オブリビオンのレビュー・感想・評価
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SF映画史上に残る秀作
これはSF映画史上に残る秀作だ。 2001宇宙の旅、マトリクス、インディペンデンデイ、バイオハザード、エイリアンを足して割ったような映画。
微かに蘇る記憶の先にあるものは
不毛の地と化した地球上の警備を任務とするジャック。移住先から天空の住まいに派遣されパートナーと居住しながら任務を継続する中、意識の片隅にある忘れ去られた過去が時折顔をだす。果たして隠された真実とは...中盤からの急展開が見る者の想像力を掻き立てる。 スケール感に満ちた飛行シーンや迫力の戦闘シーンは見応えがある。ジャックを取り囲む2人の妖艶な女性たちも美しく描かれている。ストーリーは幾分難解だが、後半に差し掛かるにつれ「なるほど」の展開に。 適度に想像力を刺激し、最後は爽快感で終われる。 切ないラブストーリー仕立てにしたかったのだろうが、これについてはあまり期待しない方が良さそうだ。私的には、心の葛藤など、もっと人間の心理描写を多く取り入れるべきだったと思う。人間描写以上にストーリーの展開が優先されていて、少し無機質な感じにさえ思えた。
見応え十分
予告編につられて見に来てしまったが、アメリカの特撮技術の高さは本当に凄い。技術も凄いのだが、撮影のカットがやはり天才的にうまいと思う。こういうSF特撮をやると、日本だといかにも「力はいってますよー」「苦労した箱庭ですよー」が前面に出てしまって、何となくしらけてしまうのだが、最初からそういう飛行機や機会があるかのごとく撮影されている。 もうひとつ、数年前にナショナルジオグラフィックTVで100年後に廃墟となった場合の大都市の様子を放送していた。映画はそういう状態の場面が幾度も登場する。知らないと、普通の渓谷の崖がなぜビルの断面のようになっているのか不思議に思うかもしれない。映画では説明が無い分、洗練されているが知っていればその分楽しめるだろう。 ヒロインはウクライナ出身の若手女優で、デミ・ムーアの親類か娘かと思うような感じが、「ゴースト」とか見た世代には懐かしい。 後半から話が展開していくことになるので、眠くなったら前半だけにしておくように。最後はほろっとさせられる。
薄味
なんだかいろんなものを入れてみたわりには薄味で、レビューを書くには一番困ってしまうタイプの映画です。 どこかで観たことある感じだし、トムの鼻のキズなんか確か「アウトロー」と同じだし、なんだろう観た後に何も残っていないんだよね。 強いて言えば画が綺麗ってことくらいかな…。 二都物語的なのが入ってると言えばそうなんだろうけど、だからと言ってそれが特にグッと来たわけではないし…。 じゃあつまらなかったかと聞かれれば、つまんなくもない。 これほど感想に困る映画ってどうなのかな。 ただ思うのはトム・クルーズにSFは合わない気がする。
ふつう 超ふつう
何というか、派手なアクションがあるわけでもなく(ないわけじゃない)、かといってじっくり心理戦的な内容でもなく(ないわけじゃない)、トムクルーズが出ずっぱりの作品。 見てすかっと「アー楽しかった!!」って言えるものでもなく、一緒に見た人と語り合いたくなる濃い内容でもなく。 低予算でSF作るとこういう感じなのかなと思ったり。 でも見なきゃよかったって思うほどひどくは全然ないんですよね。 何とも感想が言い辛い、ほんとに「超普通」が私の感想。 最後のどんでん返し?は私は好きだ。
トロン:レガシーの監督だということで
なかなか細かい部分までCGが凝ってあってよかった。 映像の美しさは圧巻。 ドローンの爆発のシーンなんかでは、少しトロン:レガシーの爆発のシーンと似ていたところが少し納得いきませんでしたね。 なかなか近未来的なものが出てきて個人的には興奮した。 映画の予告を見ないほうが楽しめるのかも。 ラストシーンだけ少し良くわかりませんでしたね。 話を楽しむというよりは映像を楽しんだほうがいいのかと思います。 こういう近未来的な美しい映像を見れる映画というのは無いと思うので。 もう一度見てみたいです。
いろんな映画を思い出しました。
どなたかもエバを彷彿させるとか書かれていましたが、私もそう思いましたし、また“電脳コイル”を直感的に思い起こしました。アニメに影響されているのは確かか?! コメントするのがめんどくさくなる位分かりづらかった。 ある一匹の好奇心があるクローンから話が始まるが、クローンがなぜ一匹だけ個性があったかがわからない? 最後に登場するジャックもクローンなんだと思うんですが?なぜジュリアは受け入れたのか?? プロメテウス以来ポカ~ンとしてしまった。
シンプル
途中で結末は、推測できます。が、下手な脚色を無くしており、映画として映像を楽しめる内容になっています。 ターミネーターと違いこちらの方がもしかしたらそうなるのではないかと思えます。 人を人として認識するには、その人の過去の追憶何でしょうね。そうなるとアニメ甲殻機動隊の素子が意志と記憶をネットの世界に持ち込めれば、それも人なんでしょうか。 でも皮膚感覚・臭いが、やはり自分は人間なんだと感じる境界線になるんでしょう。 そんなこんなを考える余裕のある作品です。 登場人物・機械・基地すら絞っており、シンプルに丁寧に作られています。
クールな気分で
スッキリとしたクラシカルなSFという感じ。美しく雄大な映像にひたって、クールな気分で楽しめました。 徐々に真実に迫っていきますが、決定的には明らかになっていないような。もう一度、もっと冷静な眼で観たいと思いました。 幕切れは違和感もありましたが、追憶の共有が、なにより大切なのかもません。 トム・クルーズは、余裕って感じのジャック・ハーパーでした。アクションもキマってました。 謎の美女ジュリアを演じたオルガ・キュリレンコも、品が良くて雰囲気によく合っていました。
新鮮さにかける
日本のアニメをパックッタようなシーンがでてくる イメージはエバンゲリオンだろうか? あやなみとかぶる人物にがっかりさせられた。1度見ればもういいです。 わざわざトムクルーズを使い宣伝するだけの映画なのか?意味がわからない
久しぶりのワクワク感
やはり白く洗練されたデザインには惹きつけられる。その無機質さやシンプルさがこのSF映画をより現実離れのものにして楽しませてくれる。いささか単純な気もするが。また、ドローンのSEが個人的には良かった。その硬さや重さを想像できるほどだ。 ストーリーを追っていくと既視感を何回も覚えるが、それでも先に挙げた点が自分にとってはかなり良かったのか終始この作品を楽しむことができた。どこかで見たことのあるシーンでも、たとえ展開がわかってもその世界観にどんどん浸かって心地よく沈んでいく。つまり安心して見られるということだ。 ただ、その安心の中でひとつふたつだけでもいいから刺激となる斬新なプロットや設定があればもっと面白くなっただろうと思う。この作品こそぜひ3Dで見てみたい。 ラストに関しては、当たり前に考えれば?がつくのは必至で何かオチとして別の考え方があるのではと深読みしてしまう。
ラスト10分で大どんでん返しが始まる
2077年、地球はエイリアンによって月の半分と地球の半分を失いましたが、核兵器によって、エイリアンから地球を護ることが出来ました。しかし、そうとはいえ、核兵器を使ってしまった地球には人類が住める場所もなく、残された人類は、移住を行いました。 そこへ、残された大事な資源である、海水をエイリアンから守るため、ジャックこと、トム・クルーズが奮闘します。しかし、彼には過去の記憶が消されてしまって、自分が何者か分かりません。 映画の前半は少々退屈ですが、ラスト10分で大どんでん返しが始まります。星5つの内、4つです。 お時間のある方は、映画館までどうぞ。
全体としては良い映画
映像美とストーリーの変化級があって全体としては楽しめました。 「オブリビオン=忘却、忘れている状態」から察すると ある程度ストーリー展開を想像できてしまう人がいるかもしれませんが、 それでも細かいところは予想外なことも起きるので楽しめます。 映画自体は、注意深く見ていないと混乱してしまう人もいると思うので、 単純ではないかもしれません。 ただ、ラストの終わり方に若干、ふに落ちないところがありました。 それで解決できてるのかな?みたいな。
監督の責任ということで(;一_一)
全体の感想ですけどね ドローン増やせば終わりじゃないの? と思う今日この頃です アイデアは良かったと思うんだけど所々のツメの甘さが出ているようで物語も尻つぼみになった感が拭えません。 オブリビオンの収益が思ったより良くないと判断しドル箱のミッションシリーズの強化に走るトムが悲しく思えました。 最後に、映画に出てくる監視基地や湖畔に住みたいと思うのは俺だけじゃないはず 理想の究極の家を見るだけでも価値あるよw 空の家住みてぇーーーー 360度部屋の壁巨大スクリーンにできれば 仮想風景だけどできそうだけどね
バトルよりも映像が美しく洗練された映画
私の映画観は、劇場で見るのなら洋画(映像スケールが大きく、迫力のある作品)と決めている。 それは、映画製作にお金のかけ方が邦画とまったく違うので、同じ値段を払うのなら洋画と思っている。 邦画はTVドラマに毛が生えたくらいにしか見えなく、レンタルで十分と思っている。 今回のオブリビオンは出演者のトムクルーズとモーガンフリーマン以外はそんなにお金はかかってはいないと思うが、映画全体としては時間とお金をかけた映画だと思う。(邦画に対して) 今から思うと、このような映画をバンバン作れる国と戦って勝てるわけないと見終わってつくづく思った。 映画の内容とかなりそれたが、別にトムクルーズの大ファンではないが全体的によかったと思う。 その部分は、変なエイリアンが出てこないのと、景色の映像が地球上のどこかで撮影されたと思うのだが、地球じゃない様な景色だったり、トランスフォーマの戦いように忙しくなく全体的にゆっくりと落ち着いて鑑賞出来る映画だったと思う。 また出てくる乗り物(バブルシップ)のデザインや動きも近未来的で好感が持てた。 内容も映画が進むにつれて、(あぁ、そういう事だったのか!)と分かって行くが、最後に生き残った人類は誰と戦っていたのかな?(姿が出てこないエイリアンor 祖先の人類)と思った。
もう1回観て確認したい!
トム・クルーズの映画って失敗作がないんですよね。ある程度のクオリティーを保っているんです。ブルース・ウィルスや、シュワちゃんは、たま~にやってしまうのですが、トム君は平均点実は高いんです。 今回も監督選び、成功してます。前作の『トロン:レガシー』同様スタイリッシュなSF映画になっています。 ストーリーに関しては、業界各紙で、既視感がどうとか、ストーリーが××の同じとか、いろいろ言われていますが、もっと暖かく見守ってください。 内容関しては、何も言えない(書けない)ので、良かった点を並べます。 ストーリー ・・・70年代にあったSF映画のテイストになってます。この時代は、暗い未来映画が盛んでした。(80年代に入ると、軽くなり明るい未来が描かれていました)そのテイストをしっかりビジュアルで魅せてくれます。 音楽 ・・・BGMの入ってくるタイミングが絶妙です。そしてオープニング、エンディングの曲がクール!! プロダクションデザイン ・・・こういったSF映画で最も大事な部分、各デザインですが、セット、乗物(なんか古いな言い方が・・・)、衣装、ロケセット、アイテムなど丁寧にセンス良く作られていますので、安心して観ていられました。 監督曰く、前作の暗黒の世界、夜の世界から一転、今回は昼間の世界のSFを作りたかったとの事。なので、このジャンルにありがちな3Dをあえてやめ(画面が暗くなってしまうため)、明るいビジュアルにこだわったようです。正解! ネタバレになるので書けませんが、これ、トム・クルーズの容姿だから納得する部分があります。 どんでん返しもしっかりあるし、伏線の張り方もさりげないし、後半、急にメロドラマになってしまうこともなく、男女のドラマも、クサ過ぎず、バランスの取れたSF映画の王道路線な気がします。 観たあと、いろいろ語りたくなる映画です。そして、もう1回確認したくなる映画です。
10年以上経って名作といわれるSF映画かも?
未来の設定でありながら、現代の地球環境や人間の尊厳などの問題に警鐘を鳴らすメッセージ性溢れる映画だと感じました。かといって、理屈っぽくなく、説教じみたセリフもなく、シンプルかつク一ルな展開で、美しい映像に引き込まれていきました。ラストシ一ンは、人類再生のため、倫理的に否定されるところと道徳的に肯定されるところが交錯して非常に考えさせられるシ一ンではありますが、爽やかで微笑ましい終わり方に気持ち良く映画館を出ることができました。最後のオチまでワンカットなりとも見逃せませんね。「2001年~」や「惑星ソソラリス」などのように、後でまた観たくなりました。
ジョセフ・コジンスキー監督の描く未来世界は美しい!
ネイチャー系のドキュメンタリー映画の様に美しく広がる風景や、 まるで仮想空間の様な埃一つないステーションタワー、 SF好きの心をくすぐるバブルシップやドローンの描写やアクションシーン、 映像とマッチした迫力のあるサウンドなど、 「トロン:レガシー」のジョセフ・コジンスキー監督の描く未来世界は、 私の趣味にぴったり合致していてとても気持ちが良い! ところが、なぜか心揺さぶられる感が足りない?! 観終わった後に、ジーンと心に残る余韻や、 この後に続くストーリーの予感などがあまり感じられなかったのだ。 ストーリー的には、いろいろとドラマは盛り込まれていたので、 監督による感情面での演出が淡白だったからなのだろうか? 非常に残念。 あと、ストーリー展開としては、 前半がちょっと長過ぎ!もう少しテンポが良くても良かっただろう。 ただ、アンドロイドという設定なのかと勝手に推測してしまったほど美形の アンドレア・ライズボローを観ていれば飽きることはなかったが。
ジョセフ調炸裂
「トロンレガシー」の監督、待望の二作目です。トロンから結構経つのでもう映画とらないのかな?っと不安になりましたが、心配する必要はなかったみたいです。 トロンでも見せた神秘的な建物やクールなデザインに映像美は今作も健在です。そして清潔感MAXのトムクルーズさんや大人の色気を振りまくアンドレアさんや童顔でスタイル抜群なオルガさんも映り、もはや継ぎ目すらない(?)クールでスタイリッシュに洗礼されたシーンは圧巻です。 とは言え不満はないわけではないです。 ストーリーはSFらしい複雑な構造で驚かされる作りではありました。しかしある程度種明かしされた後半以降は驚きが薄くなり単調な展開になってしまったのは残念。 ラストも意外とあっさりしていたのも残念。まあ後味がいいので悪い気はしませんが。 あと空中戦などアクションもなかなかよかったのですが、よくよく考えたら「トロンレガシー」でやったものばかりだった気がします。360度回転できる機関銃なんかも。といってもそう感じたのは空中戦ぐらいでしたが。 いろいろ言いましたが、なんだかんだで大スクリーンで見るには十分すぎる世界観だったので満足です。クールでかっこいい、この映画はただそれだけでいい気がします。
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