オブリビオンのレビュー・感想・評価
全171件中、161~171件目を表示
もう1回観て確認したい!
トム・クルーズの映画って失敗作がないんですよね。ある程度のクオリティーを保っているんです。ブルース・ウィルスや、シュワちゃんは、たま~にやってしまうのですが、トム君は平均点実は高いんです。
今回も監督選び、成功してます。前作の『トロン:レガシー』同様スタイリッシュなSF映画になっています。
ストーリーに関しては、業界各紙で、既視感がどうとか、ストーリーが××の同じとか、いろいろ言われていますが、もっと暖かく見守ってください。
内容関しては、何も言えない(書けない)ので、良かった点を並べます。
ストーリー
・・・70年代にあったSF映画のテイストになってます。この時代は、暗い未来映画が盛んでした。(80年代に入ると、軽くなり明るい未来が描かれていました)そのテイストをしっかりビジュアルで魅せてくれます。
音楽
・・・BGMの入ってくるタイミングが絶妙です。そしてオープニング、エンディングの曲がクール!!
プロダクションデザイン
・・・こういったSF映画で最も大事な部分、各デザインですが、セット、乗物(なんか古いな言い方が・・・)、衣装、ロケセット、アイテムなど丁寧にセンス良く作られていますので、安心して観ていられました。
監督曰く、前作の暗黒の世界、夜の世界から一転、今回は昼間の世界のSFを作りたかったとの事。なので、このジャンルにありがちな3Dをあえてやめ(画面が暗くなってしまうため)、明るいビジュアルにこだわったようです。正解!
ネタバレになるので書けませんが、これ、トム・クルーズの容姿だから納得する部分があります。
どんでん返しもしっかりあるし、伏線の張り方もさりげないし、後半、急にメロドラマになってしまうこともなく、男女のドラマも、クサ過ぎず、バランスの取れたSF映画の王道路線な気がします。
観たあと、いろいろ語りたくなる映画です。そして、もう1回確認したくなる映画です。
10年以上経って名作といわれるSF映画かも?
ジョセフ・コジンスキー監督の描く未来世界は美しい!
ネイチャー系のドキュメンタリー映画の様に美しく広がる風景や、
まるで仮想空間の様な埃一つないステーションタワー、
SF好きの心をくすぐるバブルシップやドローンの描写やアクションシーン、
映像とマッチした迫力のあるサウンドなど、
「トロン:レガシー」のジョセフ・コジンスキー監督の描く未来世界は、
私の趣味にぴったり合致していてとても気持ちが良い!
ところが、なぜか心揺さぶられる感が足りない?!
観終わった後に、ジーンと心に残る余韻や、
この後に続くストーリーの予感などがあまり感じられなかったのだ。
ストーリー的には、いろいろとドラマは盛り込まれていたので、
監督による感情面での演出が淡白だったからなのだろうか?
非常に残念。
あと、ストーリー展開としては、
前半がちょっと長過ぎ!もう少しテンポが良くても良かっただろう。
ただ、アンドロイドという設定なのかと勝手に推測してしまったほど美形の
アンドレア・ライズボローを観ていれば飽きることはなかったが。
ジョセフ調炸裂
「トロンレガシー」の監督、待望の二作目です。トロンから結構経つのでもう映画とらないのかな?っと不安になりましたが、心配する必要はなかったみたいです。
トロンでも見せた神秘的な建物やクールなデザインに映像美は今作も健在です。そして清潔感MAXのトムクルーズさんや大人の色気を振りまくアンドレアさんや童顔でスタイル抜群なオルガさんも映り、もはや継ぎ目すらない(?)クールでスタイリッシュに洗礼されたシーンは圧巻です。
とは言え不満はないわけではないです。
ストーリーはSFらしい複雑な構造で驚かされる作りではありました。しかしある程度種明かしされた後半以降は驚きが薄くなり単調な展開になってしまったのは残念。
ラストも意外とあっさりしていたのも残念。まあ後味がいいので悪い気はしませんが。
あと空中戦などアクションもなかなかよかったのですが、よくよく考えたら「トロンレガシー」でやったものばかりだった気がします。360度回転できる機関銃なんかも。といってもそう感じたのは空中戦ぐらいでしたが。
いろいろ言いましたが、なんだかんだで大スクリーンで見るには十分すぎる世界観だったので満足です。クールでかっこいい、この映画はただそれだけでいい気がします。
終末世界の美しさ
あっちこっちの映画から良いとこ取りのSF要素をこれでもか!と抽出し、それを独自解釈に咀嚼し反芻して、全てのピースを破綻することなく巧みに組み上げて行ったであろう脚本と、これまた最高にエキサイティングな演出で以って一大エピックに仕上げた壮大なSF映画ですな。
ええ。最高に好きです、これ。
荒廃した世界に未来的に浮き出たビジュアルの建造物、ガジェット、コスチューム。曠野に清潔感伴う白の対比でより浮き立つというかね。
この異世界へと変わり果てた地球の景観を心ゆくまで堪能できるという、疑似的終末世界ツアー。
前半で存分に世界観提示をこちらに与えると、粛々と、でも確実に始まって行く、じんわりなのに衝撃展開を繰り広げるストーリーの進行具合。
緊迫感溢れる敵との攻防は、まるでゲームの映画的展開を敢えて取り込んだかの様で、ゲームからその演出を逆輸入してきた感じ。またそれが巧く作用してます。
この映画の監督、ジョセフ・コシンスキーは心の底からSFに傾倒してるんでしょうなぁ。
だって長編映画は『トロン:レガシー』とこの『オブリビオン』のまだたった二本なんでしょ?なんですかねこの大御所感。
吃驚しますよ。
いやあ、ガチのSF映画堪能するってのぁこういうことですよね。
良かった良かった。最高です。
興奮とツッコミ。
「トータル・リコール」の変形か?
題名がわからなくて、英和辞典で調べたら「忘却」という意味だった。悪くはないし、どんな結末になるのかおもしろく観たけど、やっぱり「トータル・リコール」や他のSF映画と似た部分があって、目新しさに欠けていた。CGに頼らず、アイスランドなどで実際にロケしたり、住居や乗り物も制作したらしい。デザインもクールで、ビジュアル面は最高級。また、今回もトム・クルーズはスタントマンを使わずにアクション・シーンをこなしたそうで、50歳になってもがんばっていた。これでストーリーがもっとオリジナリティだったら、よかったのにね。愛は忘れようにも忘れられない。男はロマンチストで、女はリアリスト。花のシーンでつくづく感じた。男が地球を愛していることも・・・ 私はロマンがわかる人間でありたいと思った。
正統派SF
久しぶりに正統派のSFを観たという気分にさせてくれる。
観る前はさほど期待はしていなかったが、観てみると実に物語が練られていて驚かされた。調べるとハリウッドの一流脚本家が何人も参加している。
やはり映画は脚本だなと再認識させられた。それでも色々と突っ込みどころがあるのは、互いが一緒に書くのではなく、別々に書いた物をまとめたからだろう。
脚本の執筆スタイルは、かつての黒澤明のように才能のある者同士が打打発止の議論をしながら仕上げるのがベストなんだと思う。
それでもこの監督は映像美を作り上げる才能が素晴らしいので、脚本のアラを画面の力で押し切る能力がある。トロン:レガシィはトロンの20年後という縛りのある設定で色々と無理があったが、本作はそれもなく、本領が発揮されたようだ。この監督は今後要注目だと思う。
ストーリーはあえて書きませんが、かなりの傑作に仕上がっていますので、観て損はないと思いますよ。
スタイリッシュ!
「Oh my god...マジで。。。」
劇中に暴かれる真実、場内は つい誰かがもらした言葉に爆笑で緊張の糸が切れ…(苦笑)。 それだけ違和感、配役にも窮屈さを感じました。 エンディングを見てもしっくりこない、どうしてもトム・クルーズじゃなきゃダメだったのか 疑問が残るところ。
演技が良くてダメ出しするのも変ですが、声を聞くと安心してしまい危機感 半減モーガン・フリーマン。 方や 愛情表現に乏しい、セリフが耳に残らないボンドガールの オルガ・キュレリンコ。 “美人は三日で飽きる”を地で行く アンドレア・ライズボロー。 いいポジションなのに不透明な役どころの ニコライ・コスター=ワルドーなど。
ハイテク機器や乗り物・建造物など、努力は見られるものの ストーリー構成は使い回しているような似た作品をついつい挙げてしまう。。 詰めの甘さで危機が生まれるのだけど、もっとスマートさを強調してほしかった 3.5評価。 タイトルの『オブリビオン』は忘却という意味らしいですが、私の感想も「Oh my god.. .マジで。。。」でした(苦笑)。
既視感が多いけど楽しめる
ストーリー展開を含め、どこかで見た感が多い割には、
「ジョン・カーター」のような詰まらなさはない。
ちょっとかったるい冒頭部分は、
アンドレア・ライズボローのファッションやメイク、
そして映像の美しさを楽しむとよい。
最近のリアリスティックで薄汚れた感じのSFに比べると、
塵ひとつないような、クリーン過ぎなのが引っかかったが、
真相が分かると、あぁそうだったのかと納得する。
もうちょっと人間関係やストーリーに深みがあれば、
少しは感情移入出来たかも知れない。
しかし客観的に見たとしても楽しめる映画だった。
まぁトムもまだ若くてイイオトコ(笑)だし、
オルガ・キュリレンコと並んだ時の、
二人のボディーラインの美しいこと。
全171件中、161~171件目を表示