劇場公開日 2013年10月26日

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「ある意味、ハッピーエンド?」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語 mon pereさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ある意味、ハッピーエンド?

2013年10月30日
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興奮

知的

難しい

鑑賞一度目はほむらの変心に途方にくれたけど、いろいろな疑念が消えず今日再見。

これはある意味、実はハッピーエンドの物語じゃないか、ほむらの気持ち、願いは全く揺るぎなかったと再確認できました。

まどかへの執念から知らず知らずに魔女になってしまったほむら。でも、神となったまどかの浄化を拒んでもまどかをこの世に連れ戻したかった魔女ほむら。

それは、不本意にもワルプルギスの夜に、まどかを過去未来全ての魔法少女を救う願いを立てさせ、まどかを聖女の孤独に追いやったほむら自身への後悔。
だから、まどかの浄化作業を無理やり中断し、まどかをこの世に連れ戻し、少女まどかに戻した。(この力が魔女も神をも超えたがゆえに、それを悪魔というのだろうけど、ほむらは決して悪魔そのものになった訳では無い)
ほむらに悪魔的な悪意はいささかも無いと断言できる。まどかの秩序神に対する愛の神になっただけ。身を捨てても愛するものを守る非条理。愛するものを守るため、自身も周りをも巻き込み全てを投げ打つ非情。

その副作用の結果、まどかのしもべのbebeもさやかもこの世界の住人に戻った。
まどかの本音の願い、皆んなが仲良くする世界が戻った。ほむらのおかげで。

新しい世界では、ほむらの記憶だけは残り、その記憶はほむらのこころの中だけに閉じ込めて。

かくして、この穏やかな日常は、悪魔の力を持つ現身のほむら。神の現身の(但し、神の記憶が無い)まどか。まどかと共に再び生き返ったさやか等の新たな世界が始まった。
新編/反逆の物語。

この世界では一見、不幸な魔法少女はいなくなった。まどかもさやかも。
まどかが戻ったほむらも。

でも、まどかには(神であったときの)わだかまりの記憶は残っている。
やはり新しい秩序のこの世界もほむらの箱庭の世界なのか。

このわだかまりが・・・
・・・・続編に繋がる?

続編に期待してます。

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mon pere