人生もあるなぁ・・・って思える。

「幸せになるために一緒にいるんじゃない!」と言ったかな子は
生きる気力をなくし、絶望の中でも
俊介からの愛や思いやりによって、癒されて生かされているような気がするし

2人のこういう関係は、どこかでまた続いてるような気がするし。

俊介すらも、かな子の理解できない行動や、悪意に満ちた行動によって
過去の罪の意識が少しづつ、薄れて、自分の心を取り戻しているのかも
知れないな。。と思います。

主役の2人は、本当に演技しているというよりは
かな子と俊介の人生になってしまったかのように、
とっても自然で、心を打たれます。

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kurikuri

4.0不幸のなかにあるかもしれないひかり

2013年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

モスクワ映画祭で審査特別賞を獲ったこの作品。
前から気になる映画ではあったが、やっぱり、その受賞が
背中をおしたことには間違いない。土曜日に行ったのだが、
ほぼ満員の盛況。こういう映画にしては珍しいのではないか。

女の深い絶望。それでもかすかな生きたいというひかり。
取り返しのつかない罪を犯してしまった男の悔恨と希望。

一見ささくれ立っている男と女の光景が、荒い粒子の画面に
合っていた。抱き合うときだけ、一瞬、二人を解放区に誘う。
でも、湧き上がってくるどうしようもない感情に、
ある時は男を絶望のかなたに落しこむ。
でも、許してしまう。
女の絶望感をわかっている男だから。
許してくれた女に、男は幸せを求めようとする。
でも、そんな幸せを女は拒否する。
不幸から逃れるのを拒絶する。

絶望の中で、憎悪する自分と愛したい自分。
一体、どっちに転ぶんだこの物語、この二人。
どっちにいくかわからない、そんな人間の揺れ動きが
この映画のテーマではないかと思った。

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