劇場公開日 2013年7月6日

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「薄れゆくワイルド感」ワイルド・スピード EURO MISSION Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5薄れゆくワイルド感

2013年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

主演の二人と、サポートする仲間たちとのコンビネーション、そしてワイルドな車とドライビング・スキル。これだけであとは何もいらないはずなのに、集客を狙ってか、それともメインキャラへの信頼がないのか 映画のタイトルが霞む顔ぶれ。。。噂に聞いてはいたけれど、エンドロールでは お馴染みのあの俳優の捨て台詞に次回作への期待が萎んでしまいました。

何が印象に残ったかと聞かれれば、ドウェイン・ジョンソンの顔。あのね、『ワイルド…』って悪いヤツ主体でやってるんだから そのキャラで出しゃばられても…というのが個人的な感想。その演技力(ほぼ目ぢから)は あってもいいけれど、そこに頼り切っている感じがして残念。早い話がドウェイン売れすぎて、作品名も混同してしまう状況。

その他の皆さんも、自己アピールに励んでいるものの 前作のようにスタイリッシュな動きは少なく 脚本に沿って演じていますという行儀の良さ。更に付け加えるなら、ジーナ・カラーノの演技力の無さが浮いているのとミシェル・ロドリゲスの読めない表情でこちらも困惑。延いては敵役のルーク・エバンスがショボい。。。

今回の目玉とも言える後半のあのシーンは EURO MISSIONだけに 欧州本土まで到達する距離感で、そこはワイルドでした(苦笑)。 続編だからと割り切って見れば そこそこ納得できる3.5評価。ワイルド感も 頭も薄れてきた面々で、次回は ワイルドじゃなくボールド(bald)も ありかも(笑)。

Blue