「傑作のアニメ映画」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語 ツツジさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作のアニメ映画
映像・演出(20)
シャフトが得意とする現代アート的描写や、随所に散りばめられたメッセージ、そしてほむらの心情と共に自在に変化する世界の意匠は圧巻の一言。
20点
世界観(20)
続編なのでテレビアニメの衝撃的な世界観を踏襲しており、相変わらずいい意味で気持ち悪い世界観が広がっていた。
新規性を考慮して16点
脚本(20)
ファンが見たかった光景を描写してからの、ラストの『瀆神』という結末はかなりぶっ飛んだものだった。
しかし、全体としては、ほむらの視点で進む世界の謎解きがメインで日常パート、謎解きパート、戦闘パートの緩急のバランスが取れており、最後まで楽しく視聴できた。
18点
キャラクター造形もしくは心理描写(20)
キャラクター造形に関してはテレビアニメ版ですでに深掘られているため言及は控える。
本作はほむらの心情が世界や魔女に反映されるというかなりユニークな演出がなされており、心理描写自体は標準的なものの高評価。
キャラクター造形8点、心理描写8点で
16点
メッセージ性(20)
本作は特段強いメッセージは存在しなかった。
しかし娯楽作品であること、テレビアニメの影響とそのメッセージ性を考慮し
15点
総評
娯楽作品としては至高の出来であり、細かい描写は何度も試聴をし、謎を解いてみたくなるような良い作風であった。
間違いなくアニメ映画の中でも傑作と呼ぶに相応しい作品である。
85点
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