オブリビオンのレビュー・感想・評価
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偉大なる秀作である。
と言うのも、過去に大ヒットした映画の良いところを集めてしかも、この映画のために、それを昇華させている点ですね。
ストーリーはあくまで、過去の大ヒット映画のお約束を集めて作られているんだけど、キチンと自分の料理をしている、と思います。
ビックリしたのは、ラストシーン。話の展開としては、想像通りだったんだけど、演出でそれを上手くこなしている。いや、こなしているなんて表現は失礼だと思う。完全にオリジナルに昇華してます。
また、SF映画にも関わらず「人間性」をあの短時間で訴えたのはBiiiiiigJooooob!!!!
んで、秀作だ、てのはつまり過去のお約束を利用してキチンと料理したって事で、もしこれを傑作にしたかったら、もう一つ何かをいれるだけだったんでしょうね。そこでそう言う賭けに出てないってのも気に入りました。
今回は、小さなスクリーンで観ましたが、機会があればもっと良い環境で観てみたいですね。
≪疑問が残るラスト。≫
たまたま時間があったので映画館で見ました。
SFはあまり見ないので新鮮な気持ちでした。
そのためか映像の綺麗さに驚き!
地球の未来とのことですが、現実離れしていないスタイリッシュな機械とタワーの姿にこれだけでも映画館で見てよかったと思いました。
戦闘シーンも個人的には良かったけれど、他のSFをよく見る方にとってはありきたりとのこと。。なるほど。。
さて内容ですが、まず最初からカタカナワードばかりで少し混乱しました;
(これはおそらく私があまりSFに慣れていないからかも。)
でも見ているうちにどのカタカナが何のことを言っているのか分かってきます。
また途中から正直ストーリーが見えてきて、あーやっぱりな。。というシーンが多々。
そのまま見終わって、あとから湧き上がる疑問の数々。
なんだか最後はあわてて終わらせた感が拭えませんでした。
映像はとにかく綺麗だし途中で出てくる森の中の家も住みたくなるほど素敵でした。
なので映像メインだと映画館で見ることをオススメしますが、そうでもなければDVDで十分な映画です。
ファジー・コスモス
オブリビオンを和訳すれば「意識が薄れ過去を忘れかけた状態」である。
ロールプレイングゲーム「オブリビオン」は、別次元の世界からの地球世界を破滅へ導く陰謀と侵略を阻止する戦闘コンピュータゲームであり、この映画の引用元だと思った。
鑑賞後、最も印象に残ったのは、「曖昧なプロット」であった。60年前の戦争は、
・スカブ(エイリアン)が水を求めて地球を侵略したのか?
・あるいは、地球人同士の戦争で地球が壊滅状態になったのか?
・あるいは、意志を持つロボット(コンピュータ)が人間に勝利したのか?
それさえ曖昧であることに気付く。
いくつかのテーマも中途半端にちりばめられている。
1つには、愛情の問題がある。
・クローンの愛とは、「現実」の中か「記憶(記録)」の呼び戻しや共有か?
・クローンの愛が生じ成立する世界は、「現実世界」か「仮想空間」か?
・クローンの愛の喜びは、「肉体の感覚」か「精神の高揚」か?
このような欧米的二者択一の問い掛けが随所に見られる。
僅かに記憶の備わったクローンであるジャック(トムクルーズ)49号、52号は、その記憶の量や質に応じて人間ジュリア(オルガキュリレンコ)と深い愛情を交歓できるのか?
では、残り1,000体近い修理屋ジャックがジュリアと会えばどうなるのかという疑問が残る。
その愛の可能性と到達点は、三角関係どころではない。マルチコンプレックスが果てしなく生じていくことになる。
2つには、人間がどこで終末を迎え、どのように消え去るかという尊厳の問題。
例えばカプセルに「ピーチ(モーガンフリーマン)」を格納した理由は、何だったのか?
3つには、タイムトラベルの可能性。
4つには、ネット社会(コンピュータ)でのパラダイムシフト、等々。
鑑賞後、もう一つ印象に残ったのは、空気感溢れる風景描写であった。
・近未来のスカイタワーやバブルシップの無機質な静謐感
・夕日に輝く別荘や廃墟と化したエンパイアビルやスタジアムの美しさ
これらの対比は、見事である。
ドローンとバブルシップの戦闘シーン、荒廃したモニュメント、ラストシーンなどから連想される映画は、スターウォーズ、猿の惑星、インデペンデンス、デジャヴ、2001年宇宙の旅 等である。 これらを集約したようなアクションとロマンスを楽しめる娯楽性の高い秀作であった。
すべてが中断して終焉を迎える諸体験の本質は、遂に顕在化されず、黄昏時の廃墟の中にばらばらに放置されたまま、やがては過ぎ去った郷愁と共に忘却の中に埋没していく。
映画「オブリビオン」のテーマ、「ファジー(曖昧)な魅力」の所以であろう。
微かに蘇る記憶の先にあるものは
不毛の地と化した地球上の警備を任務とするジャック。移住先から天空の住まいに派遣されパートナーと居住しながら任務を継続する中、意識の片隅にある忘れ去られた過去が時折顔をだす。果たして隠された真実とは...中盤からの急展開が見る者の想像力を掻き立てる。
スケール感に満ちた飛行シーンや迫力の戦闘シーンは見応えがある。ジャックを取り囲む2人の妖艶な女性たちも美しく描かれている。ストーリーは幾分難解だが、後半に差し掛かるにつれ「なるほど」の展開に。
適度に想像力を刺激し、最後は爽快感で終われる。
切ないラブストーリー仕立てにしたかったのだろうが、これについてはあまり期待しない方が良さそうだ。私的には、心の葛藤など、もっと人間の心理描写を多く取り入れるべきだったと思う。人間描写以上にストーリーの展開が優先されていて、少し無機質な感じにさえ思えた。
見応え十分
予告編につられて見に来てしまったが、アメリカの特撮技術の高さは本当に凄い。技術も凄いのだが、撮影のカットがやはり天才的にうまいと思う。こういうSF特撮をやると、日本だといかにも「力はいってますよー」「苦労した箱庭ですよー」が前面に出てしまって、何となくしらけてしまうのだが、最初からそういう飛行機や機会があるかのごとく撮影されている。
もうひとつ、数年前にナショナルジオグラフィックTVで100年後に廃墟となった場合の大都市の様子を放送していた。映画はそういう状態の場面が幾度も登場する。知らないと、普通の渓谷の崖がなぜビルの断面のようになっているのか不思議に思うかもしれない。映画では説明が無い分、洗練されているが知っていればその分楽しめるだろう。
ヒロインはウクライナ出身の若手女優で、デミ・ムーアの親類か娘かと思うような感じが、「ゴースト」とか見た世代には懐かしい。
後半から話が展開していくことになるので、眠くなったら前半だけにしておくように。最後はほろっとさせられる。
薄味
ふつう 超ふつう
トロン:レガシーの監督だということで
いろんな映画を思い出しました。
シンプル
クールな気分で
新鮮さにかける
久しぶりのワクワク感
やはり白く洗練されたデザインには惹きつけられる。その無機質さやシンプルさがこのSF映画をより現実離れのものにして楽しませてくれる。いささか単純な気もするが。また、ドローンのSEが個人的には良かった。その硬さや重さを想像できるほどだ。
ストーリーを追っていくと既視感を何回も覚えるが、それでも先に挙げた点が自分にとってはかなり良かったのか終始この作品を楽しむことができた。どこかで見たことのあるシーンでも、たとえ展開がわかってもその世界観にどんどん浸かって心地よく沈んでいく。つまり安心して見られるということだ。
ただ、その安心の中でひとつふたつだけでもいいから刺激となる斬新なプロットや設定があればもっと面白くなっただろうと思う。この作品こそぜひ3Dで見てみたい。
ラストに関しては、当たり前に考えれば?がつくのは必至で何かオチとして別の考え方があるのではと深読みしてしまう。
ラスト10分で大どんでん返しが始まる
全体としては良い映画
監督の責任ということで(;一_一)
全体の感想ですけどね ドローン増やせば終わりじゃないの? と思う今日この頃です
アイデアは良かったと思うんだけど所々のツメの甘さが出ているようで物語も尻つぼみになった感が拭えません。
オブリビオンの収益が思ったより良くないと判断しドル箱のミッションシリーズの強化に走るトムが悲しく思えました。
最後に、映画に出てくる監視基地や湖畔に住みたいと思うのは俺だけじゃないはず 理想の究極の家を見るだけでも価値あるよw 空の家住みてぇーーーー 360度部屋の壁巨大スクリーンにできれば 仮想風景だけどできそうだけどね
バトルよりも映像が美しく洗練された映画
私の映画観は、劇場で見るのなら洋画(映像スケールが大きく、迫力のある作品)と決めている。
それは、映画製作にお金のかけ方が邦画とまったく違うので、同じ値段を払うのなら洋画と思っている。
邦画はTVドラマに毛が生えたくらいにしか見えなく、レンタルで十分と思っている。
今回のオブリビオンは出演者のトムクルーズとモーガンフリーマン以外はそんなにお金はかかってはいないと思うが、映画全体としては時間とお金をかけた映画だと思う。(邦画に対して)
今から思うと、このような映画をバンバン作れる国と戦って勝てるわけないと見終わってつくづく思った。
映画の内容とかなりそれたが、別にトムクルーズの大ファンではないが全体的によかったと思う。
その部分は、変なエイリアンが出てこないのと、景色の映像が地球上のどこかで撮影されたと思うのだが、地球じゃない様な景色だったり、トランスフォーマの戦いように忙しくなく全体的にゆっくりと落ち着いて鑑賞出来る映画だったと思う。 また出てくる乗り物(バブルシップ)のデザインや動きも近未来的で好感が持てた。
内容も映画が進むにつれて、(あぁ、そういう事だったのか!)と分かって行くが、最後に生き残った人類は誰と戦っていたのかな?(姿が出てこないエイリアンor 祖先の人類)と思った。
もう1回観て確認したい!
トム・クルーズの映画って失敗作がないんですよね。ある程度のクオリティーを保っているんです。ブルース・ウィルスや、シュワちゃんは、たま~にやってしまうのですが、トム君は平均点実は高いんです。
今回も監督選び、成功してます。前作の『トロン:レガシー』同様スタイリッシュなSF映画になっています。
ストーリーに関しては、業界各紙で、既視感がどうとか、ストーリーが××の同じとか、いろいろ言われていますが、もっと暖かく見守ってください。
内容関しては、何も言えない(書けない)ので、良かった点を並べます。
ストーリー
・・・70年代にあったSF映画のテイストになってます。この時代は、暗い未来映画が盛んでした。(80年代に入ると、軽くなり明るい未来が描かれていました)そのテイストをしっかりビジュアルで魅せてくれます。
音楽
・・・BGMの入ってくるタイミングが絶妙です。そしてオープニング、エンディングの曲がクール!!
プロダクションデザイン
・・・こういったSF映画で最も大事な部分、各デザインですが、セット、乗物(なんか古いな言い方が・・・)、衣装、ロケセット、アイテムなど丁寧にセンス良く作られていますので、安心して観ていられました。
監督曰く、前作の暗黒の世界、夜の世界から一転、今回は昼間の世界のSFを作りたかったとの事。なので、このジャンルにありがちな3Dをあえてやめ(画面が暗くなってしまうため)、明るいビジュアルにこだわったようです。正解!
ネタバレになるので書けませんが、これ、トム・クルーズの容姿だから納得する部分があります。
どんでん返しもしっかりあるし、伏線の張り方もさりげないし、後半、急にメロドラマになってしまうこともなく、男女のドラマも、クサ過ぎず、バランスの取れたSF映画の王道路線な気がします。
観たあと、いろいろ語りたくなる映画です。そして、もう1回確認したくなる映画です。
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