オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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最弱から最強へ
一人の最弱腰抜け野郎が、突然に目覚めてしまった能力に困惑するも、その力と引き換えに背負った大きな責任に向き合い、心身ともに成長を遂げ、世界を救う男へと移り変わっていく様が心打たれる。
これは非常に満足できる作品だった。タイムループでエイリアンの侵略ものというと、ありそうでなかったとふと感じたが、これほど相性のいいジャンルだとは、脚本と監督が素晴らしかったんだろう。
また、テレビゲームのような世界観でもあるので、ゲームと映画の融合という素晴らしいエンターテイメントを生み出していると感じた。
エイリアンの容貌も設定も斬新で、終始引き込まれ、戦闘シーンには興奮しっぱなし、ケイジが成長する姿に魅了され鳥肌が立った。
何度もリセットされるという最大の特徴を生かした笑いもあり、緩急のテンポは言うことなしの満足度
引き込まれていたからか、孤独に仲間の死を際限なく経験するケイジの悲しみや、辛さが心に響き、リタへの恋心が芽生え必死に守ろうとする姿に涙腺がゆるんでいた。
最後までしっかりと作りこまれ、何度も同じループで強くなるだけでは終わらないシナリオに感動し、ラストも満足いく締め方にすっきりしました
この映画は3Dで観るべきだと思う。
漫画を読んでから映画を観たんだけど、面白かった!
基本的な設定は変わらないんだけど、漫画と映画は別物でした。
もっとこの映画、宣伝したらいいのに。
ハリウッド版だけでなく、日本版も観てみたいと思う作品でした。
セーブ機能は己の命
死んではスタート地点に戻り、また死んでは同じ場所からのやり直しと言う場面の既視感は、TVゲームそのもの。
何故、同じ時間を無限にループするのか?
その能力に秘められた意味こそが物語の核であり、その能力の設定を有機的に活かした話のオチには唸らされた。
内容としては主役のトム・クルーズが、全てを覚えていながらも負け戦の無限地獄を繰り返す話だが、そんな過酷な肉体労働をスタントなしの重装備で必死に演じるトム・クルーズの、役の凄みを見せようと頑張る姿に、思わず感情移入させられてしまった。
何度挑戦しても、死んで終わって、復活して…のしんどいプロセスを愚痴りもせずに頑張るイケメン中年の姿って素敵やん。
そして今作のヒロインはエミリーブラントでなければ務まらなかったと断言して良いほど、その存在感の凛とした儚さが戦場の徒花として、悲しき美しさを添えている。
推測になるが、この映画の原作の根底には殉死と言う日本独自の特攻思想がテーマとして機能している様に感じた。
その辺の日本独自の感覚とハリウッド映画の演出は意外と相性が良いのかもしれない。
ちゃんと原作読んでみよ。
まわりまわってまたもや宇宙人に愛されてるトム、でも俺も好きだぜ!
「ALL YOU NEED IS KILL」
とは、主人公ケイジに対して、
「お前のやることはただ一つ、敵を殲滅することだ」
という意味かと、ずーっと思ってたら、
ケイジがリタに対して、
「お願い、とにかく殺して<3」
という意味でもあるんだなあ、と結構感動。
この映画では、「LOVE」と「KILL」が同義なのだ。
このニュアンスがあちらには伝わらないのか、「KILL」がマズいのか、原題はちょっと意味の分かりにくいものになり、それは残念。
前作「オブリビオン」は宇宙人にとっても愛されている、すなわち自己愛に満ちた映画だったが、個体自体がそれぞれ違うことに、ラストの批判を受けたか、本作は、前作に満ち溢れていた「自己愛」は変わらないが、人格は同じという(笑)、アンチ・オブリビオン、というか、別バージョンというか、反省を踏まえたというか、よくもまあ、こんな狙いすましたような本を引っ張ってきたもんだ。
まわりまわってまたもや宇宙人に愛されてるトム。
まずはそこに加点。常に自分とファンのことを考えてるトム・クルーズ、という俺の彼への印象はさらに強くなった。
本当に素晴らしい「スター」だ。
トムのヘタレ演技は超傑作「宇宙戦争」などでおなじみなので、そこには触れない。むしろもっと若いころからの定番。
タイム・リープものとして、最も気にかかる点として、1,2回目をいかに新鮮に、衝撃的に、その後はいかに上手く省略できるか、が勝負。
本作、その点よくできてる。
またタイムリープものって、同じシーンを違う演技で、って場面が多くなるのだが、そのおかげで今回トムの面白演技が堪能できる。
中盤、トムの視点から、リタの視点に俺らは移り、この場面は何回目かなんだろうか、ということは、今回もまたダメなのかもしれない、というリタの不安がこちらに乗っかってくる緊迫した場面もいい。
そのサスペンスがあるのに、終盤へのサプライズに紐づいてはないのはちょっと残念だけどね。
また輸血の設定は、「これで後がない」のはずなんだけど、まあ、テンションに悲壮感はないかな。
まあ、そこは「トム」だから、まったく問題ない。
あ、そうそう、俺はゲームをしないので、「リセット」は強くなるための設定ではなく、リタとLOVEするのをあきらめない、という意思とみてる。
あんな「汗ばんだ、しなやかなタンクトップ姿の女性」を見たのだ。
生き返れるんだから、むしろ、その手で何度も殺して!
ラスト、トムが、ってことは敵も?と思ったけど、あの必殺の満面のニヤケで締めくくられては、そんな突込みは野暮で、こちらはまったくの文句はないのだ。
エンドクレジットで「LOVE ME AGAIN」がかかって、その歌詞、曲調のコミカルな必死感が、主人公ケイジの心情がうまく表していて、俺もニヤケ。
久々に面白爽快な終わり方を味わった。
追記1
エイリアンが「アライッペ」に似てる、とかしょうもないこと思ったり、メカスーツ、戦争アクションは全然印象が残ってないな
追記2
全然関係ないが、「渇き。」の上映禁止なLOVEではなく、この映画のように、大人の女性とLOVEしたいがために命を懸け、駆けずり回る映画にお客さんがたくさん入ることを祈る。
死ねば死ぬほど強くなる
トム・クルーズって人は、映画として成立しそうな面白いモノについて、とても鼻が利くというか貪欲というか、まず自分に適合して且つ観客を楽しませることが出来る、て素材を確信的にチョイスする能力に非常に長けてるというか、選択眼がプロフェッショナルだと思うんですよ。今回は日本の、しかもライトノベルが原作だって云うんだから、おいおいなかなかの場所から抽出してきたなと。
昨今、ムービースターの名声だけじゃ、お客を劇場へ呼ぶ込むにゃ相当に厳しい状況の中で、例外的にトム・クルーズだけはお客さんの信頼を勝ち取って躊躇なく映画館に足を運ばせるみたいな力があって。引力とでも言えばいいのかな。勿論プロモーション活動込みの成果だとは思いますよ。でも、トムが出るんだったらば観てみようかしら!みたいな。多分、これ言い過ぎじゃないと思うんですよ。や、本当に本当に。「じゃあ、ここで彼の主演作品全部の興行収入を上げて証明してみせろ!」て言われるとそれはとても無理なんですけど。でもその証拠に、と言ったらアレだけども、大抵どれも面白いでしょ?彼が主演の映画って。「ああ、トム・クルーズの映画だなあ」て。ほら『ミッション:インポッシブル』シリーズ然り『オブリビオン』然り。映画界の中でもその作品の品質が100%保障(これぶち上げ過ぎかな)されてる、まさしくスター中のスターだと思うんですよ(さっきから気持ち悪いぐらいに褒めまくってるな、俺)。
まあ、それを踏まえての今作『オール・ユー・ニー・イズ・キル』ですよ。さっきも言いましたけど、まず選択眼ですよね、この人の。ラノベ原作なんて結構ニッチじゃないですか。ハリウッドで実写映画化ですよ。邦画なら全然珍しくないですけど。よく選んだなと。あ、そりゃあね、そりゃトム・クルーズが最初にこのラノベ見出して映画化に結び付けた訳じゃないですよ。彼の企画持ち込みではないです。当初の主演候補はブラピだったらしいですし。ただ、何て言うか、蓋を開けてみたらやっぱり彼の映画になってるんですよ。彼が主演であるべき映画だよね、ていう。
本編は、死んだらリスタート!て設定のタイムループSFなんですけど、兎に角バンバン死にますよ、トム・クルーズが。バンバン死にます。普通に死にます。死ぬ理由も色々あって、敵のエイリアンに殺されるパターンや相棒に銃で撃たれるパターンやトラックに轢かれるパターンや、それはもう多岐に亘るんですけど、死んだらリセットされてまた同じ場所から強制スタートです。タイムループですから。で、一応、主人公の設定は最初ヘタレです。ここがいつものトムさんらしくなくて。最初から最強ではなくて。オドオドキョロキョロしてて頼りがいがないんですね。で、死んで、生き返って、死んで、生き返って……を繰り返してったら、いつもの無敵なトムさん無双になるという。ここら辺りで「ああ、トム・クルーズの映画だなあ」と、普段の彼を見る訳ですね。
で、めっちゃ死ぬんで。十数回、数十回単位じゃないです。少なくとも数百回以上のレベルは余裕で超えてます。千回は下らないんじゃないかと予想しますが。どうなんでしょう。もっと逝ってるかな。この映画自体が、全部の死亡描写を拾ってる訳ではないので、○○回死ぬ!とは断言できないんですけど。当初のヘタレっぷりは本当に最初だけで、中盤からはすっかり屈強の戦士に仕上がってるのでね。そういう突飛な設定も自分のモノにしちゃうトムさんな訳です。まあさっき「無敵なトムさん無双になる」て前述したばっかりなんですけど。何が言いたいかっていうと、えーっと。そう、トムさんの映画なんですよ。やっぱり。どうしたってね。
夏にピッタリの「ああ、トム・クルーズの映画だなあ」です。そんな感じですね。ハイ。面白かったです。
ゾッとする面白さ!
予告を見る限り、どこかで聞いたようなシチュエーションなんだけど…、感想は『斬新』でした。
段々と闘う顔になっていくケイジ(トム)の顔にゾクゾクッ!!
戦闘シーンも迫力あって、思わず肩をすくめてしまいました。
ゲーム好きの人なら3Dで観るんだろうな〜
セーブしたい感覚におそわれる
予告を見て、またトムクルーズのSFかと全く興味わかなかったんですが、評価が意外と高かったのでとりあえず映画館に見に行きました。そしたら、まぁ面白い!面白い!今までにない全く新しいタイプの映画ですね!!
何度も同じところから繰り返すトムが気の毒で、ここはもうセーブさせてくれ〜〜と本能的に思ってたから、自分がゲームしてる感覚に陥ってたんでしょう(笑)
そして、何の躊躇もなくトムの脳天を撃ち抜くエミリーブラント!‥イケメンすぎる!!
ただ、なんでこんな長い題名?!
私の中では今年度No.1になるかもしれないのに、数年したら、トムクルーズのほら!あれ!あれ!って、絶対、思い出せないような長い題名つけないでくれよ!!って思いました。
なので0.5点減点!!
原作をみてから行きました!
いきなりネタバレですが、原作ではヒロインであるリタを殺さないとループから抜け出せないという個人的には後味の悪い、よくいえば現実的な感じでした。
自分はこの結末はあまり納得がいかなかった為にこういう結末はないかな?って勝手に想像していた結末があったんですが、それが映画で再現されていて驚き!(^-^)
さいっこうでした!ご都合主義かもしれませんが知ったことか!原作をよんでムムッ!って思った人は是非映画館に足を運んでください!最高でした!
ただのSF映画と思ってみたら...
期待しないで観たら面白かった!!オメガとかアルファとかよくわかんないけど、トムクルーズはかっこよくなるようにできてるんだな。終わりも納得で気持ちよく観られた。ハラハラドキドキはもちろん、声出してわらっちゃったとこもあった。だー!!もーう!!って地団駄踏んじゃうとこがあったり、仲間との別れがお涙頂戴的じゃないとこもいい。映画館で観た方がいい!絶対!!!これなんでもっと話題にならないんだろう...。
私はラストが好きです
約10年前、小学生の時に原作を読んで以来ずっと好きな作品です。
何度読んだかわかりません。そのくらい原作を大事に思っています。
映画を見てきた感想としてまず思うのは、
是非原作を読んで欲しい、ですね。
漫画でもいいですができれば小説のほうを。
原作を知らなくても楽しめますが、
知っていた方がより楽しめると思います。
そうすれば、ラストのケイジの表情に共感出来るかもしれません。
私はあのラストがとても好きです。
悲しい終わり方もできたと思います。
みなさん言っているように
「共に戦った人たちはいない。」という終わり方とか。
ご都合主義的な終わり方といえばそうですが、
小学生の時以来何回もリタの死ぬ姿を読んで、
頭に思い浮かべた私にとっては、
どんな形にせよリタが生きていてよかったと思いました。
終わり方も、途中の2人のキスも、
原作とは違うし日本的でもないと思います。
でも、作ったのはハリウッド。
2人が生きていてよかった。
素晴らしい実写化だとおもいます。
とてもおもしろかった。
宣伝不足?
とても面白かった。ポスターや出回ってるパワースーツ画像からは鑑賞したいという気持ちは起きなかったが、内容は最高だった。アピールポイントを間違っているような・・・ またタイトルはLOOPとかの方があってるかも(笑)
面白い!
ストーリーが良く、テンポも良いSFアクション超大作!
期待していた以上の映画で、SF、アクションファンの人は劇場で観てほぼ間違なく面白いと思える作品。
最初から最後まであきることなく、堪能できる。
そうきて、こう終わるかあと思える、最高に良い、日本発で、とても質のいい脚本のハリウッド超大作に仕上がっていました!
失敗の教訓の成功者
タイムスリップをしながら強さを身に着け成長し仲間と言う解り合える人達も徐々増えていく負けないでくじけないで頑張れば何か動かせて明るい未来が開けるとこの作品に教えて貰えました!戦闘シーンは迫力とスピード感があって良かった♪
バトルシュミレーションゲーム
桜坂洋さんのライトノベルを原作とした本作品は、原作の持つシュミレーションゲームのようなエンターテインメント性を強調したSFアクション映画になっている。
謎の侵略者「ギタイ」の攻撃により壊滅状態になっている近未来で、戦場の最前線に投げ込まれた主人公の悪夢のような死闘を描いていく。
主人公のウィリアム・ケイジ少佐は、投げ込まれた戦場でのある出来事によってタイムループに巻き込まれてしまう。
シュミレーションゲームで、所定のミッションをクリアしないと先に進めないのと同じように、主人公は終わりの無い戦いを繰り返していく。
そんな彼は、「軍神」のようなリタ・ヴラタスキ軍曹と出会い、彼女と共に戦い、鍛えられ、少しづつ活路を見出していく。
ゲームでプレイヤーが失敗を重ね、リロードすることでスキルアップするように、初めはヘタレな男だった主人公がどんどん逞しく「進化」していく。
ゲームでも「ラスボス」がいるように、本作品でも倒さなければエンディングを迎えられない「ラスボス」がいる。
果たして主人公たちは、クリア不可能なミッションをこなして「ラスボス」に辿り着き、それを倒すことが出来るのか?
戦闘用パワードスーツや「ギタイ」のデザインも映画用にアレンジし、原作の骨子はそのままに、ストーリーを大胆に脚色した本作品は、原作とは一味も二味も違うエンディングを迎える。
トム・クルーズ主演作品らしいラストは、映画原題である「Edge of Tomorrow」に相応しいと思う。
原作者が日本人だからこその面白さ
ループしながら戦いを洗練しつつ、状況を打破していく。
こんな設定を考えれるのはゲーム大国日本の出身である原作者だからだろうか。
ループする時には必ず主人公目線でリセットされるところなんか、まるで観客ごとループさしてるみたいで物語としては非常にのめり込めんで観れました。
良作です。
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