オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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君のためなら死ねる
率直に言えば純粋に面白かったです。ハラハラドキドキのど迫力SF戦争映画!
字幕で観たのですが、冒頭の戦線状況を説明するシーンは少々、取っ付きにくく混乱しましたが、一度、死にループが始まるとこの映画の面白さが一発で理解出来ましたし、物語に入り込めました。笑いもありました。また今から見る人は必ず冒頭のシーンをしっかり記憶して欲しい。
映像も戦場の臨場感が出て、2D鑑賞でも迫力がありました。コスチュームのスーツがマッドデイモンの『エリジウム』で出てくるスーツと似ていたのですが、戦闘シーンはこっちの方が地球外生命体なので生々しいグロテスクさも無く観やすかった。また銃撃戦を主としてるので、アメリカ映画のど派手さがあって楽しめた。
またトムクルーズがアクション俳優であり、また演技も上手いということを改めて知らしめられた作品でした。
トム様、カッコいい~!と男の俺でも惚れ惚れ。
この作品はぜひ劇場で観て欲しい。自宅のDVDで見ると音量調整が難しいはずだ(笑)
観たあと、気持ち良かったです。翻訳家の戸田さん、あんた凄いよ!
謎の敵VSフランキートム
All You Need Is Kill見ました。
タイムループ作品はよくあるけど、これは何の工夫もなく、斬新な画もないフランキー将軍版マトリックス。
戦って、死んで、戻ってを繰り返すのを見せるのに、見せる時間を徐々に短くして要点のみを見せる手法は、ありきたりだけど話の進行にスピード感を生んでいてとても良かった。トムが途中で失敗したり、起こることを的中させる場面とかもコミカルになってて、とても面白かった。腕立てしながら転がって車に惹かれる所は笑ってしまいました。
中盤から終盤に怒涛の暴走トムが見れるわけだけど、特に説明もなく1人で雪山に向かう流れとかも、序盤の説明だらけの展開とは違って、ハラハラ感も感じることができた。良かった。
首を傾げた場面は、死を警告したにもかかわらずヘリコプターを発進させたヒロイン。その後にトムを暴走させるのに必要だったのかもしれないけど、そこまでの話の辻褄というかそーゆーのを無視した行動だし、進行を妨げた場面でしかない。無理矢理。
あとは、敵のマトリックスそのまんまの姿。正体の説明も特にないし、これは何者で何でこんなに強くて速いんでしょうか?今からでも説明してください。これを良しとした製作陣の根性は呆れるを通り越して尊敬します。
ラストのトムのぼっち感もなんとかしてあげたい。X-MEN F&Pのように、一言でいいから労いの言葉をかけてあげて欲しかった。話の構造上しょうがないようだけど。
総じて、普通の映画です。
でも2時間弱の尺は素晴らしい。これほどの大作でしたら、2時間半は当たり前の昨今ですが、これは無駄なシーンが少なくて飽きない造りしている。最近観た映画だとノアやトランセンデンスなんかはつまらなくて時間が気になってしょうがなかったけど、これは見てる時は時間が気にならず見終えました。B級な映画をA級な映画に仕上げるトムの力技を見せつけられました。
敵の動きが…
「ループもの」映画の系譜を裏切らない。あの作品とはリタ繋がりだったり。
『ミッション:8ミニッツ』をさらにヒロイックにしたのが今作と言えるし、さらにはヒロインも協力してくれるのでロマンスもアリ。他にもパワードスーツでエイリアンと戦うアクションや謎解きの要素まで詰め込んで個人的には全部乗せ。これで映像のクオリティが高かったら文句無しだろうけど、この題材でなおかつ日本のラノベ原作となればよくぞここまで仕上げたと言うべきでしょう。
もちろんネガティブな点はいくらもある。さすがに主人公が年寄りすぎだし笑、戦うことや死へのプレッシャーがあまりに軽くされている、パワードスーツがしょぼい、敵の造形を含め既視感の連続などなど。特にループへの葛藤が希薄だったのがもったいない気がした。そこを掘り下げないと作品を通しての重みが変わってくるし、カタルシスにも関わるだろう。だからそれを掘り下げないとわかった時点でエンターテイメントをのみ享受しようと心に決めた。とは言えトムの年齢で最前線に立たせるためのアイデアが意外とよくできていたのはよかった。
でポジティブな点と言えばこれらの裏返しでもある。トムが主人公で臆病物を演じていて、戦場では役立たずで脱走するし何度も何度もマヌケな死に方をしては「maggots」とののしられる‥‥これは笑える。ビル・パクストンの配役も含めて。
最初の戦闘シーンはロケーションや撮影のスタイルなどが『プライベート・ライアン』で、そこに『スターシップ・トルーパーズ』を乗っけてしまうという暴挙。面白いこと全部やっちゃおうというノリは嫌いじゃないし、実際うまくいっていた。あのしょぼいパワードスーツも実際は40kgくらいのものを演者が装着してやっていたということでリアリティがなくもない。その辺りはスタント大好きのトムならではでしょう。エミリー・ブラントは大変だったと思うけど笑。ちなみに彼女の配役もよかったね。元々好きな顔だし、戦士ぽくないのは設定とおり。根っからの勇者ではないから初めにケイジと遭遇した際には素直に驚きたじろいでもいた。そして使命感で支えられた彼女が主人公を導いていくくだりの気の強い演技は持ち味でもある。
スーツが使えなくなってからはドラマが始まるが、クライマックスなどは陳腐だけどたやすくベタな恋愛が始まらないのがラストの余韻に繋がっていると思う。そしてループで戻った過去でもアルファがいなくなっていたのが何故なのか、を考えるのも楽しい。
あと珍しく劇中の日本語の発音がちゃんとしていたのもよかった。
トムクルーズは偉大!
原作・漫画を読んでいる僕が、思うこと
まあ普通(3~3.5点くらい)だったのではないでしょうか。テンポよく進んで行く感じは見てて小気味良かった気がします。ラストは若干謎でしたが。
以下には原作・漫画を読んでいる僕がもったいないな~と思う所を書いていきます。
①強者になれることが分からない。
作中では「ループすること=作戦の道筋を探っていくこと」になっていたが、原作・漫画にある「ループすること=何度でも経験を積み最強になれること」が描写されていない(あるいはそういう事実すらない?)。
これは個人的にはかなり痛いと思う。何度も何度もループし、死線を越えて行くことでケイジという最強の戦闘兵器ができあがるという中二成分たっぷりな設定は消してほしくなかったなぁ。
②淡々としすぎ
原作・漫画だとリタについてかなり掘り下げるし、節々の会話も大変魅力的。そこで一々感情が揺さぶられる。映画ではテンポや分かりやすさを気にしすぎたのか、彼らの関係やそれを作る会話などに深みがなく、単調だと感じた。終盤でリタの本当の名前が明かされるが、明かすのであればその後なんらかのアクションがあるべきだと思う(最後は彼女の名前を呼ぶと思ったわ!)。
『All You Need Is Kill』は素晴らしい小説だと思っています。その魅力をもっと活かして欲しかったなぁというのが正直な気持ちです。
とまあ不満ばかり述べてきましたが「日本原作の小説がハリウッドで映画化される」という事実自体に大きな意味があると思います(それもライトノベル!)。
その祝福の点も入れて、4点という評価をさせて頂きます。みなさんも是非、見てみてください。
ファミコン世代にはたまらない
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を鑑賞。
日本原作、トム・クルーズ主演の話題作。
原作は桜坂洋の同名ライトノベルである。
舞台は近未来、人類は地球外生物「ギタイ」との戦争の中、広報担当であったケイジ(トム)は経験ゼロの戦場に送られる。そして戦場で死を迎えるとある一定の場所(時間)に戻り、死ぬ度にループを繰り返す・・・。
私自身原作は未読であるが、何より設定が面白く、特にファミコン世代にはたまらないであろう。
やっている事は、残機が1機のみでコンティニューできない激ムズアクションそのもの。
死んだら最初から、しかし敵の動きはわかっているから次からは避けられる。
つまり死んで覚えてクリアするタイプのそれである。
当然ながら死ぬ度に同じ映像の繰り返しとなるがそこは編集が秀逸で飽きることなく観られる作りになっている。
上映時間は2時間弱と最近の映画では短い部類であるが、本当に必要なシーンのみで構成されており、無駄なシーンなど全くなく、実に洗練された印象である。
序盤では死にまくる主人公が果たしてラスボスを倒してクリアできるのか。
是非劇場でご覧いただきたい。
原作と違うのがいい!
繰り返し仰ぎ見るヒロインの肖像
最初は何が何だかでしたが、気がつけば前のめりになって観てました。面白かった!
トム・クルーズ演じるケイジ少佐の困惑に同期して話にのっていけました。リセットを繰り返して強くなっていくのに納得、戦闘スーツがとても効果的です。
エミリー・ブラント演じるヒロイン、リタ・ヴラタスキがとても魅力的でした。
徐々にクッキリしてくる彼女の輪郭に、繰り返し仰ぎ見る彼女の肖像への想いも変わりました。凛とした佇まいは美しく力強く、切ないです。
あと、お髭のノア・テイラーが、らしい役で登場して嬉しかったです。
リセットの仕組みからいって"あれっ"と思う部分もあったので、もう一回観て確認したいけどな。SFに詳しい人と観た後、じっくり話したいです。
あとをひく面白さ
成長の物語
臆病な将校が、心身共に成長して行く姿が良かったです。
周りからはヘタレだと思われているのに、実は誰よりも熟練した兵士というギャップが好きです。
ラストはご都合主義かなと思いましたが楽しめました。
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