「俺は2度泣いたよ・・・。」ワイルド・スピード EURO MISSION CYNDYさんの映画レビュー(感想・評価)
俺は2度泣いたよ・・・。
ポールウォーカーに謹んで合掌。
手向けに、去年の夏にしたためたレビューを載せます。
まだ、アイツが生きていた頃の・・・。
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ワイルド・スピードMAXあたりから伏線モノに変更路線。
今回は心底面白いって思えました!!!
人生経験も長くなるとそこここで涙もろくなり・・・。
わし、この映画で四回くらい涙流した。
さすがに泣いたのはわしくらいだったようだ・・・。
<見どころ>
自前のテストステロンが暴走し過ぎなホルモンハゲ・ビンディーゼル様とドゥエインジョンソン様のど迫力なマンガ暴力がうれしいです。
ほんとにタマが下がる思いです。
カーアクション映画は楽そうに見えて結構厳しい。
単調にならないように景色変えたり、視点変えたり、ガジェット使ったりが常套手段ですが、本作は神監督J・フランケンハイマーの遺作・ローニンのような閉塞感のある道路でのクラッシュ衝撃感や加速感が素晴らしいのです。
飛行機の離陸まで粘るクライマックスシーンは現実なら時速200km前後のはずなので自動車にとってはほとんど最高速度状態。これはビビります。
さて、タイトルですが・・・。
「ワイルドスピード」という表記は日本のみで。
本来は「Fast&furioUs」シリーズです。
1作目「The fast& the Furious」→和訳「せっかちと怒りん坊」
2作目「2 fast&2furious」→和訳「超せっかちと超怒りん坊」
3作目「The Fast and the Furious: Tokyo Drift 」→和訳「せっかちと怒りん坊:東京ウキウキ」
4作目「Fast & Furious」→和訳「ハぇーし、キレヤスイしぃ。」
5作目「Fast Five」→和訳「速い5」
6作目(本作)「Fast & Furious 6」→「ハぇーし、キレヤスイしぃ6」
となっています。
訳すときに形容詞にtheがつくと「~な人々」と訳すのがコツですね。
(例:「The Rich→金持ち」等)
このほかにショートフィルムが3本ほどDVD特典があるらしく、年々シリーズの売り上げが右肩上がりでどんどん面白くなる予定です。
次回の舞台は東京です。すでにラストに予告があるのでお楽しみに。
<ネタバレ>
前作の予告通りラテンの元カノ、レティアが復活です。
ビンディーゼルは両刀なのでいかつい体の割には穏やかな表情や声を聴かせてくれます。
今回のテーマは「家族」。敵の大将のテーマは「正確」。
今回新登場の天才敵将は、ほとんどコピーのようなチームを作り上げて、今回は軍事機密を狙います。
これにより、全世界の軍事バランスが狂うんだとかそうでないんんだとか・・・。所詮ワイルドスピードなのでその辺りはあんまり気にしなくても心配ありません。
ただ、このセリフは注目。
敵大将 VS ビンディーゼルの1場面。
敵:兄貴が言ってたぜ、自分のテーマを大事にしなって。オレは「正確さ(precision)」だ!
ビン:兄貴が言ってなかったか?家族を脅す奴の言うことは聞くなって!
そう。これが次回への伏線なのですね。
というわけで、次回はホルモンハゲ兄貴が一人増えます。
ジェイソンステイサム様の登場なのです!
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是非、艱難辛苦を乗り越えて次回作を盛り上げていきましょう。
応援しています!