フッテージのレビュー・感想・評価
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【”ブグールに憑りつかれた子供達が行った事。”売れない作家が新居の屋根裏で見つけた5本のスナッフフィルム。彼はそれをネタに新たなる本を執筆するが、時すでに遅く負の連鎖に巻き込まれていく。】
■10年前にベストセラーを上梓したエリソン・オズワルト(イーサン・ホーク)だが、現在はスランプ中。
そこで彼は家族に内緒で、かつてスティーヴンソン一家の惨劇事件が起きた一軒家に引っ越し、この事件をテーマに執筆することにする。
彼は、屋根裏部屋で古びた映写機と数本の8mmフイルムを発見し、観ると陰惨な5つの家族の惨殺シーンが映されていた。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・愚かしき作家が、再起を図るために一家のうち4人が首吊りで殺され、一人の少女ステファニーが行方不明になっている家に引っ越し、執筆を始める。
・だが、その家の屋根裏から夜な夜な不気味な音がし、二人の子供も様子がオカシクなっていく。
・屋根裏部屋で見つけた八ミリフィルムには恐ろしい様々な家族の惨殺されるシーンが映っているが、調べると必ず一人の子供だけが失踪している事が判る。
■妻に事実を突き止められ、不安感が増したエリソン・オズワルトは、悪魔研究の権威ヨナス教授(ヴィンセント・ドノフリオ)に自身が観たフィルムに映されていた紋章を送り調査を依頼するが。
・怖いのは、エリソン・オズワルトが彼を導くように降ろされた階段を上がって屋根裏部屋に登るシーンである。
そこで、彼が観たのは”5つの家族惨殺事件で行方不明になった子供達と、”ブグール”であった。
・彼はそこで我に返り、元の家に逃げ出すが時すでに遅く、幼き娘は”ブグール”に憑りつかれていたのである。
<今作は、オカルト系ホラーに分類されるかもしれない。
それにしても、ラスト、エリソン・オズワルトと妻が口を粘着テープでふさがれる中、ハンマーを持って近づいてくる娘の姿は怖すぎる作品である。>
事故物件住みます作家の話
事故物件に移り住み、事故現場で執筆して落ち目脱却を狙う主人公。
新居で発見したテープを見ると、、、。
幽霊が出てきてびっくり系ではなく、、、いやびっくりするわ。
最悪の事態になる前に引っ越して一安心かと思いきや、引っ越しがトリガーになるとはね。
家の中で不可解な物音がして、バット片手に捜索するのはけっこうドキドキしたけど、ドキドキのピークはそこかな。
ラストは若干不完全燃焼ではあるが定番の展開。ハッピーエンドではない。
某副保安官がいい!
協力しますよ!すぐ調べます!サインも下さいね♪と従順な副保安官(ジェームズ・ランソン)。“某”副保安官と呼ばれるのも嬉しいらしく、こっそり警察力を使って助手気どり。しかし、エリクソン・オズワルトの一家には次々と不吉なことが起こっていたのだ。まずは12歳の長男が睡眠障害が再発し、夜中に段ボールの中から発作を起こして見つかる。多分ここが一番怖いシーンだった。さらに妹のアシュリーは家族が首吊りした中で失踪してしまった少女に憑りつかれてしまったのだ。そして壁に失踪したステファニーの絵を描いちゃったり・・・
とにかく、家族に内緒で事件現場に引っ越したエリクソンが悪い!そんな不気味な格安物件なら、一人で引っ越してください!と言いたくなりました。途中まではホラー映画であることを忘れ、未解決事件を取材する作家の姿を見ているうちに、普通のサスペンスかと思い込んでしまった。そのおかげで子供たちの亡霊が出てきたときに、「あ、やっぱりそっちか~」と軽く騙された感じがして心地よかったのですよ。
コダックのスーパー8とか、編集法をネットで検索とか、パソコンの達人みたいに使いこなしていた主人公も面白かったし、大学教授ジョナスによってバビロニア時代の子供を霊界に引きずり込むバグールという怪物の存在なんかも面白い。ただ、このオカルト的な部分はツッコミが足りず、ますます不気味な様相を呈してくる。
終盤になってなんとなくプロットが見えてきたけど、また元の豪邸に引っ越したときに副保安官からの電話・・・「連鎖に加わっちゃいましたよ!」と気の遠くなるような言葉。イーサン・ホークは体で演技するのは上手いけど、顔芸が苦手っぽい。まぁ、自分の子どもに殺される結末なんだから、ある意味幸せなホラーだったのかも・・・副保安官の電話でエンディングを迎えるほうがスッキリして良かったと思う。
志村ぁー、後ろぉー
暗闇からいきなりバァは多様すると効かない。
●これ、ラストまで悪魔的な存在を隠しておいた方が良かったんじゃないかな?犯罪サスペンスと見せて、途中超常現象らしき事が起きて、でも人間の仕業だったので犯人を捕まえる(町ぐるみで異常宗教とか?保安官が実は犯人とか)。でも最後にお化けが登場するとか。
●途中に出てくる子供の幽霊もギャグっぽい。この時点でお化けの仕業とわかるから、ラストにどんな内容が来ても新鮮味がない。
●常に主人公が受け身なので、結局、ストーリーとしては動いていない。悪魔の存在に気づいて撃退しようとする、あるいは犯罪を暴いてめでたし…と思ったら悪魔に殺される、とか?
全体としてはどこかで見たような恐怖もの。今どきのホラーとしてはヒネリが足りない。
意外性はなかった
視聴:1回目
推薦:映画マニアのみ
感想:派手さはないが前半の点と点を繋げていくところが面白かったのにな。演出はお兄ちゃんが段ボールから出てくるのが一番怖かったよ。
そうきたかー。
何してんの!さっさと警察にビデオ渡して引っ越ししなさい!
って思ってしまったので、私の負けです。
グロ過ぎず、ちゃんと配慮してあったので、グロ苦手な私としてはとても助かりました。
雰囲気も結構好きな映画でした。
雰囲気は良いんだけど・・・
2013年ホラーの秋という特集でラインナップに挙げられていた一作。感想から言うと、がっかりの一言。前半からの雰囲気作り、映像描写、ストーリーテリング、イーサン・ホークの演技など、どんどん引き込まれる内容だっただけに、後半オカルトの方へ話を持っていかれると途端に「あーそっちか」とがっかりしてしまった。これだったらオカルトを犯罪に盛り込んだ凶悪犯罪者というリアルなサスペンスの方が良かったんじゃないか・・・まぁ、個人的な意見だからストーリーに文句言っても始まらないんだけど。
オカルト映画でいうと、ちょっと前に観た「ポゼッション」の方が、始めからオカルトです。って言ってくれてたから安心して見れたけど、これは、予告も含めてそっちです。って言ってくれてなかったから、余計に落胆してしまったのかもしれない。
で、オカルトだったらオカルトでもうちょっと霊としての恐怖を入れてほしかった。なんか物音がして恐る恐る近づいていったら、蛇だったとか、犬だったとか、なんか子供が発作を起こして箱に入っちゃったとかw
んで、やっと霊が出てきたと思ったら、そこはフツーに出てくるんかい!みたいな。てか、子供が壁に惨殺死体の絵を書いてるっていう恐怖は描かないのか、とか。子供の豹変ぶりを描かないのは、ラストの展開をバレないようにする為に、あえてだと思うけど、あれ?もしかして?っていう伏線をバレない程度に散りばめておいたら、ショック度も多くてよりラストが怖くなったんじゃないかなーと個人的に思いました。全体的なトーン、雰囲気はすごく良かっただけに惜しいの一言です。
誰の仕業か?
殺人事件の現場となった家、夜中の物音、何者かの存在に気付く子供たち、不気味な8ミリビデオ。
と、散りばめられたのは、どれもホラー映画お馴染みの要素。
そんな中で、オリジナリティを感じさせるのは、主人公エリソンが未解決の事件を取材、独自の推理で真相を暴くノンフィクション作家だということ。しかし、デビュー作がヒット(見事に真相を解明した)したものの、その後の作品で失敗し、エリソンは精神的にも経済的にも追い詰められている。だからこそ、彼は妻にも内緒で殺人事件の現場になった家に引っ越して来たのだ。
エリソンを演じたイーサン・コーエンの好演もあって、この辺りの彼の心情は非常にリアルに感じられたので、謎解き部分(誰の仕業か?)で、超常現象に行ったのはちょっと安易に感じられた。
金だったり名誉への欲望が人間を狂わせるというようなリアルなオチの方が個人的には恐ろしいと思うが、それは好みが分かれるところだろう。
惜しい!
冒頭の一家首吊り映像が不気味でつかみはOK!
主人公が未解決事件を追うノンフィクション作家で、デビュー作がベストセラーになったものの、その後の作品がパッとせずに、次の作品に賭けてるという設定が、屋根裏で見つけた連続一家殺人映像を、警察に通報せず自力で解決しようとする説得力を生んでいてgood!
殺人鬼を探す現実的なサスペンスか、超常現象の起こるオカルトか、どちらの展開でいくかと思いながら観ていたら後者で来ましたね。
中盤までの怖がらせかた、雰囲気が素晴らしかったのだが、子供が出てきはじめてからは個人的に全くダメでした。
子供たちメイクしないほうがいいんじゃない!?とか、シーと指立てても怖くないなぁとか、完全に冷めながら観賞...
未公開映像から真実がわかるというオチも良いし、イーサン・ホークのビビりながらも、良いネタをものにしてベストセラー作家に返り咲いてやるぜ〜て野心を内包させた演技も良かっただけに、中盤からの怖がらせ演出が自分に合わなかったのが残念でした。
怖すぎる
主人公のお父さんに霊感がなさすぎるせいで、常に「志村うしろー!」って感じでそれが本当に怖くて仕方がなかった。自分は霊感がないからって、子供はすっかり発作を起こしたりして大変だし、さっさと引っ越せよ、電気つけろよiPhoneじゃなくてちゃんとした懐中電灯使えよとずっと思い続けていた。そこは演出なので考えても仕方がないのだが、イライラした。
ただ時代は変化するので、8ミリフィルムがずっと使われ続け、現代に至ってもなお8ミリはないんじゃないかと思った。第一8ミリは現像もしなければならないので、外国に現像に出したりするのかよ、おい!と思った。80年代はVHS、90年代はHi-8、00年代はDVテープ、現在はSDカードとかになっていてもよかったのではないだろうか。8ミリが確かに一番雰囲気があってよさそうだった。『リング』がVHSだったのに対して8ミリを選択したのかもしれない。
お化けが怖くて怖くて仕方がなかったので、映画秘宝の高橋ヨシキさんだと思うようにして見た。それでもやっぱり怖かった。
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