オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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ファミコン世代にはたまらない
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を鑑賞。
日本原作、トム・クルーズ主演の話題作。
原作は桜坂洋の同名ライトノベルである。
舞台は近未来、人類は地球外生物「ギタイ」との戦争の中、広報担当であったケイジ(トム)は経験ゼロの戦場に送られる。そして戦場で死を迎えるとある一定の場所(時間)に戻り、死ぬ度にループを繰り返す・・・。
私自身原作は未読であるが、何より設定が面白く、特にファミコン世代にはたまらないであろう。
やっている事は、残機が1機のみでコンティニューできない激ムズアクションそのもの。
死んだら最初から、しかし敵の動きはわかっているから次からは避けられる。
つまり死んで覚えてクリアするタイプのそれである。
当然ながら死ぬ度に同じ映像の繰り返しとなるがそこは編集が秀逸で飽きることなく観られる作りになっている。
上映時間は2時間弱と最近の映画では短い部類であるが、本当に必要なシーンのみで構成されており、無駄なシーンなど全くなく、実に洗練された印象である。
序盤では死にまくる主人公が果たしてラスボスを倒してクリアできるのか。
是非劇場でご覧いただきたい。
原作と違うのがいい!
繰り返し仰ぎ見るヒロインの肖像
最初は何が何だかでしたが、気がつけば前のめりになって観てました。面白かった!
トム・クルーズ演じるケイジ少佐の困惑に同期して話にのっていけました。リセットを繰り返して強くなっていくのに納得、戦闘スーツがとても効果的です。
エミリー・ブラント演じるヒロイン、リタ・ヴラタスキがとても魅力的でした。
徐々にクッキリしてくる彼女の輪郭に、繰り返し仰ぎ見る彼女の肖像への想いも変わりました。凛とした佇まいは美しく力強く、切ないです。
あと、お髭のノア・テイラーが、らしい役で登場して嬉しかったです。
リセットの仕組みからいって"あれっ"と思う部分もあったので、もう一回観て確認したいけどな。SFに詳しい人と観た後、じっくり話したいです。
あとをひく面白さ
成長の物語
臆病な将校が、心身共に成長して行く姿が良かったです。
周りからはヘタレだと思われているのに、実は誰よりも熟練した兵士というギャップが好きです。
ラストはご都合主義かなと思いましたが楽しめました。
最後まで飽きさせなかった!!
広報担当少佐ケイジが、戦闘の最前線に送り込まれ、死ぬ・目覚める・戦うを繰り返すタイムループの話
タイムループで強くなっていき、侵略者と戦う
そこにハリウッドらしく美人の兵士が出て来る
最後まで飽きなかった。今年でも面白かった映画!
楽しいループ映画
もうとにかく楽しいの一言でした。結構真面目にやんのかと思いきや前半はなかなか笑える場面もあり、後半の緊張感ある展開とのバランスもよく、ラストまであっという間でした。
前半のエイリアンとのバトルシーンはスターシップトゥルーパーズを思わせ、見終わった後はパシフィックリムを見た後の爽快感を味わえました。
CGをやたら使いすぎの映画が多い昨今、こーした使い方は大歓迎。
CG使いまくりのバトルシーンがとにかく気持ちいいの何のって。
ただ、ラストのオチには少しモヤモヤ感が残りましたが、そんなのどーでもいっか〜楽しかったしーって吹っ飛んじゃう感じでした。
未見の方は是非とも頭空っぽにしてこのループお祭り騒ぎを楽しんで欲しいものです。
何も考えずに楽しめる!
最弱から最強へ
一人の最弱腰抜け野郎が、突然に目覚めてしまった能力に困惑するも、その力と引き換えに背負った大きな責任に向き合い、心身ともに成長を遂げ、世界を救う男へと移り変わっていく様が心打たれる。
これは非常に満足できる作品だった。タイムループでエイリアンの侵略ものというと、ありそうでなかったとふと感じたが、これほど相性のいいジャンルだとは、脚本と監督が素晴らしかったんだろう。
また、テレビゲームのような世界観でもあるので、ゲームと映画の融合という素晴らしいエンターテイメントを生み出していると感じた。
エイリアンの容貌も設定も斬新で、終始引き込まれ、戦闘シーンには興奮しっぱなし、ケイジが成長する姿に魅了され鳥肌が立った。
何度もリセットされるという最大の特徴を生かした笑いもあり、緩急のテンポは言うことなしの満足度
引き込まれていたからか、孤独に仲間の死を際限なく経験するケイジの悲しみや、辛さが心に響き、リタへの恋心が芽生え必死に守ろうとする姿に涙腺がゆるんでいた。
最後までしっかりと作りこまれ、何度も同じループで強くなるだけでは終わらないシナリオに感動し、ラストも満足いく締め方にすっきりしました
この映画は3Dで観るべきだと思う。
セーブ機能は己の命
死んではスタート地点に戻り、また死んでは同じ場所からのやり直しと言う場面の既視感は、TVゲームそのもの。
何故、同じ時間を無限にループするのか?
その能力に秘められた意味こそが物語の核であり、その能力の設定を有機的に活かした話のオチには唸らされた。
内容としては主役のトム・クルーズが、全てを覚えていながらも負け戦の無限地獄を繰り返す話だが、そんな過酷な肉体労働をスタントなしの重装備で必死に演じるトム・クルーズの、役の凄みを見せようと頑張る姿に、思わず感情移入させられてしまった。
何度挑戦しても、死んで終わって、復活して…のしんどいプロセスを愚痴りもせずに頑張るイケメン中年の姿って素敵やん。
そして今作のヒロインはエミリーブラントでなければ務まらなかったと断言して良いほど、その存在感の凛とした儚さが戦場の徒花として、悲しき美しさを添えている。
推測になるが、この映画の原作の根底には殉死と言う日本独自の特攻思想がテーマとして機能している様に感じた。
その辺の日本独自の感覚とハリウッド映画の演出は意外と相性が良いのかもしれない。
ちゃんと原作読んでみよ。
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