「切ないけれどほっこりします。」ウォールフラワー gunsさんの映画レビュー(感想・評価)
切ないけれどほっこりします。
青春映画が大好きなので、この作品を見つけた時もすぐに飛びついた訳ですが、期待していた以上の内容でした。新しい環境に行く時は誰だって同じような感情を持つと思いますし、青春は爽やかで甘酸っぱいだけでなく、実際は暗くてドロドロしたところのほうが多くて、人生の中でも一番心が揺れ動く時期なんだと思いました。やっぱり誰もがどんな形であれ愛されたいと思うし、誰か一緒にいてくれるよき理解者を探し求めているのだと思います。だからこそ周りに無理矢理合わせなきゃいけない時があって自分自信のアイデンティティーと葛藤があるのです。この映画を観ていると自分の青春時代をいやでも振り返させられました。10代のころはまだまだ未熟な部分もありますが、思ってる以上にいろんなものを背負っているのだと思います。自分の幸せよりもサムの幸せを願ったチャーリーを見ていると胸が熱くなりました。本当に素晴らしい映画だったと思います。
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