「この作品を一言で表すと?はい、ナカザワくんっ!!」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語 星なれさんの映画レビュー(感想・評価)
この作品を一言で表すと?はい、ナカザワくんっ!!
「えーと、愛の力は書き換えられた宇宙の理をも凌駕するってことですか」
『はい、そうですねっ!行き過ぎた愛は巡り巡って悪魔をも生み出すんですね。きみ〜が笑ってく〜れる〜なら〜僕は悪にでもなる〜♪』
「…中島みゆきですか 先生。それにしても今回もまたインキュベーターが暗躍してましたね」
『そこですっ、ナカザワくんっ!暁美さんは願ってダークサイドに堕ち
てしまったわけじゃないんです!鹿目さんをインキュベーターの手から守ろうとした結果なんですね。この点において暁美さんの行動は
TVシリーズから首尾一貫していますっ!
本当は家族や友達と離れたくないという鹿目さんの偽らざる本心を知って
暁美さんは概念になることを許してしまったことを激しく後悔し動揺します。そして決断するんです。
インキュベーターが作為的に造り出したこの束の間のかりそめの幸せを壊してでも、自己の救済を拒否してでも守りたい。
それと同時に、一緒に居たいという相反した想いも抱くんです。
でもセンセイ、それはそれで愛の形としてありえるのかなって思うんですよ。何もかも壊して、、、』
「(…シャフ度を通り越してエクソシストになってますよ先生)
そ、その何もかも壊してという冒頭の先生の発言で、ここが暁美さんの思想が憑依した、暁美さん寄りの世界なんだっていう伏線が理解出来ましたよ」
『さすがナカザワくんっ!!ワルプルギスの夜を倒し
た後の鹿目さんと暁美さんのあのやりとりは名シーンでしたからね、、、
今回は美樹さんと佐倉さんが指をからめる恋人つなぎも描かれていて、
もうセンセイ男性は諦めて百合百合するのもいいかなって、、、
巴さんのおっぱいもとっても豊かで柔らかそうですし禁断の先生生徒百合も、、、』
「あ、あと、この世界が誰かの願望によって創りださ
れたもの、という設定は押井守監督"うる星やつら ビューティフル
ドリーマー"にも似ていると思うのですが」
『それはセンセイじゃなく虚淵玄に訊いて下さい!!』
「プリキュア変身シーンみたいなところと、現代アートてんこ盛り
のような画面はちょっとクドかったです」
『ナカザワくん!ニチアサをディスるんですか!?』
「い、いえ、決してそんなことは!あ、あと梶浦由記さん
の音楽は、今までの音楽をモチーフにしてあったり新作も大変よかったです!」
『シリーズを通して主題歌を作詞作曲した渡辺翔さんの"カラフル"
も良かったですね、、、POPな曲を歌っていてもClariSさん
の歌声はなぜかもの哀しさを感じてセンセイ好きなんですよ、、、』
「ラストをどう解釈したらいいのか、イマイチよくわからなかったんですけど、、、相反した存在になってしまった自分を憂えて
の行動?あのキュゥべえの姿は?」
『鑑賞した人に多様な解釈を呈示すること、鑑賞した人同士あれこれ
語り合うのも映画の楽しみのひとつですよ! …センセイには語り合う人はいないですけどね、、、』
「せ、先生!続編はあるんでしょうか!?」
『神と悪魔の最終決戦はデビルマンでしたね。
鹿目さんと暁美さんの決戦なんて悲しすぎて見たくありませんが…平和的な解決があれば別ですが…。
コホン、初期の構想ではあるようなことを伝え聞いてますが、それは虚淵玄に訊いて下さい!!
え〜、それでは最後に 皆さんに転校生を紹介します♪』
(全員)「(今度は誰だよ?)」