オブリビオンのレビュー・感想・評価
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ハッピーエンド!?
ストーリーは最初の1時間たるいです。
もうちょっと早く、物語が動き出しても良かったんじゃないかな〜。
動き出しても、あまりアクション・シーンが盛り上がらないし。「トロン:レガシー」でも思ったけど、監督はアクションの見せ方が下手ですね〜。...
既視感については、もうあらゆる設定のSFが出てるので、今まで観たことの無い展開は難しいと思う。
本作も先は読めなかったが、色々なネタが明かされる度に色々な映画が頭に浮かんできました。
最初から最後まで、あぁ〜なるほどね〜て、静かに観終える感じです(笑)
ラストに関しては、他にも何人か書いていますが、あれだけ49号が頑張ったのに、何もしていない52号がひょっこり妻子の前に現れても、こちらとしては、もしクローンが意識を共有したとしても心情的には喜べない!
ラストの妻の顔が迷惑そうに見えたのは、自分だけでしょうか!?(笑)
前半はまったりしすぎでしたがどんどんストーリーの変化が加速していきました.面白かったです.
飛行機の中で視聴.前半はまったりしすぎでしたがどんどんストーリーの変化が加速していきました.面白かったです.
地球がいくつかのエリアに分割されていて,それぞれにペアがいるんだよね.おそらく何千ものエリアに分割されている.そのうちの隣り合う2つのエリアの話ですよね.本当にTedは地球に1つなんだろうか?Tedは核爆弾ひとつで破壊できるものなのだろうか?水という資源を搾取し続けてどこに溜まっていく(物質が変化してる?)のだろうか?などの疑問が残ったのですがストーリー展開は好きでしたよ.
クローンのいち個体だけが,過去の記憶を残していて,行動監視からそれに賭けた人間達がすごい気がする.あとラストはどうしても解せない部分もあるんだけど,これをあの嫁さん+子供が受け入れてくれるものなのだろうか?人間にも離れた地域の人と思想・考え方がシンクロするということがあるようだけど,それと同じことが起こって,別のクローンにもそういう想いが芽生えた,もしくは生き残った人間たちが洗脳した,と思えばいいのかな?と.やっぱ嫁さん+子供がそれを受け入れてくれるかどうかだなぁ...
伏線だらけ、意味はわかるけど…
飛行機の中で見ました。
なのでそんなに悪く言うべきではないかとは思いますが、とにかくひどいなーと思ったのでネタバレ全開で感想を。
とにかく、序盤の印象が最悪です。
・主人公たちは放射能汚染された世界に残されたパトロールチームにもかかわらず、放射線防護らしい防護をまったくしておらず、放射線に関する基礎的知識もない
・放射線危険領域と安全領域が明確に分離されており、ラインに入れば即死、というよくわからないルールがある。もちろん、現実からはかけ離れている。
・危ない場所であるにもかかわらず、主人公はやたら無意味に危険を冒すような行動に出る。とにかく、やたら興味と好奇心が暴走するが動機が完全に不明なのでこいつバカなんじゃないの、という印象が強い
・また、主人公は地球を愛している、作業時にはニューヨークヤンキースの帽子を被っている修理工みたいになる、など意味不明に意味深な描写を繰り返すが全体のストーリーから浮いているので馬鹿げて見える
・月を破壊し尽くすほど強大なはずの敵がいやにアナクロな戦い方をする
などなど。
これらはもちろんすべてフェイクで伏線ですが、それにしてもこんな稚拙な張り方はない、という感じです。
とくに放射線のくだりについては、アメリカならわかりませんが、現代の日本でこの伏線にだまされる人はいないのでは?と言う感じです。
脚本が観客のレベルを低く見積もりすぎているというか…それにしても序盤は意味深かつ無意味な描写ばかりで退屈なうえ、主人公にまったく共感できないので置き去りにされます。
また、伏線以外の部分でも稚拙な部分は多く、
・なぜテットはヘリみたいなのを通じて主人公の行動をモニターしていないのか?またヘリに中央管制が効かない理由は?
・なぜ中盤ではヴィカがテットに嘘をついたことがばれないのに、後になって音声分析をかけられて嘘がばれるのか?
・そもそも敵が侵略に●●を利用した理由は?月を吹き飛ばせるくらいの力があればそんなまだるっこしい方法を使う必要などないのではないか?
・中盤のメルトダウン(ではなく核爆発)、そもそもこれ放射線で焼き殺されちゃわない?されなくても、結局地球に降りられなくならない?そもそも地球に住むことを希望している△△がこれを行う理由がなくない?
これらはストーリー中で明らかになりません。
原作があるみたいですが、原作がアナクロなショートショートSFだとしたら、まあいいんじゃない?という感じですね。ただ、この程度のシナリオを二時間弱の大作映画に仕立てるには無理がある気がします。
あと、SF的デザインがかなり2001年宇宙の旅で見られる超モダンアーティスティック建築家デザインみたいな感じで、当時はかっこよかったわけですが、現代からみるとかなりちゃちく馬鹿げてみえます。全体的にセットのチャチさがかなり気になります。減圧扉の油圧式ダンパーみたいなのが扉を閉めてもまったく動かなかったりします。何それ飾りなの?という
あと百発百中かよ!とツッコミをいれたくなります。
全体的にあまり評価できるところはないと思いますが、どんでん返し自体は最低というほど酷くもないので★二つ。
未来は、ゴミのない世界
人類は、宇宙人に戦争で負けていた、60億の人類が全滅したのさ
60億が、矢つき、刀折れ、全滅した
それを、一人の人間が逆転してしまう、原爆は強力だろうが、
そんなに簡単に宇宙人が全滅するものか。
と後から思ったら、急に評価が下がった」
納得いかない最後 SF映画としてはそれなりに
自分と同じように最後のシーンには納得できない人も多いだろうと思う。
主人公はあくまでも死んでしまったクローンが主人公なのだから
ジュリアを愛していた記憶はクローン全部に共通だったとしても
映画の中で数々の苦難を乗り越えた記憶は死んでしまったジャックの
クローンとジュリアだけの記憶だけなのに、別のジャックのクローンが
現れて、「はい、代わりにこのジャックのクローンをどうぞ」
といわれて納得できないという気持ちに
それにジャックのクローンが何体もいるかもしれないのにと思ってしまった。
SF映画としては意外性はまったくないけどそれなりに楽しめた。
あと冒頭のBGM、ここ近年ダークナイトぽいBGMの映画がヒーローもので多い
のでまたかという感想。
さすがトム様
とてもトム・クルーズらしい映画でした。アクションも相変わらずすばらしいと思いました。ただ、もっとモーガン・フリーマン達とのからみが欲しかったかな・・・。
全体的に画面はけっこう派手だったのに全体を通して思い返すとなぜか単調な印象なんですよね・・・。不思議。
ジュリアがかわいそうでなんだか切なさも残りました。
なかなか面白い
トムクルーズと宇宙人ってことで「宇宙戦争」がどうしても頭から離れず観てきました。
宇宙戦争と比べると断然こっちの方が面白いです。
皆さんも宇宙戦争と比べると面白く感じると思います(^ー^*)
設定もなかなか考えられているし話もテンポよく進んでいくので自分的には楽しめました。
ただ最後のトムクルーズとモーガンフリーマンの心中シーンはちょっと…(笑)
そこは美女だろ!(゚ロ゚)っと内心ツッコんでしまいましたが面白いと思いました。
平均的で物足りない
トム・クルーズ主演の、「OBLIVION(忘却)」という題名からわかるように、消された記憶に纏わるSF映画です。映像もストーリーも悪くはないのですが、平均的な出来で何か物足りません。後半に「クローン」という言葉が出てくるのですが、「クローン」というのはDNAが同じ別人格なので、同じ記憶の断片を持つ本作の設定とは合わないと思います。結末も複製の一人が生き残ればハッピーエンドなのでしょうか。何か割り切れません。
もっと色々教えて欲しかったです。
SF好きなので普通に楽しめました。
劇場映画じたい久々だったのですが、綺麗な映像にずいぶんと心癒される思いでした。
ただ見終わったあと「あれってどうなってたんだっけ?」と本筋とは関係のない部分が気になってしまいました。
その分星1.5マイナスです。
ここからネタバレ
まず、テットの起源を詳しく知りたい。異星人が作ったのか、地球文明が作ったのかは知りたい。
その設定は本筋にも関係するし、破壊したとしてもまた地球の資源を奪いにきちゃうじゃん!と気になる。
テットから指令を受けてるプラントもニューヨークにしかないのかな?
地球規模で考えるともっと沢山のミッションが別々のジャック&ヴェカに与えられていると考えるのが自然。
テットが破壊されたら彼らはどうなるんだろう?ドロイドは停止するとしても彼らは生き続けるのか?
などなどもっと教えてーーーー
人間のアイデンティティを問う傑作。
この映画は、SF映画の傑作だ。
消された記憶を巡る自分探しと言う、普遍的テーマを軸に、人間のアイデンティティを問う、若き監督の意欲作である。
消された過去の体験が夢に出て来て、それに執着すると言うプロットはフィリップ・K・ディック原作の『トータル・リコール』を思い出す。そして思い出したのが、『猿の惑星』と、なぜか、トム・クルーズ主演のスリラー『バニラ・スカイ』w 若き監督は、その他、多くの映画がから着想を得て、この作品を作り上げたのは間違いない。だが、それは、それほど重要な事ではない。
この映画において、多くの人が、大きな誤解を抱いているようだが、ジャックはクローンではない。クローンは容姿だけが同じものになるが、人格は違うものとなる。ジャックは、人格をも複製された完全なるコピーである。勿論、記憶も同じだ。複製した時点で記憶を持っている訳だから、異星人も彼の記憶を消さなければ、使役させられなかったのだろう。その条件に於いては、49号も52号も同じであり、どちらもジュリアに会った時に、同じフラッシュバックを体験する。
同一人物と言っても過言ではない。外見も人格も記憶も同じ人間は、本人なのではないか?それこそが、この映画が問うアイデンティティだ。
人格の違うクローンなどではない。完全なる複製なのだ。これは大きな違いだ。それだけにヴィクトリアの死は切ない。彼女は何も知らずに消されたのだ。
だが、ジャックは真相を知った。
そして、自らその運命に終止符を打つのだ。最後に生き残った地球人たちと出て来る52号は、希望をもたらすと同時に、彼を彼として認められるかを我々に問うているのだ。
さて、この映画に不満もある。名優モーガン・フリーマンだ。彼の演技は素晴らしい。出て来ただけで、役が背負うモノを見せる俳優である。彼が生き残った人類のリーダーである事は、予告編の段階から誰の目にも明らかである。それだけに、謎の人物としての怪しさがないのだ。出てきた時からいい人だ。もっと敵か味方かの判別が難しいキャスティングなら、なお良かったと思う。
だが、それよりも我が国日本に於いてのパッケージングがヒドイ。SF映画である事を隠し、女性客を呼ぶ為の意図的な情報操作を行っている。「地球にたった一人、残された男」の宣伝文句もウソだ。これでは作品を観て、騙されたと思う人が居ても仕方ない。そしてトドメは「クローン」である。我々はなぜ、クローンと誤解したのか。それは、日本語字幕である。複製と言っているのに、クローンと誤訳しているのだ。これは結末の解釈に関わる、最も悪質な誤訳と言えるだろう。他にも多くの誤訳がある。「今日もパラダイス」「世界で一番高い所で会おう」などもそうだ。勿論、この酷い字幕を付けたのが誰かは周知の通り。
我々は、誤訳の女王のその名を、早くオブリビオンさせて欲しいと願っている。
予想外の展開あり、美しさあり、胸キュンあり!
期待しないで観に行ったのが良かったのか、ストーリーも面白く、アクションもスリル満点で、映像もきれいで楽しめました!
途中、どっちが本当なの?って感じで話がどんどん進み、最後まで予想外の展開でした!
『アルマゲドン』みたいに、悲しい話で終わるのではなく、え~っ!って感じで、アメリカ映画っぽくハッピーエンド(ま~、クローンだからどうかっていう問題もあるけど・・・←これは人間としてクローン問題として考えるべきことなのでは?と
問題提議してることなのかも)というか、なんだか良かった~っっで終わってるところがとても後味が良かったです!!!
これまでの映画にも心に残るプロポーズのシーンがありますが、この映画もその一つになりました!
ラブストーリーで胸キュンでした~!
あの3年間など色々疑問もあるけど、これが映画なんだよな~!って思わせる映画!
トムもオルガも素敵だったし、アンドレアもきれい!モーガンは存在感あり、最後のカプセルから出てきた笑顔はドヤ顔みたい(観客に対してw)で忘れられません(笑)
DVDでも観たいと思いました!
映像が◎/55点。
この映画は、とにかく映像、情景が印象に残りました。
1000メートルの上空に浮かぶスカイタワーという居住空間が特に!
ただ、映像以外に真に迫ってくるものはあまりありませんでした。
記憶の改竄というモチーフが最初の方から現れていて、詩的な要素が強いSF作品になるのかな(ソラリスみたいだったらいいな…!)とも思ったけど、最終的に世界を救うヒーローの在り方が典型的な映画に収束していったようで残念。
特にとある人物の真実の告白がはじまったあたりから先(最後の30分か40分かそこら?)は「アメリカ映画だったらこうなるだろうな」と展開が読めてしまう感じでした。
ジュリアの代わりにモーガン・フリーマンが入ってるのもお約束だし、サリーがジャックを容易く自分のテリトリーに招き入れてしまうあたりも…???!
SFを観たときは過去の名作(『ブレードランナー』や『2001年宇宙の旅』など)とビジュアルや構想などを比較して「やっぱりあの作品はすごかった!」って思ったり話したりすることも多く、今回も機器(とくにヴェラがバブルシップ(ジャック・ハーバーが操縦する未来型パトロール機)を援護するときの制御パネルなど)が Mac 製品に影響されすぎじゃない??! などと観賞後の話に華が咲きましたが、『オブリビオン』の映像は年に何本も見れるようなクオリティのものではなく、充分に眼福でした。55点。
ちょっと騙された気分・・・
予告編や作品情報を見て、興味を惹かれたので、観に行ってきました。
・・・が、映画が始まってしょっぱなからガッカリさせられた。
「異星人“スカヴ”との戦いで荒廃した地球に、たった一人残された男」
トム・クルーズ演じるジャック・ハーパーは、公式サイトでもそう紹介
されています。ところが、実際には同僚の女性ヴィクトリアと二人で
任務に当たっている。
「地球に、たった一人残された男」 このフレーズがきっかけとなった
だけに、この時点で騙された感があり、少し気持ちが冷めた。
以降、荒廃した地球をパトロールするシーンが淡々と続く。
墜落した宇宙船から美女を助けたあたりから、ストーリーが動く・・・が
謎の美女=夢に出てくる女が同一人物、という時点で、ストーリーの先が
ある程度読めてしまった(実は妻だった)
美女が妻と判明した時点で、ジャック自身に関して疑問が浮かんだ。
美女は60年もの間人工冬眠していた。なのに何故二人は再会できたのか。
するとほどなく、もう一人のジャック登場。更にもう一人のヴィクトリアも
登場するというトンデモ展開、この時点で正体をバラしてるようなもんです。
(実は2人ともクローンだった)
更にストーリーは進み、、やっとビーチ(モーガン・フリーマン)登場。
見るからに怪しげな格好だが、実は彼らこそが本当の生き残った人類で
ジャックが、異星人“スカヴ”と思わされていた存在。そして人類の仮の
住まいでもあるはずの「テット」が異星人の要塞だという。
このあたりから、黒幕の正体がなんとなく想像ついた。そしてクライマックス。
「テット」に侵入した時の、目の前に広がる光景・・・
「マトリックス」のとある1シーンを思い出してしまった。しかもこれまた
「マトリックス」を彷彿させるような、黒幕の正体に苦笑してしまった。
これってパクリですか??
(後にレビューで、元ネタであろう「月に囚われた男」の粗筋を見て愕然)
で、失笑したのがラストシーン。
湖畔の家で、娘と暮らすジュリア(今度は実写版ヤマトですか・・・・・)
するとそこへ、ジャック(52号)と生き残った人たちがゾロゾロと現れる。
普通は感動するシーンなんでしょうけど、私は疑問符だらけで観ていた。
何故、ジャック(49号)とジュリアしか知らない家を、52号が探しあてたの?
同じく他の人たちは? いくら同じ人物のクローンとはいえ、別のクローンの
記憶を共有できるのか??(たった1回しか会ってないのに)
更にジュリアは、同じ顔でも別人のクローンを愛せるのか?(52号も然り)
これなら普通に、ジュリアと娘だけのシーンで終わってた方がマシだった。
私自身はSFはあまり興味がなく、当初想像していたストーリー展開と全然
違っていたんで、ガッカリしましたが、あまりストーリーにこだわらずに
純粋にSFとして観た方が楽しめる作品かもしれません。
おトム様なら大歓迎?
なかなか面白い構成のSFだった。
冒頭から様々な映画の記憶が頭をよぎりはじめる…。
あ、このシーンは。。。
これって確か、あの映画の。。。
今作はそういう映画好きな人間の脳内を刺激する。
既視感に襲われるのは、トムが演ずるジャックも同じ。
私の方は単に物忘れが顕著というのにすぎないが^^;
ジャックの場合はチト違う。自ら忘れたのではない。
冒頭でジャックが「過去を消されて5年…」と言う。
でも次のシーンでスタジアムの残骸を見た時、
忘れているはずの、過去の想い出を延々と語り始める。
そして何度も夢に出てくる、見知らぬ女性と自分の姿。
んん?…なんだろう。誰なんだろう。
空上の自宅に帰還し、妻のヴィカにも聞いてみる。
また過去の話…?と怪訝な顔をする妻。
何かありそうだ。という上々な滑り出し…とはいえ、
そもそもこの夫婦が住んでいる家がどうにもおかしい。
人類が発達しいずれはこんなところに住むことが可能に
なるのかもしれないが(まぁそういう設定なんだしね^^;)
とは思いつつ、ん~?なんかでもおかしいでしょ、ここ。
と思わずにいられない。サリーも不気味(M・レオだしさ)
全体を通して、記憶と忘却(こっちはリアルに怖い言葉)、
それらを試される作りになっているが(ジャックも観客も)
最後までそのテーマに沿って描かれているのが興味深い。
ジャックの記憶。ヴィカの記憶。現れたジュリアの記憶。
謎の男ビーチの登場とその役割。
後半で明らかになるこれまでの記憶の謎と、驚愕の事実。
いちばん驚いたのは、もちろんジャック当人だろうが^^;、
ここでヴィカの心情やジュリアの正体などと絡めて一気に
三角関係のラブストーリーへと変貌を遂げる。これも凄い。
切なさが際立ってくる、、という点では、
過去のとある作品を思い起こさせる部分があり(月だしね)
アクション(映像もなかなか素晴らしいけど)寄りでもない、
風変わりな展開が観てとれる。そんな意味ではとても新鮮。
以前にもどこかで書いたけど、
生まれ変わったら一緒になろうね…。という有名な某台詞、
大丈夫です。また一緒になりますから。と、胸を張って言え
そうな、そんな気すらしてくる…^^;
ヴィカを観ていると分かることは、もうかなりずっと前から
彼女はその想いを抱いていたわけなのね。
ジャックが事実を認識した時、彼の気持ちがどう動くのか、
予想できていたから、あの涙ボロボロの号泣なのだろうと…。
エイリアン(ゼンゼン姿を見せないんだけど)も、三人の
そこらへんは熟知してなかったわけだ。ミッションに関係ない?
…いやいや、組み合わせってすごく重要なんですけど。。
どうやらヒロインの方では、
ジュリアよりヴィカの方に同情が集まる感じになったけれど、
このエリカ様みたいな顔の女優さん(A・ライズブロー)って
どこかで観た顔だな~と思っていたら、マドンナの監督映画で
あのシンプソン夫人を演じたヒトでした。あぁなるほど~。
どうりで巧いワケだ。しかし苦悩の女役がやたら多いわね^^;
もっと歳なのかと思ったら、まだ31歳。今後の活躍にも期待。
ラストは無難に纏めながら、感情の整理がつくかつかないかは
各々の信条にお任せします。みたいな終わり方。
おトム様なら何人でも大歓迎されるかもしれないと、
コイツだけはやめてくれ!っていう俳優を選ばなかった点では、
ハリウッドもエイリアンも、ズバリ好みが一致したということか。
(高所恐怖症の私はあそこには住めない^^;から地下になるのか?)
後から湧いてくる疑問
十分に練られていないストーリーを、映像と演出、過去作のオマージュでごまかした作品。
こんなものはアバターで終わりにしてほしかった。
序盤こそ珍しい世界観に引き込まれるものの、限られていた情報が観客に明かされていくにつれて謎と違和感が生まれ、それを解決せずに映像美とご都合主義のエンディングで無理やり客をスタッフロールに引きずりこむ。
劇場をでた後に、「そういえばあれは何だったの?このあとどうなるの?」
と気づき始めることになる。
観客のイマジネーションに任せるにはあまりに適当で、全て投げっ放しな印象を受けた。
人類は復興するだろうが、あの終わり方ではしばらくは地上はジャックのその愛人だらけになるのでは?
デザインや世界観は素晴らしかっただけに本当に残念。
お金をかければよいというものでも
エイリアンとの戦争後、放射能が蔓延した地球の海水取水プラント防衛班のお話。
戦闘シーンにはそれなりの迫力があるが、
せいぜいが局地戦闘であり未来ものとしての規模感に欠ける。
ラストシーンは最悪の出来だ。
なんで死んだ男のクローンが来て喜ぶやつがいるんだ。
いやむ後ろ、そこからの愛憎劇がみものかもしれないなあ。
2を心理劇として作るつもりか?
美しく、そして考えさせられる大作
自然の色遣いや人工物のデザインが美しく、よくある近未来もののSF映画とは一線を画す映像が一番のみどころです。可能でしたらぜひIMAXで、とお勧めしたいです。
ジュリアを演じたオルガの美しさもさることながら、ヴィカを演じたアンドレアの深い演技にも惹かれるものがありました。いったい、コピーのヴィカはどこまでオリジナルの記憶が残っていたのか、3人が同じ宇宙船のクルーだったことを考えると、切ないものを感じます。
また、サスペンス仕立てのストーリーの方も、結構考えさせられました。
冷酷な無人攻撃機「ドローン」、軌道上から地上を偵察・攻撃する無人の宇宙ステーション、勝利のために自ら地球を破壊することも厭わないという冒頭の設定(これは後で、事実に反するということになるのですが)、また、間違った敵を(当初は)深い考えもなく攻撃し続ける主人公の姿。
監督にその意図があったかどうかはともかく、近未来どころか、現在の状況を、よく反映しているように感じます。
地上にいたエイリアン「スカヴ」がエイリアンではなかったように、天空のエイリアン=人工知能も本当にどこかよそから来たのか怪しい気もします。終わったあとも、ひょっとして『ターミネーター』みたいに、元は人類が作りだした人工知能じゃないのかという疑惑がぬぐえませんでした。
そこはいちおう、ビーチの説明通り突然現れたエイリアンだとしても、トム・クルーズ演じるジャック・ハーパーはいみじくも言います。エイリアンの武器はドローンではなく、(人間である)自分なのだと。
ラストシーンも、単なるハッピーエンドと受け止めていいのか、一筋の疑念がよぎります。
劇中、ジャックが手にした本は,人はいつかは死を迎えるということについて書かれたものでした。途中、湖畔の小屋で、ジュリアには理想の死について語ります。
では最後に現れたジャックのことはどう解釈すればよいのでしょうか。彼はジュリアの夫だったジャックなのか、そうだとすれば、なぜそう言えるのか。それとも同じ身体、同じ記憶を持った別人なのか、では、記憶を失い(これはこの映画のタイトルですね)、別の記憶をもったらどうなのか。
人間が愛によって生まれてきたのなら、人間から作られたクローンはどうなのでしょう。必ず死を迎えるのが人間なのなら、コピーされた何千人ものジャックは人間なのでしょうか。
創造主を神とするなら、クローンの神は、彼らを複製した人工知能なのでしょうか?
人間とは何なのか、そして何をもってその人とするか、過去のSF作品でも繰り返し問われてきたテーマではありますが、また新たな切り口で見せてくれ、観終わったあとも、ずっしり問いが残る作品です。
う〜ん‥‥‥
色んな映画の寄せ集めとしか思えない。
猿の惑星、スターウォーズしかり、ターミネーターしかり。
中でもメインのトリック、テーマはまんま「月に囚われた男」
からですね。
そしてコピーの宿命である“決してオリジナルを超えることは出来ない”
というのも、また自明なり。
2作を比べると、「映画の面白さってかけるお金に比例するわけじゃない」ってことに改めて気づかされました。
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