ウォールフラワーのレビュー・感想・評価
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驚き
私は原作は読んだことがなく、しかもあまりどんな内容か知らずに見ました。
期待以上だった。
言葉で表現するのは難しい。なんというか、高校生ならではの世界観もあったが、普通の高校生が体験しないことを体験していた。
チャーリーは最初はただのwallflowerという設定だと思ったが回想シーンを見るたびだんだん苦しくなりチャーリーを見る目が変わってくる。幼い頃の性的虐待っていうのは、あまり聞かないが実際起きていることだと思う。
サムのトンネルでの行動は無限を意味した。彼女はようやく自分にとって正しい選択をできた。
パトリックはとにかく凄い。彼の演技力にはびっくりした。あまり知らない俳優だったが、演技はなんの文句も言えない。今でも同性愛者問題はあるのにその年代ではもっと批判されていただろう。
とにかく3人の演技には驚いた。いろいろな人に見てほしい。
甘酸っぱい青春ものかと思いきや・・・
胸キュンものの青春映画と思っていましたが
小さいころの過去を引きずり さらに親友を自殺で失った少年の
高校活の中で 傷つき 悩み 楽しみながら 前向きに
生きようとする 映画でした
幼児性的虐待・・・これはとても 恐ろしい問題ですね。
誰にも話せず 一人で苦しんでいる人が
この世に いるのかと思うと恐ろしいです
何で人は優しくもなり 残酷なことも出来るのか
それによって トラウマをかかえ 苦しみ生きていく人々が
いるか
他にも様々な問題をかかえながら 今を一生懸命生きている
若者の姿がとても感動的に描かれていて 良かったです
はみ出し者のための素敵な青春映画
見るべきところの多い、とても好い映画だった。
繰り返されるフラッシュバックと台詞の端々に散りばめられた含意。次第に明らかになる、どうにもならない非情な過去の体験…。それでも、この映画はそれらをネガティブに押し込めてしまうことをしない。
メインストリームから弾き出された高校生たちの秘密結社のようなグループは、決して後ろ向きでも惨めでもなく、隠しようのない深い傷をもともに乗り越えて、かけがえのない今を、素晴らしい未来を生きようとする生命力に満ちている。
主人公が居場所を見付けた場所で、再び未来に向けて力強く羽ばたいたいくようなラストシーンに柄にもなく胸が熱くなった。
煌めく花たちへ。
この監督が脚本を書いた「RENT」は大好きな作品だった。
儚くて瑞々しい感性に満ちた描き方は本作でも変わってない。
監督自身が書いた原作は読んでいないが、
発売当時は社会現象を起こすベストセラーになったらしい。
タイトルの如し、壁際の花。
こう呼ばれて嬉しい人なんて、きっとどこにもいないはずだ。
高校デビューに失敗した(初めから諦めていた?)チャーリーは
ある日、思い切ってパトリックという上級生に話しかけてみる。
意外にも彼をアッサリと受け容れてくれたパトリックには
義妹のサムがいて同じく意気投合、楽しい高校生活がはじまる。
あ~良かったねぇと思うと、実は三人共ある秘密を抱えていた。
この、抱えている秘密というのが其々にヘビーな問題で(本当に)
特に言葉では最後まで明かさないチャーリーの心の傷が
実は彼が人間関係を円滑に運べない原因になっていたのである。
けれど現在を生きている彼らには、夢も希望も未来もあるわけで、
その辺りの救い方が非常に巧い。どんな悪夢も一瞬にして訪れる
「煌めき」が消してくれると信じている彼らが、本当に愛おしくなる。
自分が若い頃あんな風に感じたりしたことはなかったかと、自身に
問いかけてしまうような危うさと懐かしさが入り混じり、その後の
人生をどう生きてきたかを考えさせられる。とはいえ、この作品は
上から説教を垂れてはこない。周囲の大人に為す術などないのだ。
総てを自分で感じ取り、考え、選択し、突き進むのが彼らの人生、
さまよえる青春に意味を持たせることが、今作のテーマといえる。
主演の三人がとにかく素晴らしい。
L・ラーマン、E・ワトソン、E・ミラーの若手とは思えない、
でも各々の年齢に匹敵する確かな演技力。
他作を引き摺らない脱皮度に彼らの成長を感じ、ただ驚くばかり。
「なぜ、あんな相手を選ぶのか」との問いかけに、
「自分に見合うと思っているからよ」という応えがストレートで痛い。
(エズラは本当に松潤に似ている^^;次回はショコラティエ役かしら)
よかった!
なんか、こう、なんていうか、良かった(笑)
自分は大1だから少し身近なお話で環境は違えど、くるものはあった。ラストはバンドエンドかと思いきや、ハッピーエンドに終わったからよかったーとホッとしたw
自分も社会参加に近づきつつあるけど、あの頃の青春は忘れずに大事にしようと更に思わせてくれた。そして、今いる周りの人も大事にしていこうと思う。
余談だが、ホモ役のエズラ・ミラーがタイプだったwwww
重かった
どこのクラスにも友達がいなくて浮いている子はいただろう、そんな男の子が主人公で、共感を覚えながらみていたのだが、実は彼は友達が自殺したり、おばさんに性的ないたずらをされて精神を相当病んでいた。あまりの話で共感どころではなく、ついていけなかった。自分はもっとずっと安全なぬるい場所にいたのにごめんなさい!といった気分になった。
しかし、好きな曲を入れたカセットや女の子と二人きりになってドキドキする感じはたまらなかった。
原作から読め!そして映画をみろ!そうすれば全てが繋がる。
ウォールフラワー
多分見た人一人一人に違う何かを与えてくれたと思う。それだけ僕ら若者の大きな悩みやちょっとした悩みをまとめている。
俺の人生で今までもこれからも1番の映画になると思う。あんなに体に電気が走るような感覚は初めてだったよ。映画の途中でなんでかはわからないけど、涙がこぼれ出した。止まらなくて止まらなくて焦ったよ。ずっとしかも静かにすーっと涙が流れた。
嘘みたいに聞こえるけど本当にそうだった。
感動とか悲しみとかそういう感情じゃなくてうまく言い表せないけど、近いといえば『共感』 だと思う。心にたまっていた涙が流れ出した。そんな感覚だった。これは見ないと味わえない。けど、俺は原作を読んでから映画を見ることをオススメする。原作ならチャーリーの心がもっと明確にわかるから。
傑作
傑作の中の傑作!久しぶりに出会った体が震える素晴らしい作品です!
高校生主人公だから、青春やら、痛みやらの映画かと思ったら、全然もっともっと深く、もっともっと技巧的で、見終わって、しばらく言葉も出ない。
人生のベスト10にしたいんだ!
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