オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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死ねば死ぬほど強くなる
トム・クルーズって人は、映画として成立しそうな面白いモノについて、とても鼻が利くというか貪欲というか、まず自分に適合して且つ観客を楽しませることが出来る、て素材を確信的にチョイスする能力に非常に長けてるというか、選択眼がプロフェッショナルだと思うんですよ。今回は日本の、しかもライトノベルが原作だって云うんだから、おいおいなかなかの場所から抽出してきたなと。
昨今、ムービースターの名声だけじゃ、お客を劇場へ呼ぶ込むにゃ相当に厳しい状況の中で、例外的にトム・クルーズだけはお客さんの信頼を勝ち取って躊躇なく映画館に足を運ばせるみたいな力があって。引力とでも言えばいいのかな。勿論プロモーション活動込みの成果だとは思いますよ。でも、トムが出るんだったらば観てみようかしら!みたいな。多分、これ言い過ぎじゃないと思うんですよ。や、本当に本当に。「じゃあ、ここで彼の主演作品全部の興行収入を上げて証明してみせろ!」て言われるとそれはとても無理なんですけど。でもその証拠に、と言ったらアレだけども、大抵どれも面白いでしょ?彼が主演の映画って。「ああ、トム・クルーズの映画だなあ」て。ほら『ミッション:インポッシブル』シリーズ然り『オブリビオン』然り。映画界の中でもその作品の品質が100%保障(これぶち上げ過ぎかな)されてる、まさしくスター中のスターだと思うんですよ(さっきから気持ち悪いぐらいに褒めまくってるな、俺)。
まあ、それを踏まえての今作『オール・ユー・ニー・イズ・キル』ですよ。さっきも言いましたけど、まず選択眼ですよね、この人の。ラノベ原作なんて結構ニッチじゃないですか。ハリウッドで実写映画化ですよ。邦画なら全然珍しくないですけど。よく選んだなと。あ、そりゃあね、そりゃトム・クルーズが最初にこのラノベ見出して映画化に結び付けた訳じゃないですよ。彼の企画持ち込みではないです。当初の主演候補はブラピだったらしいですし。ただ、何て言うか、蓋を開けてみたらやっぱり彼の映画になってるんですよ。彼が主演であるべき映画だよね、ていう。
本編は、死んだらリスタート!て設定のタイムループSFなんですけど、兎に角バンバン死にますよ、トム・クルーズが。バンバン死にます。普通に死にます。死ぬ理由も色々あって、敵のエイリアンに殺されるパターンや相棒に銃で撃たれるパターンやトラックに轢かれるパターンや、それはもう多岐に亘るんですけど、死んだらリセットされてまた同じ場所から強制スタートです。タイムループですから。で、一応、主人公の設定は最初ヘタレです。ここがいつものトムさんらしくなくて。最初から最強ではなくて。オドオドキョロキョロしてて頼りがいがないんですね。で、死んで、生き返って、死んで、生き返って……を繰り返してったら、いつもの無敵なトムさん無双になるという。ここら辺りで「ああ、トム・クルーズの映画だなあ」と、普段の彼を見る訳ですね。
で、めっちゃ死ぬんで。十数回、数十回単位じゃないです。少なくとも数百回以上のレベルは余裕で超えてます。千回は下らないんじゃないかと予想しますが。どうなんでしょう。もっと逝ってるかな。この映画自体が、全部の死亡描写を拾ってる訳ではないので、○○回死ぬ!とは断言できないんですけど。当初のヘタレっぷりは本当に最初だけで、中盤からはすっかり屈強の戦士に仕上がってるのでね。そういう突飛な設定も自分のモノにしちゃうトムさんな訳です。まあさっき「無敵なトムさん無双になる」て前述したばっかりなんですけど。何が言いたいかっていうと、えーっと。そう、トムさんの映画なんですよ。やっぱり。どうしたってね。
夏にピッタリの「ああ、トム・クルーズの映画だなあ」です。そんな感じですね。ハイ。面白かったです。
ゾッとする面白さ!
セーブしたい感覚におそわれる
予告を見て、またトムクルーズのSFかと全く興味わかなかったんですが、評価が意外と高かったのでとりあえず映画館に見に行きました。そしたら、まぁ面白い!面白い!今までにない全く新しいタイプの映画ですね!!
何度も同じところから繰り返すトムが気の毒で、ここはもうセーブさせてくれ〜〜と本能的に思ってたから、自分がゲームしてる感覚に陥ってたんでしょう(笑)
そして、何の躊躇もなくトムの脳天を撃ち抜くエミリーブラント!‥イケメンすぎる!!
ただ、なんでこんな長い題名?!
私の中では今年度No.1になるかもしれないのに、数年したら、トムクルーズのほら!あれ!あれ!って、絶対、思い出せないような長い題名つけないでくれよ!!って思いました。
なので0.5点減点!!
原作をみてから行きました!
いきなりネタバレですが、原作ではヒロインであるリタを殺さないとループから抜け出せないという個人的には後味の悪い、よくいえば現実的な感じでした。
自分はこの結末はあまり納得がいかなかった為にこういう結末はないかな?って勝手に想像していた結末があったんですが、それが映画で再現されていて驚き!(^-^)
さいっこうでした!ご都合主義かもしれませんが知ったことか!原作をよんでムムッ!って思った人は是非映画館に足を運んでください!最高でした!
ただのSF映画と思ってみたら...
私はラストが好きです
約10年前、小学生の時に原作を読んで以来ずっと好きな作品です。
何度読んだかわかりません。そのくらい原作を大事に思っています。
映画を見てきた感想としてまず思うのは、
是非原作を読んで欲しい、ですね。
漫画でもいいですができれば小説のほうを。
原作を知らなくても楽しめますが、
知っていた方がより楽しめると思います。
そうすれば、ラストのケイジの表情に共感出来るかもしれません。
私はあのラストがとても好きです。
悲しい終わり方もできたと思います。
みなさん言っているように
「共に戦った人たちはいない。」という終わり方とか。
ご都合主義的な終わり方といえばそうですが、
小学生の時以来何回もリタの死ぬ姿を読んで、
頭に思い浮かべた私にとっては、
どんな形にせよリタが生きていてよかったと思いました。
終わり方も、途中の2人のキスも、
原作とは違うし日本的でもないと思います。
でも、作ったのはハリウッド。
2人が生きていてよかった。
素晴らしい実写化だとおもいます。
とてもおもしろかった。
宣伝不足?
面白い!
失敗の教訓の成功者
タイムスリップをしながら強さを身に着け成長し仲間と言う解り合える人達も徐々増えていく負けないでくじけないで頑張れば何か動かせて明るい未来が開けるとこの作品に教えて貰えました!戦闘シーンは迫力とスピード感があって良かった♪
バトルシュミレーションゲーム
桜坂洋さんのライトノベルを原作とした本作品は、原作の持つシュミレーションゲームのようなエンターテインメント性を強調したSFアクション映画になっている。
謎の侵略者「ギタイ」の攻撃により壊滅状態になっている近未来で、戦場の最前線に投げ込まれた主人公の悪夢のような死闘を描いていく。
主人公のウィリアム・ケイジ少佐は、投げ込まれた戦場でのある出来事によってタイムループに巻き込まれてしまう。
シュミレーションゲームで、所定のミッションをクリアしないと先に進めないのと同じように、主人公は終わりの無い戦いを繰り返していく。
そんな彼は、「軍神」のようなリタ・ヴラタスキ軍曹と出会い、彼女と共に戦い、鍛えられ、少しづつ活路を見出していく。
ゲームでプレイヤーが失敗を重ね、リロードすることでスキルアップするように、初めはヘタレな男だった主人公がどんどん逞しく「進化」していく。
ゲームでも「ラスボス」がいるように、本作品でも倒さなければエンディングを迎えられない「ラスボス」がいる。
果たして主人公たちは、クリア不可能なミッションをこなして「ラスボス」に辿り着き、それを倒すことが出来るのか?
戦闘用パワードスーツや「ギタイ」のデザインも映画用にアレンジし、原作の骨子はそのままに、ストーリーを大胆に脚色した本作品は、原作とは一味も二味も違うエンディングを迎える。
トム・クルーズ主演作品らしいラストは、映画原題である「Edge of Tomorrow」に相応しいと思う。
原作者が日本人だからこその面白さ
ただのループものではない。
原作はコミックをちらちら読んだ程度です。
3D字幕+DOLBY ATMOSで観賞しましたが…
はっきりいってATMOS向けです!
近くにATMOS環境のある方は是非そちらへ。
(3Dは必須というほどでもないかな、推奨はしますが)
最初の導入部がややタルい入り方だった為、心配したのですが
いざ走り出してからは流れが早く、凄かったですね。
ストーリー説明にもある通り、この作品は
タイムリープものなのですが
タイムリープして主人公がただ強くなるだけのただの成長物語ならツマランわけですよ。
その点、
「どう行動しても覆せない現実がある」事を描き
ケイジの心を折る描写を一度入れてくれたのは良かった。あれでぐっと感情移入しやすくなったと思います。
アクションシーンは満足。
ケイジ殺され過ぎだろうと思いました。
リタにねw
ちゃんと設定があるとはいえ、怪我したら
「リセットね」→即ドン
この繰り返しは凄い回数でした。
そのうち快感になりそうなくらいの。
ギタイとの戦闘も疾走感あって良かったと思います。
向こうが早すぎるから余計に映えるんですけどね。
展開はかなりスピーディーに進んでいきますが
何をすればいいか、何をするかを提示してから進んでいくので
観る側はちゃんとついてくる事ができます。
やはり唯一のマイナス点は、皆さん書かれていますが
ラストシーンでしょうね。
「こうしてやっと辿り着いた目的地の終点に
共に戦った君達の姿は無い」みたいな
感じの終わりにしておいたほうが
話の筋として一つ通ったかもしれません。
まぁまぁ
原作の方が良いけど楽しかった。
原作とは異なる部分が多いです。
ですが、しっかりと世界観は受け継いでいます。
若干ではありますが、話が薄いと感じました。
淡々と進んでいくような。そんな感じ。
ですが、戦闘シーンは迫力があります。先行上映には3D上映が無かったので、2Dでの観賞ですが、3Dだったら結構コワイかも。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」や、「パシフィック・リム」といったSFアクションが好きな方はハマると思います。私はそこそこハマりました。
ネタバレはしませんが、オチは原作の方が良いです。
希望を残しつつ、切ない感じが良かったんですが、本作は全然違う終わりをするので…
少々難点はあるものの、エンターテイメント作としては高水準だと思います。
オールユーニードイズキル
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